ココア
![Cocoa.ogg](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/8/8a/Loudspeaker.svg/12px-Loudspeaker.svg.png)
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100 gあたりの栄養価 | |
---|---|
エネルギー | 1,134 kJ (271 kcal) |
42.4 g | |
食物繊維 | 23.9 g |
21.6 g | |
飽和脂肪酸 | 12.40 g |
一価不飽和 | 6.88 g |
多価不飽和 | 0.70 g |
18.5 g | |
ビタミン | |
ビタミンA相当量 |
(0%) 3 µg |
チアミン (B1) |
(14%) 0.16 mg |
リボフラビン (B2) |
(18%) 0.22 mg |
ナイアシン (B3) |
(15%) 2.3 mg |
パントテン酸 (B5) |
(17%) 0.85 mg |
ビタミンB6 |
(6%) 0.08 mg |
葉酸 (B9) |
(8%) 31 µg |
ビタミンE |
(2%) 0.3 mg |
ビタミンK |
(2%) 2 µg |
ミネラル | |
ナトリウム |
(1%) 16 mg |
カリウム |
(60%) 2800 mg |
カルシウム |
(14%) 140 mg |
マグネシウム |
(124%) 440 mg |
リン |
(94%) 660 mg |
鉄分 |
(108%) 14.0 mg |
亜鉛 |
(74%) 7.0 mg |
銅 |
(190%) 3.80 mg |
他の成分 | |
水分 | 4.0 g |
カフェイン | 0.2 g |
コレステロール | 1 mg |
水溶性食物繊維 | 5.6 g |
不溶性食物繊維 | 18.3 g |
テオブロミン | 1.7 g |
ポリフェノール | 4.1 g |
ビタミンEはα─トコフェロールのみを示した[2]。別名:純ココア。粉末製品 | |
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%はアメリカ合衆国における 成人栄養摂取目標 (RDI) の割合。 |
ココアの製法
編集ココアの飲み方
編集歴史
編集カカオの起源
編集ココアの発明
編集チョコレートの発明
編集ここまでのココアパウダーはもっぱら飲料にするために開発され、油脂分のココアバターは副産物として利用価値が低かった。その後、ココアバターを再利用する形で初めて固形チョコレートが発明された。ココアパウダーに元のカカオマスより多くのココアバターを混ぜ合わせ調整すると固形チョコレートが実現する。
現在の主な製法ではチョコレートの固形分はカカオマスから直接作り、足りないココアバターが加えられる。固形チョコレートを作るためにも一定量のココアバターが必要になり、ひいてはココアが生産される。チョコレートの原料としての意味でも、両者は異なり、別に作る必要がある。なるべくココアパウダーは飲料にする分だけ、かつチョコレートにココアバターを供給する分だけ作る。最終消費者の嗜好により完全にバランスさせることは困難だが、当初より、ずっと有効利用できるようになった。
日本での歴史
編集チョコレートの製法
編集ココア消費による健康の影響
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︵2022年11月︶ |
人間以外の動物の消費
編集ココア市場
編集ここでのココアはチョコレート原料としての広義のココアである。カカオ豆、ココアバターおよびココアパウダーはロンドンとニューヨークの2カ所の商品取引所で取引されている。ロンドン市場は西アフリカ産を、ニューヨーク市場は東南アジア産のものを主に扱う。ココア市場は世界最小である。ココアバターとココアパウダーの先物価格は、豆の価格に比率を掛けることで決定する。バターとパウダー合算の比率はおよそ3.5の傾向であった。合算比率が3.2を下回る場合、利益を上げられなくなるため、いくつかの工場ではバターとパウダーの抽出を停止し、代わりにカカオリカーのみを取引する。
ココア・ブーム
編集1963年に狼少年ケンのシール付きココア「まんがココア」が大ヒット。これを飲んで初めてココアの味を知った人も多かったという。
1995年に第8回チョコレート・ココア国際栄養シンポジウムでココアの健康効果についての学術発表がなされ、それをもとにみのもんたが司会をしている日本テレビの番組『午後は○○おもいッきりテレビ』で「ココアはポリフェノールを含む健康飲料であり、ピュアココアに入っているリグニン(食物繊維の一種)が腸管の掃除に役立つ(朝に飲むと効果的)」として紹介され1996年冬に一時社会現象にまでなりスーパーマーケット等小売店では関連商品の売切れ及び品薄が相次いだ[17](健康ブームを参照)。
成分
編集脚注
編集注釈
編集- ^ カカオマスの油脂を減らしていないもの、あるいは、ココアバターを加えて油脂分を増やした食品がチョコレートである。
- ^ 明治製菓やVan Houtenなどの製品包装
- ^ 製菓用ローファットココアの製品包装
- ^ カカオマスからココアバターを分離する手法を開発したのは、息子のクーンラート・ヨハネス・ファン・ハウテン(1800年-1887年)であるとする解説が多いが、特許申請はカスパルスによる
出典
編集参考文献
編集- 『チョコレートの科学』峰屋巖、ISBN 4061329405、1992年
- 『チョコレートの本』晶文社、ISBN 4794928815、1998年
- S.T.ベケット『チョコレートの科学 - その機能性と製造技術のすべて』古谷野哲夫・訳、2008年。
- 河野友美編『水・飲料』(新・食品事典11, 真珠書院, 1992年10月)
- Taubert D, Roesen R, Schömig E (April 2007). “Effect of cocoa and tea intake on blood pressure: a meta-analysis”. Arch. Intern. Med. 167 (7): 626–34. doi:10.1001/archinte.167.7.626. PMID 17420419.