コメント (コンピュータ)

コメントアウトから転送)

: comment[1]
Java のソースコードをシンタックスハイライトした例。で示されているのがコメントである。

用途

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プログラムの意図の明示

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コメントアウト

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バージョンの相違への対応

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特殊な用途としては、ある言語を拡張した際、古いバージョンではその部分を解釈させたくないときにコメントアウトすることがある。HTMLの中にJavaScriptを組み込む場合、Internet Explorerの独自拡張である条件付きコメントなどが該当する。

種類

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コメントは、特定の記号などの文字あるいは文字列(トークン)から行末までをコメントとして扱う行コメントと、2つのトークンで前後を括りその内部をコメントとして扱うブロックコメントに大別される。行コメントは、言語により行のどこからでもコメントを開始できるものと、行頭にのみコメント開始記号を記述できるものがある。いずれにしても行コメントは行の途中でコメントを終了することができない、コメントが数行に渡る場合にも行ごとにコメントの開始を指示しなければならないといったデメリットがある[注釈 2]かわり、コメントの終了を指示しなくてもよいというメリットがある。

行コメント

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ASCII使

CC99[3]C++JavaC#JavaScript2 // 

BASICREM[4] ' REM  : 1'  :REM  : 

PerlPythonRuby[3][5] #  #! 

AdaSQLLua2 -- 

Common LispSchemex86 ; 

INI ; [4]

MS-DOSREM2::+: []

ブロックコメント

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HTMLWiki<!---->HTML <comment>  </comment> <  >--  -- HTML 4.0

CC++JavaC#JavaScriptCSS/*  */ Java /**  */ Javadoc使

D/++/使

Pascal{  } {  } (*  *) 

Perlversion 5  (?#  ) 

Mathematica(*  *) 

C/C++C##if - #endif使

コメントに類似のもの

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コンピュータ言語のソースコード以外のデータを扱うアプリケーションソフトウェアでも、コメント同様の機能が利用できる場合がある。ワードプロセッサソフトや表計算ソフトにおける「コメント」あるいは「付箋」などの機能が該当する。

備考

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[5]

脚注

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注釈

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(一)^ C/* - */D/+ - +/

(二)^ 

(三)^ C99C99

(四)^ ASCII使便

(五)^ ASCII使便

出典

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関連項目

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