コンテナターミナル
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/e/ef/Yangshan-Port-Containers.jpg/250px-Yangshan-Port-Containers.jpg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/4/43/Port_of_Singapore_Keppel_Terminal.jpg/250px-Port_of_Singapore_Keppel_Terminal.jpg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/7/7d/Sydney_container_port_by_air_-2.jpg/250px-Sydney_container_port_by_air_-2.jpg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/1/13/Pier_T_in_Long_Beach.jpg/250px-Pier_T_in_Long_Beach.jpg)
施設
編集荷役エリア
編集1.荷役エリア(エプロン) 2.コンテナヤード 3.ゲートエリア 4.コンテナ船 5.ガントリークレーン 6.管理棟 7.ゲート
1.オペレータ室 2.ブーム部 3.アウトリーチ 4.スパン 5.バックリーチ 6.機械室 7.レール 8.スプレッダー 9.コンテナ船
コンテナヤード
編集図では手前半分が描かれており、コンテナを挟んで奥側にも同じ構造がある。車体は上部だけで繋がっており、本例では8個のタイヤの向きが細かく制御される。
ゲートエリア
編集コンテナターミナルの中でエプロンとコンテナヤード以外がゲートの部分である。ゲート周辺は、文字通りコンテナ車両が出入りするターミナルゲートのほかに、管理棟、コンテナの開梱・梱包作業を行なう「コンテナフレートステーション」(CFS)、コンテナや荷役機器の補修などを行うメンテナンスショップ、コンテナ洗浄所などがある[1]。
規模
編集コンテナターミナルの規模は、利用するコンテナ船の船型・寄港頻度、荷役方式などで異なる。世界規模のコンテナ港湾では連続した大水深岸壁と多数のガントリークレーンを備えた大規模コンテナターミナル群が存在する。一方でこれらの大規模コンテナターミナルと小型コンテナ船で結ばれたり、一定の経済圏域内の輸送を担ったりする小規模コンテナターミナルも数多い。コンテナターミナルの規模はコンテナの容量を20フィートコンテナで換算したTEUという単位で表示する事が多い。
世界
編集日本
編集日本には取扱量が年間1000万個を越えるコンテナ港は無い[7]。取扱量が100万個を越える五大港(東京港・横浜港・名古屋港・大阪港・神戸港)は世界的に見て中規模クラスのコンテナターミナル群である。しかし単一の小規模コンテナターミナルを有する地方港も含めて2008年現在総計62港のコンテナ港がある。大量集約・一貫輸送を特徴とし、主要航路に投入されるコンテナ船の大型化が進展しつつある国際コンテナ輸送において、日本のコンテナ港湾の数は世界的に見て過剰といえ、五大港の国際競争力を一定程度減殺しているのが現状である。
所有・運営
編集今後
編集国際物流の発展と効率化の追求によってコンテナ輸送はますます増加することが見込まれている。コンテナターミナルは今後も、アウトリーチの長いスーパーガントリークレーンの整備や岸壁の増深、コンテナヤード面積の拡張などの高規格化によって、超大型コンテナ船への対応を可能にするなど、今後のさらなる施設の拡充が求められている。
一方でメガターミナルオペレーターの世界展開と大手船会社の国際的な合従連衡、さらにはコンテナ港湾の拡充を国家戦略と位置付ける各国の大規模投資などにより、世界のコンテナターミナル開発は近年過熱傾向にある。コンテナ船のさらなる大型化の行方とも相まって、コンテナターミナルの機能、世界的な配置の動向はいまだ過渡期にあるといえる。