シラス (人物)
シラス︵古代ギリシア語: Σίλας 、英語: Silas︶は、新約聖書の登場人物。
![](//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/9/9f/Silas%2C_apostle.jpg)
聖シラスのイコン︵作者不詳︶
聖書によれば、アンティオキアに派遣された指導的な成員︵使徒15:22︶。預言者︵使徒15:32︶。ローマ人︵使徒16:19、37-38︶。
クリスチャンの間に割礼に関する問題が起きた時、エルサレム教会の代表者は会合を開き決定を下した︵使徒15:1-32︶。その決定を知らせる使者としてシラスとユダ (バルサバ)が遣わされた︵使徒15:22︶。アンティオキアの成員はその決定の手紙を歓び、シラスは兄弟たちを励まし強めた︵使徒15:30-32︶。その後、シラスは使徒パウロと共に第2回宣教旅行に出た︵使徒15:40︶。彼らは旅行中ピリピで捕らえられ、着物をはぎ取られ何度もむちで打たれ、二人は牢獄に監禁され足かせ台に繋がれた︵使徒16:12、16:22-24︶。それでもパウロとシラスは神に賛美の歌を歌い祈り続けていた。すると、大地震が起こり、牢獄の扉は開き、足かせは外れた︵使徒16:25、26︶。看守は恐れて自害しようとするが、パウロはそれを止めると、看守は二人の傷を洗い、看守とその家族はバプテスマを受けて信徒となった︵使徒16:27-34︶。その後、テサロニケに向かうが暴徒に襲われベレヤに逃げるが、暴徒たちは追いかけて来る︵使徒17:1-13︶。パウロは一人で旅を続け、シラスとテモテは意欲的な人々を援助するためにベレヤに留まる︵使徒17:14︶。シラスとテモテはコリントで再びパウロと合流する︵使徒18:1-5、コリント二11:9︶。
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関連項目
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