シント=トロイデンVV
ベルギーのサッカークラブ
コーニンクレッカ・シント=トロイデンセ・フットバルフェレニヒンク[2]︵オランダ語: Koninklijke Sint-Truidense Voetbalvereniging︶は、ベルギー・リンブルフ州シント=トロイデンを本拠地とするサッカークラブである。 一般的にはシント=トロイデンまたはSTVV︵エス・テー・フェー・フェー︶、あるいは愛称のデ・カーナーリス︵De Kanaries︶と呼ばれる。ジュピラー・プロ・リーグに所属する。
シント=トロイデンVV | |||
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原語表記 | Koninklijke Sint-Truidense Voetbal Vereniging | ||
愛称 | De Kanaries (The Canaries) | ||
クラブカラー | 黄・青 | ||
創設年 | 1924年 | ||
所属リーグ | ベルギー・ファースト・ディビジョンA | ||
所属ディビジョン | 1部 | ||
ホームタウン | シント=トロイデン | ||
ホームスタジアム | 大王わさびスタイエンスタジアム | ||
収容人数 | 14,600[1] | ||
運営法人 | DMM.com | ||
代表者 |
ダーヴィト・メーケルス 村中悠介 | ||
監督 | クリスティアン・ラタンツィオ | ||
公式サイト | 公式サイト | ||
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■テンプレート(■ノート)■サッカークラブPJ |
歴史
編集
1924年にシント=トロイデンの2つのクラブ、FCユニオンとFCゴールドスターとの間の合併によって設立された。クラブカラーにはシント=トロイデン市の色に合わせて黄色と青が選ばれ、シント=トロイデンセ・フットバル・フェレーニヒンク︵Sint-Truidense Voetbal Vereeniging︶と命名された。セルクル・トンゲレンとの間で行われた初試合の観衆はわずか9人だった。1930年代末、ポル・アッペルタンスがシント=トロイデンの中心選手だった。1948年11月21日、アッペルタンスはクラブ在籍中の選手として始めてベルギー代表として試合に出場した。1940年代末、クラブはベルギー・セカンド・ディビジョンに昇格した。1947年にはクラブ名がシント=トロイデンセ・フットバルフェレニヒンク︵Sint-Truidense Voetbalvereniging︶に改称された。5年後、2部で2位となり、1部への昇格を果たした。成功を収めた監督レイモン・ゲタルスは1959年からシント=トロイデンの指揮を執った。ゲタルスの管理の下で、チームは1966年シーズンを1部の2位で終了した。
2008年、FCLラピーデ・ウェーゼマールの女子チームがSTVVに加わった。
2015年、ベルギー・ファースト・ディビジョンに5度目の昇格を果たした。
2017年11月15日、日本のECサイトを運営するDMMグループが、日本企業として初めて欧州クラブである当クラブの経営権を取得したことを発表した[4]。DMMは、英語が広く使われており、実質的に外国人枠がなく、かつヨーロッパ各地へのアクセスにも優れているという点で日本人サッカー選手のステップアップリーグとして最適だと判断し、ベルギーリーグを選んだという[5]。
2018年6月19日、デサントとオフィシャルサプライヤー契約を締結したことを発表した。それに伴いアンブロブランド[6]のユニフォームを着用。
2018年7月、福岡のゲーム会社・レベルファイブがオフィシャルスポンサー契約。ユニフォームスポンサーとして右鎖骨に同社のサッカーゲームである﹁イナズマイレブン﹂ロゴを掲出[7]。
2018年9月27日、スカパー!JSAT株式会社とパートナーシップを締結したことを発表した[8]。その翌日の2018年9月28日には、株式会社エイチ・アイ・エスともパートナーシップを締結し、2018-2019シーズンのオフィシャル観戦ツアーの実施を発表した[9]。
2019年7月10日、旭化成グループの旭化成ヨーロッパ、旭化成バイオプロセスヨーロッパ、アサヒフォトプロダクツとオフィシャルスポンサー契約を締結した事を発表した。
2020年12月17日、IKEUCHI ORGANICとオフィシャルタオルスポンサー契約を締結したことを発表。ニッポン放送の番組﹁オールナイトニッポン﹂とのスペシャルコラボタオルを発売した。
2022年8月30日、イメージガールとして﹁シントトロイデンガールズ﹂が結成された[10][11]。
獲得タイトル
編集国内タイトル
編集- ベルギー・セカンド・ディビジョン:4回
- 1986-87, 1993-94, 2008-09, 2014-15
- ベルギーリーグカップ:1回
- 1999
国際タイトル
編集なし
過去の成績
編集シーズン | ディビジョン | ベルギーカップ | ||||||||
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リーグ | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 点 | 順位 | ||
2007-08 | ジュピラー・リーグ | 34 | 6 | 9 | 19 | 32 | 58 | 27 | 17位 | 6回戦敗退 |
2008-09 | EXQIリーグ | 36 | 24 | 8 | 4 | 72 | 29 | 80 | 1位 | 5回戦敗退 |
2009-10 | ジュピラー・プロ・リーグ | 28 | 12 | 6 | 10 | 35 | 35 | 42 | 5位 | 6回戦敗退 |
2010-11 | ジュピラー・プロ・リーグ | 30 | 8 | 5 | 17 | 20 | 51 | 29 | 12位 | 6回戦敗退 |
2011-12 | ジュピラー・プロ・リーグ | 30 | 3 | 10 | 17 | 32 | 61 | 19 | 16位 | 7回戦敗退 |
2012-13 | ベルガコム・リーグ | 34 | 17 | 6 | 11 | 54 | 36 | 57 | 4位 | 準々決勝敗退 |
2013-14 | ベルガコム・リーグ | 34 | 20 | 7 | 7 | 51 | 31 | 67 | 3位 | 4回戦敗退 |
2014-15 | ベルガコム・リーグ | 34 | 24 | 7 | 3 | 62 | 28 | 79 | 1位 | 6回戦敗退 |
2015-16 | ジュピラー・プロ・リーグ | 30 | 8 | 6 | 16 | 28 | 47 | 30 | 13位 | 7回戦敗退 |
2016-17 | ジュピラー・プロ・リーグ | 30 | 8 | 6 | 16 | 35 | 48 | 30 | 12位 | 準々決勝敗退 |
2017-18 | ジュピラー・プロ・リーグ | 30 | 9 | 10 | 11 | 29 | 41 | 37 | 10位 | 7回戦敗退 |
2018-19 | ジュピラー・プロ・リーグ | 30 | 12 | 11 | 7 | 47 | 36 | 47 | 7位 | 準々決勝敗退 |
2019-20 | ジュピラー・プロ・リーグ | 29 | 9 | 6 | 14 | 36 | 53 | 33 | 12位 | 7回戦敗退 |
2020-21 | ジュピラー・プロ・リーグ | 34 | 10 | 8 | 16 | 41 | 52 | 38 | 15位 | 7回戦敗退 |
2021-22 | ジュピラー・プロ・リーグ | 34 | 15 | 6 | 13 | 42 | 40 | 51 | 9位 | 6回戦敗退 |
2022-23 | ジュピラー・プロ・リーグ | 34 | 11 | 9 | 14 | 37 | 40 | 42 | 12位 | 準々決勝敗退 |
2023-24 | ジュピラー・プロ・リーグ | 30 | 10 | 10 | 10 | 35 | 46 | 40 | 9位 | ベスト16敗退 |
欧州の成績
編集シーズン | 大会 | ラウンド | 対戦相手 | ホーム | アウェー | 合計 | |
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1999 | UEFAインタートトカップ | 1回戦 | スパルタク・ヴァルナ | 6-0 | 2-1 | 8-1 | |
2回戦 | アララト・エレバン | 3-1 | 2-0 | 5-1 | |||
3回戦 | アウストリア・ウィーン | 2-1 | 0-2 | 2-3 | |||
2003 | UEFAインタートトカップ | 2回戦 | トボル | 0-2 | 0-1 | 0-3 |
現所属メンバー
編集注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。
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※括弧内の国旗はその他の保有国籍を、星印はEU圏外選手を示す。
ローン移籍
編集- in
注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。
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- out
注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。
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歴代監督
編集- ヘンク・ホウワート 2006-2007
- ヴァレール・ビレン 2007
- ピーター・ボーツ 2007
- デニス・ファン・ワイク 2007-2008
- グイド・ブレポール 2008-2011
- フランキー・ヴァン・デル・エルスト 2011-2012
- グイド・ブレポール 2012-2013
- ヤニック・フェレーラ 2013-2015
- クリス・オローリン 2015-2016
- イヴァン・レコ 2016-2017
- タンタン・マルケス 2017
- ヨナス・デ・ルーク 2017-2018
- マルク・ブレイス 2018-2019
- ニッキー・へイエン (暫定) 2019
- ミロシュ・コスティッチ 2020
- ケヴィン・マスカット 2020
- ピーター・マース 2020-2021
- ベルント・ホラーバッハ 2021-2023
- トルステン・フィンク 2023-2024
- クリスティアン・ラタンツィオ 2024-
歴代所属日本人選手
編集詳細は「Category:シント=トロイデンVVの選手」を参照
GK
編集- シュミット・ダニエル 2019-2023
- 鈴木彩艶 2023-2024
DF
編集MF
編集FW
編集提携クラブ
編集イメージガール
編集脚注
編集
(一)^ Het Stayen stayen.com (last check 30/03/2018)
(二)^ オランダ語発音: [ˈkoːnɪŋkləkə ˈsɪnt ˈtrœy̯də(n)sə ˈvudbɑlvərˌeːnəɣɪŋ]。
(三)^ DMMは、なぜシントトロイデンを買収した? 同社取締役が語る真意
(四)^ “DMMグループがベルギー1部リーグに所属するクラブの経営権を取得。様々な面での国際交流も図る”. FootballTribe (2017年11月16日). 2017年11月16日閲覧。
(五)^ “日本企業初の欧州クラブ経営﹁ここから、世界へ﹂︵DMM塩谷雅子︶”. スポーツ庁 (2020年7月20日). 2022年7月24日閲覧。
(六)^ 日本においてはデサント社がアンブロとのライセンス契約を結んでいる。
(七)^ レベルファイブがベルギー1部リーグ所属のサッカークラブ STVV︵シント=トロイデンVV︶とオフィシャルスポンサー契約を締結。﹃イナズマイレブン﹄がユニフォームスポンサーに! - レベルファイブ 2018年7月17日
(八)^ 日本人5選手所属のシントトロイデンがスカパー!とパートナーシップ締結…全試合中継が決定 ゲキサカ 2018年9月27日
(九)^
シント・トロイデンとH.I.S.がパートナーシップ締結、11月に観戦ツアー実施 サッカーキング 2018年9月28日
(十)^ “初代シントトロイデンガールズが決定!”. STVVガールズ OFFICIALSITE (2022年8月30日). 2022年9月13日閲覧。
(11)^ 川瀬もえ、綾瀬まお、下光リコ、さゆり、藤田香澄、亀澤杏菜、立花紫音、雪音まりな
(12)^ “FIRST TEAM”. シント=トロイデンVV. 2024年4月13日閲覧。
(13)^ “選手・スタッフ”. シント=トロイデンVV. 2024年4月13日閲覧。
外部リンク
編集- 公式ウェブサイト
- UEFA page
- 日本語公式サイト
- 日本語公式アカウント (@STVV_JP) - X(旧Twitter)
- 日本語公式アカウント (STVVJP) - Facebook
- 日本語公式アカウント (@stvv_jp) - Instagram