ゼヤ川
ゼヤ川︵ゼヤがわ、ゼーヤ川、Zeya、ロシア語: Зе́я(エヴェンキ語で剣の意)、満州語:ᠵᡳᠩᡴᡳᡵᡳ
ᠪᡳᡵᠠ 、転写‥jingkiri bira︶は、ロシア極東部のアムール州を流れる長さ1,242kmの川で、アムール川の大きな支流の一つである。中国での古称を精奇里江と言う。
ゼヤ川 | |
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![]() ゼヤ川流路 | |
延長 | 1,242 km |
平均流量 | -- m³/s |
流域面積 | 233,000 km² |
水源 | スタノヴォイ山脈 |
水源の標高 | -- m |
河口・合流先 | アムール川 |
流域 |
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スタノヴォイ山脈の一部をなすトキイスキー・スタノヴィク山脈︵Токийский Становик︶に発し、水力発電所で知られ東西方向に連なる巨大なダム湖・ゼヤ湖を経てゼヤの町を流れ、広大なアムールゼヤ平原に出て南東へ転じ、北東からの大きな支流・セレムジャ川を合わせて南西へ向きを変える。ゼヤブレヤ平原に入り、クラスノヤロヴォや、シベリア鉄道がゼヤ川を渡るスヴォボードヌイの町などを流れブラゴヴェシチェンスクでアムール川に合流する。
![](//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/6/66/Zeya_River_and_Island.jpg/220px-Zeya_River_and_Island.jpg)
ゼヤ川と中州
流域であるアムール川北岸︵アムール州南部︶は、小興安嶺山脈が連なる中国領の南岸とは違い、アムールゼヤ平原など比較的平坦な地形である。11月から5月にかけて凍結するが、残りの時期はこれらの都市を結ぶ重要な航路となる。
おもな支流に、右岸側はトク川︵Ток︶、ムリムガ川︵Мульмуга︶、ブリャンタ川︵Брянта︶、ギリウイ川︵Гилюй︶、ウルカン川︵Уркан︶、左岸側はクプリ川︵Купури︶、アルギ川︵Арги︶、デプ川︵Деп︶、セレムジャ川︵Селемджа︶、トミ川︵Томь︶などがある。
ブレヤ川を含む一帯の広大な氾濫原には三日月湖、湿地、河岸段丘、草地、フェン、オークの森林などがあり、1994年にラムサール条約登録地となった[1]。
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/6/66/Zeya_River_and_Island.jpg/220px-Zeya_River_and_Island.jpg)
脚注
編集- ^ “Zeya-Bureya Plains | Ramsar Sites Information Service”. rsis.ramsar.org (1997年1月1日). 2023年4月4日閲覧。