ダイアクロンは、株式会社タカラ(現・タカラトミー)から1980年から1984年まで発売されていた変形合体ロボット玩具である。前シリーズから36年後の2016年に新シリーズを開始している。

概要

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3cmTV1980[1]

1978TV[2][1][3][2][2]

SF1/60[1][4][1]

1982&[2]

1984[3]

201510201635V25V2GV1/60SF[13]

2025T-SPARKIP[14]

あらすじ

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1980年版

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198X年、地球の核に未知のエネルギー「フリーゾンエネルギー」が発見された。後の199X年には世界の5箇所に「マクロ・ゾーン」が設立され、そこに設置された「ゾーン・コンピューター」により管理される。そのゾーン・コンピューターを日本にある「ランド・マスター」が統括し、人類には明るい未来が約束されていた。しかし、宇宙の彼方からやって来たワルダー軍団がフリーゾンエネルギーを狙い侵略を開始した。ランド・マスターはワルダー軍団に対抗する為、巨大ロボによる「ダイアクロン隊」を結成、ダイアクロン隊とワルダー軍団の戦いが始まった。

2016年版

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202X年代初頭、数十年にわたる戦いの末にエネルギー枯渇の限界に瀕したワルダー軍団は、地球のフリーゾンを吸い尽くすため最終作戦を下した。それを阻止するため、ダイアクロン隊はワルダー軍前線基地がある月面へ全戦力を注ぎ、戦いの末に勝利する。ワルダー星は壊滅して平和が訪れ、第一次対ワルダー防衛戦の暫定終結が宣言された。

しかし203X年代に入り、各星に駐在していたワルダー残存軍が集結し、地球を襲う。武装解除したマシンではなすすべがなく、ついにランド・マスターがある日本エリアの侵入を許してしまう。月面基地で密かに開発した新型マシンによって難を逃れたものの、未だに脅威は去っていない。非常事態と判断したランド・マスターは「ネオアタックシステム」を発令、新生「ダイアクロン隊」を結成する。ここに第二次対ワルダー防衛戦が開始された。

商品群

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2.8[15][4][5]2016使[6]



20161/603mm4mm

1980年版

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初期シリーズ

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調使2016



1

1





1

2

3

3

























1

2

3

4

5

6

7

8

143212145238使









F1

F1





F-1



A

B

C

ABC3



ABC39

αβγ39

ABC

ABC









3

















3



X



[]X[17]











3








リアル&ロボット

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前述までのSFメカとは異なり、実在する自動車や飛行機などが変形してロボットとなる。後期の主力商品となったが、この頃から隊員との連携が希薄になっていく。ロボットベースの顔面を基調にしたトレードマークの代わりに、カーロボットシリーズまたはリアル&ロボットシリーズ独自のロゴが使用されている。

カーロボット
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[18]1/43
 カーロボットの中で基地形態を持つ数少ない商品であり、 トレーラーを構成するキャブオーバー型牽引車がロボットに、被牽引コンテナが移動基地にそれぞれ変形する。基地内部にある指令塔やコンソール席に隊員を搭乗させることが可能であり、フィギュアとの連携も初期シリーズほどではないものの重視されていた。非変形の四人乗り六輪バギーが付属する。
  • パワードコンボイ
キャリアカーに変形する。牽引車部分はバトルコンボイのカラーバリエーションで、二段式の荷台部分が強化パーツに変形・合体する事でより大型のロボットになる。荷台は複数のカーロボットを積載可能なほか前進基地への変形も可能である一方、バトルコンボイのような隊員用の座席は無い。ロボット形態に組み換え変形できる「パワードバギー」が付属する。
その他のリアル&ロボット
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チェンジアタッカー
通常は自動車の姿だが、プルバック式ゼンマイを内蔵しており、走らせると自動的に戦闘メカに変形する。
ダブルチェンジャー
カーロボット同様、自動車からロボットに変形する他。中間形態として戦闘マシンにも変形できる。隊員は搭乗できないが、内部に隊員の造形がなされているものもあった。
ジェット機ロボ

F15F-152







66使



06



EF651000



200



485使



153



DE10

6



2000



ED76EF651000



0922200



583485



113153



DE10



66
恐竜ロボ
メカ恐竜からロボットに変形する。プテラノドンのみ無人操縦という設定のため、隊員が搭乗するスペースがない。
変身戦隊トリプルチェンジャー
1980年版ダイアクロン最後の商品。それぞれ3形態の変形が出来る。小型商品のため、隊員は搭乗できない。
  • ジェットタイプ
ジェット機、戦車、ロボットに変形。
  • ヘリタイプ
ヘリコプター、ジェット機、ロボットに変形。

ワルダー軍団

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調使2016



33















2



1

2

XXYYZZOO6














2016年版

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2015年に「新生(リブート)ダイアクロン」として商品展開を発表した。デザインは初期のSF風未来型マシンを継承したものとなっており、隊員フィギュアとの連携も復活している。世界観も旧作を継承しており、ブックレットやオフィシャルサイトにも旧作の結末が描かれている。ストーリーは旧作の最終決戦から十年以上経過しており、旧マシンは平和利用のため武装解除した設定となっている。

なお旧カーロボットシリーズからはバトルコンボイの後継機が製品化されているが、実車への偽装要素を排除して他リブート商品と同様のSF風多用途戦闘マシンとしての要素を強調することで[19]、トランスフォーマーシリーズの「総司令官コンボイ(オプティマスプライム)」との差別化を図っている。

またカラーリングや一部パーツの造型を変更した商品のいくつかは、タカラトミー公式通販サイト「タカラトミーモール」での期間限定受注またはイベントでのみ発売されている(商品名の後ろに★が付いているアイテム)。

ダイアクロン隊

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V2

201653

41[7]

01

02

03

Ver.201673

ALPHA plus ver.201783

201912調21

V2 

201730202調

3

01

02

03

0220174V2ALPHA plus ver.0201[8]2

0220202V21



V

0202

[9]V21

21 [20]

TYPE.A201711

TYPE.B1

AB ver.20172TYPE.ATYPE.B2

AB e-HOBBYe-HOBBY20184TYPE.ATYPE.B2

TYPE.C201771

TYPE.D1

TYPE.C Ver.20177TYPE.C1

CD ver.20178TYPE.CTYPE.D2

AC 20185TYPE.ATYPE.C2

TYPE.E20183GV1

201710:1

:1

2017122



[10]使1

[21]1

 201871

 1

 Ver.201882

 20196 Ver.1

 2018101

 2018111

Ver.2018122

 201991

Ver.202031

  20193:1

Ver.201961



31980Vol.11Vol.233TYPE.F

Vol.1TYPE.F20191ISBN 978-4-06-513168-8:

Vol.220192ISBN 978-4-06-513167-1:

Vol.320193ISBN 978-4-06-513162-6:

GV

2017113

TYPE.E

01

02

03

04

0504

201823

20183040501GV2

201935

20211230cm[11]V04[12]5

BPGV20221TYPE.FV04[13]1[14]1

Mk-

201812433







201983

D-202413



V2MK.IVV-MAX[15]3

V-MAXGV



2019101

2019121

202141

2019111

202011

D202151

202011

Ver.202041

D202151

202071

2020111

D202171

2020733



VVV-MAXV-MAX

V2

120206/+V011

20209V1

V01202010V22

220209+V021

Ver.202012V1

V0220211V22

3202011+V031

C-20213V1

V0320214V21

V-MAX

20213調



2[16]

2

MAX-01

MAX-02
M.A.V.MAX-0102

D.F.O.

202112

202151

202161

V-SHADOW2021112[17]

202271M.A.V.Ver.2.03



20225V-MAXV-MAX2



01MAX-01MAX-01

02MAX-02MAX-02
010202010102

M.A.V.MAX-0102V-MAX

-01V-MAX

20223L-01Ver.2.01

20229V-MAXVer.2.04

PS202X

202X

AB20219AB22

20222AB1



20225Ver.2.01



[18]TBV.F.S.2



HARD DIACLONE[22]

20226Ver.2.01

20227Ver.2.01

Ver.202210Ver.2.01

20227Ver.2.01

20228Ver.2.01

Ver.202211Ver.2.01

20235Ver.2.01

Ver.2023101

Ver.202311TBV.F.S.Ver.2.01

20236Ver.2.01

Ver. () 202311Ver.2.01

Ver. () 20241Ver.2.01

20239VTOLVer.2.01

Ver. () 20242Ver.2.01

 ()20244Ver.2.01

20243Ver.2.01

 () 20247Ver.2.01

 () 20249Ver.2.01

F20245Ver.2.01

 () 202411Ver.2.01

20234Ver.2.01

EX&120244TBVer.2.03

EX&220245TBVer.2.02

EX&320251 :TBVer.2.011

PACK120246Ver.2.01

PACK22024101

20221011Ver.2.01

20221112Ver.2.01

20231Ver.2.02

20233Ver.2.01



GX20223[23]

 (202212)3DVer.2.03

(20234)52cmGX46[19]Ver.2.041

S(20234)Ver.2.01

&(20237)Ver.2.01

A(20238)GXVer.2.01

B(20239)GXAB1

(20242)GX4[20]Ver.2.042

PS(202312)TYPE.CV01Ver.2.02

(20242)Ver.2.03

GX202412: GX1

D



D120243211Ver.2.03

D22024421

D320248111ver.2.021

D4 () 2024821122

D5 (202411) 4121ver.2.021





201718

2201768

320171244 

GV20171152 

GV2018252 

20191041 

20201222V-MAX1 

0220216221

Ver.2.02022132

Ver.2.0220223Ver.2.032

&20246Ver2.0221

Ver.2.0& () 202411Ver.2.032

ワルダー軍団(2016年版)

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[21]

201881

:1

201892

202211





201922

201932

201991

2019112



20205GV[22]彿2





202181

202181



2020101

II202131





202110V21

202221

202231

20231V-MAX1

202411

 202491



20187EXPO2018

945

ダイアクロン/グリッドマンユニバース

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SSSS.GRIDMANVS.[23]3

202XSF[24]

No.01 2021614cm1

No.02 VS.ver.20217No.0111

No.03 20217

用語

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DIAMONDCYCLONE



1/60



姿使







使







寿

漫画版

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 - 

1980319822

 - 

198338

DIACLONE ESSAY

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「DIACLONE ESSAY」は1980年代前半に、タカラが発行していたホビー雑誌『デュアルマガジン』のNo.11からNo.12で掲載されたダイアクロンの特集記事。中原れい幡池裕行によるイメージイラストや設定に関する緻密な考証が話題を呼んだ。

トランスフォーマーでの転用とオマージュ

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本シリーズの玩具は1984年から展開されたハズブロの『トランスフォーマー』シリーズに転用された。日本でも1985年より『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』のタイトルでアニメ放送および玩具展開が行われた。玩具はダイアクロン版から隊員が削除され、カラーリングが変更されている商品も多い。

また、1990年に展開された『トランスフォーマーZ』はダイアクロン同様、基地とマイクロトランスフォーマーの連携が基本の遊び方となっている。その際にビッグパワードやコズモローラー等を参考にプレイバリューや変形機構が検討されており、「攻撃参謀ソニックボンバー」の変形時に首がせり出すぜんまいギミックは2016年版ダイアバトルスV2に引き継がれている[25]

更に「総司令官ダイアトラス」ら3体のロボットが合体する超巨大戦艦の名称が『ビッグパワード』である点や、続編の『トランスフォーマー リターン・オブ・コンボイ』の「グランダス」の通称が『ロボットベース』である事など度々ダイアクロンのオマージュが見られる[12]

脚注

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注釈

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(一)^ 1/80[5]19811/72[6]31m[7]45cm[8][9]1/721982[10][11]1/60

(二)^ 1/43[2]

(三)^ [12]

(四)^ 41984

(五)^ [16]

(六)^ Ver.2.0

(七)^ 1

(八)^ V2 

(九)^ TYPE.E

(十)^ 使

(11)^ 

(12)^ V0103

(13)^ V02

(14)^ 

(15)^ 15cm

(16)^ 

(17)^ V2

(18)^ 10cm

(19)^ SD×2×2

(20)^ ×1×16×1×1

(21)^ 2

(22)^ GV

(23)^ No.01

出典

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(一)^ abc.  . . 202041

(二)^ abcd P104

(三)^ 

(四)^ SF P16

(五)^  P102

(六)^ No.213 P28

(七)^  P44

(八)^ NEXT P102

(九)^  19809 P99

(十)^ No.213 P29

(11)^ No.213 P41

(12)^ ab P105

(13)^  P111

(14)^ T-SPARK!2024. KYODO NEWS PRWIRE (202458). 2024611

(15)^  P90

(16)^  P98

(17)^  P92

(18)^ SF P21

(19)^ DA-65 V-MAX︿ V-MAX. . 2021618

(20)^  P110

(21)^ NEXT P112

(22)^ .  . . 20211230

(23)^  5.  . . 202277

(24)^ SF . . 202153

(25)^ SF P90

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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