ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー
『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー』(DRAGON QUEST MONSTERS Joker)は、2006年12月28日にスクウェア・エニックスから発売されたニンテンドーDS用ゲームソフト。
ジャンル | ロールプレイングゲーム |
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対応機種 | ニンテンドーDS |
開発元 | トーセ |
発売元 | スクウェア・エニックス |
プロデューサー | 犬塚太一 |
ディレクター | 堀井雄二(ゼネラルディレクター) |
音楽 | すぎやまこういち |
人数 | 1人、2人(対戦・データ交換) |
メディア | DSカード |
発売日 |
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対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
売上本数 |
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その他 |
ニンテンドーWi-Fiコネクション (2011年4月1日終了[1])、 DSワイヤレスプレイ対応 |
概要
編集登場人物
編集メインキャラクター
編集- 主人公[2]
- 本作の主人公。「スカウトリング」と呼ばれる指輪を身につけた少年。15歳。神に選ばれたモンスターマスター。ギルツの息子である。バトルGP参加マスターのメンバーでは唯一経歴が不明である。しかし、序盤で主人公と邂逅したアロマはその経歴に気づいていた節があり、クリア後に父親がギルツであることを知っていたと彼女は告白した。
- ノビス島における神獣との邂逅(このときはアロマにスカウトされかけていた)をきっかけに行動を共にする。「グランプール諸島」の7つの島々を冒険し、サンドロ島でのカルマッソとの対決を経て、10個のマデュライトを手中に収めた。バトルGP参加マスターの中で5番目(つまり最後)にバトルGP本部にある鐘を鳴らし、第7回バトルGPに参加する。アロマ以外のマスター3人を撃破し、決勝戦にてアロマと激突するも、アロマが神獣に対して暴行(未遂)を働いた(「ゲブズリン」と呼ばれたことが原因)ため不戦勝により優勝した。その後、呼び出された会長室にて、マ素を浴びせられた神獣を奪われてしまう。マ素に染まった神獣(デモンスペーディオ)を止めようとしたが、攻撃され気を失う。アロマの呼びかけで目を覚まし、マ素に染まった神獣(デモンスペーディオ)とカルマッソを追い、ヨッドムア島へと向かった。マ素に染まった神獣(デモンスペーディオ)との戦いに勝利し、神獣を奪還する。ヨッドムア島の頂上にて、カルマッソ(姿はガルマッゾ)との最終決戦へ臨み死闘の末に勝利した。カルマッソ(ガルマッゾ)から取り戻した宝具を使い、JOKERの姿となった神獣を見送ったのち、ノビス島にて神獣(この時はキングスペーディオの姿)と再会する。アルカポリス島ではスラムの端にある閉ざされた扉の奥で眠っていた魔物エスタークを仲間する。アロマGPではアロマとの対決にも勝利し、多くの人々から「歴代最強のチャンピオンの誕生か」「カルマッソ前会長と対決したら、どうなっていたか」と言われるまでになった。
- 神獣
- 神の系統を継ぐといわれる特殊なモンスターで、プロテクターを身に纏っている。猿のような姿をした「グラブゾン」、鷹のような姿をした「ガルハート」、狼の姿をした「スペディオ」、龍の姿をした「ディアノーグ」、最終進化系の「キングスペーディオ」が存在し、配合するとクインガルハート、グラブゾンジャック、ディアノーグエースが完成する。さらにイベントで手に入るモンスターと神獣を配合することで、デモンスペーディオ、JOKERが誕生する。口調は一人称が「我」、二人称は「汝」など威厳あふれるものであるが、つりばしが苦手で主人公を先に渡らせようとする一面もある。神獣の名前にはトランプの名称が入っている[3]。
- ノビス島における主人公との邂逅(この時はアロマにスカウトされかけていた)をきっかけに行動を共する。「グランプール諸島」の7つの島々を冒険し、その姿を変化させてゆく。
- 第7回バトルGP後、カルマッソによってマ素を浴びせられ、主人公に攻撃を加え気絶させたのち、カルマッソとヨッドムア島に向かう。その後、ヨッドムア島まで追行してきた主人公と交戦、正気を取り戻し改めて主人公と行動を共にする。カルマッソ(ガルマッゾ)撃破後、宝具を使ってJOKERの姿となり「さよならは言わない」と主人公に告げ、空へと帰っていった。のちにノビス島にて、主人公と再会する。
- アロマ・ゲブズリン
- スカウトリングをつけたモンスターマスターの少女で、デオドラン島のマダム・デオドラの娘。17歳。主人公にライバル心を抱く。他人から「ゲブズリン」と呼ばれると突然逆上する。第7回バトルGPは4人目として登場するが、前述の逆上が原因となり反則負けとなってしまう。カルマッソ会長失踪後の新会長に就任し、アロマGPなるものを開催する。
サブキャラクター
編集世界設定
編集システム
編集成長限界
編集本作ではモンスターごとに成長限界が設定されており、決められた数値以上は能力値が上昇しない(種や木の実も含む)。スキルによる能力アップは例外的に上限を超えられるが、それでも999以上にはならない。
特性
編集耐性
編集種族固有の特性を伴った攻撃に対する抵抗力。従来までは隠しパラメータ的な扱いだったが、本作よりステータス画面にてモンスターの耐性を確認できるようになった。「○○に よわい」の場合、属性攻撃で大ダメージを受け、状態異常にかかりやすくなるが、軽減、半減、激減、無効、吸収と段階を経ていくにつれ、対応する属性技のダメージが軽減されていく。
スカウト
編集本作では主人公の持つ「スカウトリング」を使ってモンスターを仲間にするシステムである。スカウトリングの力を仲間モンスターに宿し、「スカウトアタック」で相手モンスターをスカウトして仲間にすることができる。自分のモンスターが強いほど相手のモンスターが仲間になりやすい。
スキル
編集『ドラゴンクエストVIII』と同様、仲間のレベルアップ時に得られる「スキルポイント」を、モンスターの持ついくつかのスキルに振り分けることで、成長の方向性をカスタマイズできる。(→『ドラゴンクエストVIII』のスキル)また、配合で両親のスキルを子供に継承させることができ、特定のスキルを極めている場合、新たなスキルが生成されることもある。スキルを習得できるアイテムも存在する。
パーティ
編集配合
編集『テリーのワンダーランド』『マルタのふしぎな鍵』同様、2匹のモンスター(レベル10以上のみ)による配合システムを踏襲。本作では配合結果が1組あたり最大3パターン存在し、その中からプレイヤーが任意に選択できる。 さらに第3の性別である「万能」が登場し、オス、メスどちらの性別とも配合できる(ただし、万能同士の配合は不可)。
四体配合
編集神獣配合
編集神獣を親にする配合。相手の系統とランク、ゲームの進行状況に応じた神獣が生まれる。子どもの性別は必ず万能になり、配合に役立つ杖の効果は無視される。配信限定のあるモンスターを配合すると、特殊な神獣が生まれる。
通信対戦
編集攻略本
編集- Vジャンプブックスゲームシリーズ ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー 最速!モンスター育成スーパーブック(ISBN 978-4-0877-9404-5)
- SE-MOOK ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー 公式ガイドブック(ISBN 978-4-7575-1915-2)
- SE-MOOK ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー 最強データブック(ISBN 978-4-7575-1980-0)
- SE-MOOK ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー 超通信対戦ガイドSP(ISBN 978-4-7575-2023-3)
脚注
編集- ^ ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー
- ^ 名前は自由に付けられる。スクリーンショットでは「ジョーカー」となっている。
- ^ スペディオ=スペード、グラブゾン=クラブ、ガルハート=ハート、ディアノーグ=ダイヤ、キングスペーディオ=スペードのK(キング)、クインガルハート=ハートのQ(クイーン)、グラブゾンジャック=クラブのJ(ジャック)、ディアノーグエース=ダイヤのA(エース)、JOKER=ジョーカー