Limonium tetragonum 1
ハマサジ
分類APG III
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 Core eudicots
: ナデシコ目 Caryophyllales
: イソマツ科 Plumbaginaceae
: イソマツ属 Limonium
: ハマサジ Limonium wrightii
学名
Limonium tetragonum (Thunb.) A. A. Bullock
和名
ハマサジ

特徴

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さじ型の葉

()[1][2]12-15cm[3]

9-11[3]30-60cm4mm1124mm1-1.5mm55mm[3]5552.5mm[3]

1()[4]

[5]

分布

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西西[6](1975)[7][8]

生育環境

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[3][6]

1[7][9]23寿[10]

類似種など

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4[11]21

L. sinense 

L. senkakuense 

 L. wrightii var. wrightii  var. arbusculum 

 L. sinutatum  Statice 

利害

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葉を煮てから水にさらすことで食用に供する[2]

保護の状況

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環境省のレッドデータブックでは準絶滅危惧に指定されており、各府県別では福島県以南、鹿児島県までの21の府県で何らかの指定を受けているほか、静岡県では絶滅とされている[12]

本種の主たる生育地である河口の塩生湿地が防潮工事や開発などによって減少が著しく、生育環境が大きく狭められている[3]

出典

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  1. ^ 以下、記載は主として牧野原著(2017),p840
  2. ^ a b フラグマン(1997),p.201
  3. ^ a b c d e f 永田(2003)p.165
  4. ^ 佐竹他(1981),p.26
  5. ^ 牧野(1961),p.480
  6. ^ a b 中西(2018),p.66
  7. ^ a b 大橋他編(2017),p.82
  8. ^ 佐竹他(1981)には本種の分布域として中国東北とあるが、最近のものには見えない。
  9. ^ 以下、中西(2018),p.66
  10. ^ 佐竹他(1981)には本種を越年草と記してあり、これは本種が2年で開花する例があることによるのかもしれない。他方で牧野原著(2017)では多年草としてあり、これは2年を超えて生存する例があることによるのだと思われる。
  11. ^ 以下、大橋他編(2017),p.82-83
  12. ^ 日本のレッドデータ検索システム[1]2020/03/05閲覧

参考文献

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  • 佐竹義輔他編、『日本の野生植物 草本III 合弁花類』、(1981)、平凡社
  • 大橋広好他編、『改訂新版 日本の野生植物 4 アオイ科~キョウチクトウ科』、(2017)、平凡社
  • 牧野富太郎、『牧野 新日本植物圖鑑』、(1961)、図鑑の北隆館
  • 牧野富太郎原著、『新分類 牧野日本植物図鑑』、(2017)、北隆館
  • オーリー・フラグマン、「イソマツ」:『朝日百科 植物の世界 7』、(1997)、朝日新聞社、:p.200-201
  • 中西弘樹、『日本の海岸植物図鑑』、(2018)、トンボ出版
  • 永田芳男、『ヤマケイ情報箱 レッドデータプランツ』、(2003)、山と渓谷社