ファイエットビル (ノースカロライナ州)

アメリカ合衆国ノースカロライナ州の都市

: Fayetteville[2]20850120202000121015[3]西
ファイエットビル市
City of Fayetteville
ファイエットビルのマーケット・ハウス
ファイエットビルのマーケット・ハウス
愛称 : "オールアメリカンの都市"、"古い議事堂"、"ファイエット・シティ"、"FAYシティ"、"マーキス・シティ"、"南東部のパリ"、"ファイエットナム"、"ザ・ビル"、"ミリタリー・タウン"、"キャンベルトン"
標語 : "歴史、英雄、故郷の町の感覚"
位置
ノースカロライナ州におけるファイエットビルの位置の位置図
ノースカロライナ州におけるファイエットビルの位置
座標 : 北緯35度4分0秒 西経78度55分3秒 / 北緯35.06667度 西経78.91750度 / 35.06667; -78.91750
歴史
設立 1762年
行政
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
  ノースカロライナ州
  カンバーランド郡
ファイエットビル市
City of Fayetteville
市長 アンソニー・C・シャボンヌ
地理
面積  
  域 155.3 km2
    陸上   152.2 km2
    水面   3.1 km2
      水面面積比率     1.98%
標高 29 m
人口
人口 (2020年現在)
  域 208,501人
  備考 [1]
その他
等時帯 東部標準時 (UTC-5)
夏時間 東部夏時間 (UTC-4)
公式ウェブサイト : City of Fayetteville
クロスクリーク・リニアパーク

ケイプフィアー川の流れる海岸平原地域の西部にある砂丘近くに位置している。ファイエットビル都市圏の郊外には、ホープミルズ、スプリングレイク、レイフォード、ステッドマンおよびイーストオーバーの各自治体がある。

歴史

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開拓初期

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12,000

1720沿2

沿使

218241825

アメリカ独立戦争

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177561

1738-17981700176017751753

1722-17901746151776

西71

独立戦争後

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17801017891789111017891793

17932

1760-18101796AME

南北戦争以前

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ファイエットにあった古い"州庁舎"は1831年の大火で、多くの歴史的建造物と共に破壊された

ファイエットビルは1820年でも住民3,500人に過ぎないビレッジのままだったが、カンバーランド郡はウィルミントンのあるニューハノーバー郡に続いて州内では2番目に人口の多い郡だった。

1831年の大火は国内の歴史の中でも最悪のものと考えられたが、それでも人命は1人も失われなかった。数百件の家屋と事業所および有名だった公共の建造物の多くが失われた。その中には昔の「州庁舎」も含まれた。ファイエットビルの指導者は素早く動いて被災者を救援し町を立て直した。

1832年に完工したマーケットハウスが商業と祝い事の中心になった。この建物は古い州庁舎の跡に建てられた。1906年まで町の市場として機能した。奴隷制度が廃止されるまで、ここで奴隷が売られた。1907年までファイエットビル町役場として機能した。現在、市政委員会がマーケットハウスを地元の歴史博物館に転用することを検討している。

 
ファイエットビルにあった南軍の武器庫は、南北戦争中の1865年3月に北軍のウィリアム・シャーマン将軍に破壊されたT

南北戦争

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1865年3月、北軍ウィリアム・シャーマン将軍とその6万名の軍隊がファイエットビルに向けて進軍した。このとき南軍の武器庫が完全に破壊された。シャーマン軍は鋳物や綿糸の工場と「ファイエットビル・オブザーバー」紙の事務所も破壊した。ファイエットビルがさほど遠くない所で南北戦争では最後の騎兵同士の戦闘となったモンロー交差点の戦いが行われた。

1865年3月11日、ファイエットビル中心街は小戦闘の場となり、南軍のウェイド・ハンプトン中将とその部隊が北軍騎兵偵察隊を急襲し、11名を殺し、12名を捕虜にした。

20世紀-現在

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19604310019601970

19601980
 
 

1966197020319601970使1970R2

2006

10

西

2008調FBI使3[4]

退[5]

200533,000[6]

軍人家族の聖域社会

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2008年9月5日、ファイエットビルは「軍人家族にとっての世界初の聖域」を宣言した。この宣言は市長のトニー・シャボンヌ、郡コミッショナー議長のブリーデン・ブラックウェル、州下院議員のアーサー・バーテル准将、ジョン・マクドナルド大佐、州選出連邦下院議員のロビン・ヘイズなど、地元、地域および全国レベルの要人に支持された[7]。アーミーズ・アーミーなどボランティア団体を通じてファイエットビルの市民や事業主が軍隊と関わりを持っている。

「タイム・マガジン」はファイエットビルの軍人家族支援を認め、アメリカで最も軍隊を支える町と宣言した[8]

フォートブラッグ/ポープ空軍基地

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1882

5,00019409129

82

2011440

2008985206,000使[9]

201673MLB

地理

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350400 西785503 / 35.06667 西78.91750 / 35.06667; -78.91750[10]調60.0 (155.3 km2)58.8 (152.2 km2)1.2 (3.1 km2)1.98

教育

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公立学校

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カンバーランド郡教育学区がファイエットビルとその周辺を管轄しており、全米で78番目に大きな教育学区となっている。

私立学校

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ファイエットビル市内の私立学校は、ファイエットビル・アカデミー[11]など11校がある。

カレッジと大学

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  • ファイエットビル州立大学
  • メソジスト大学
  • ファイエットビル工科コミュニティ・カレッジ
  • グレース神学校

人口動態

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人口推移
人口
193013,309
194017,42830.9%
196047,106
197053,51013.6%
198059,50711.2%
199075,69527.2%
2000121,01559.9%
2010200,56465.7%
2020208,5014.0%
[12] [3]

以下は2000年の国勢調査による人口統計データである。

基礎データ

  • 人口: 121,015人
  • 世帯数: 48,414世帯
  • 家族数: 31,662家族
  • 人口密度: 795.0人/km2(2,059.2人/mi2
  • 住居数: 53,565軒
  • 住居密度: 351.9軒/km2(911.5軒/mi2

人種別人口構成

年齢別人口構成

  • 18歳未満: 25.4%
  • 18-24歳: 12.7%
  • 25-44歳: 31.2%
  • 45-64歳: 19.7%
  • 65歳以上: 11.0%
  • 年齢の中央値: 32歳
  • 性比(女性100人あたり男性の人口)
    • 総人口: 919
    • 18歳以上: 88.7

世帯と家族(対世帯数)

  • 18歳未満の子供がいる: 31.8%
  • 結婚・同居している夫婦: 44.7%
  • 未婚・離婚・死別女性が世帯主: 17.1%
  • 非家族世帯: 34.6%
  • 単身世帯: 28.2%
  • 65歳以上の老人1人暮らし: 7.8%
  • 平均構成人数
    • 世帯: 2.42人
    • 家族: 2.96人

収入

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収入と家計

  • 収入の中央値
    • 世帯: 36,287 米ドル
    • 家族: 41,210米ドル
    • 性別
      • 男性: 30,493米ドル
      • 女性: 23,477米ドル
  • 人口1人あたり収入: 19,141米ドル
  • 貧困線以下
    • 対人口: 14.8%
    • 対家族数: 11.7%
    • 18歳未満: 21.4%
    • 65歳以上: 14.4%

2005年9月30日、ファイエットビル市が広さ27平方マイル (70 km²)、人口46,000人の地域を併合した時に、15か月間続いた論争が終わった。影響を受ける住民や開発業者が3つの訴訟により1年間以上も併合を妨害した。しかし2005年6月の州控訴裁判所判決で敗訴した。裁判所は異議申し立て告訴が最終日限を過ぎて行われたと裁定した。法律では自治体が併合条令を採択してから60日以内に異議申し立てがなされることを求めている。州最高裁判所が上告を棄却し、ファイエットビル市がその計画を進めた。アメリカ合衆国最高裁判所への審査請求は保留となっている。

交通

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ファイエットビル地域交通博物館

航空

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ファイエットビル地域空港にはデルタ航空アメリカン航空に接続する小型機が就航しており、毎日シャーロット・ダグラス国際空港アトランタ国際空港に定期便がある。またフィラデルフィア国際空港には季節による便がある。

高規格道路

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  • 自動車専用道路:
  • オールアメリカン・フリーウェイ
  • マーティン・ルーサー・キング・ジュニア・フリーウェイ
  • 州間高速道路: 州間高速道路95号線、将来の同295号線
  • ノースカロライナ州道
  • 州道24号線
  • 州道53号線
  • 州道59号線
  • 州道87号線
  • 州道162号線
  • 州道210号線
  • アメリカ国道13号線
  • アメリカ国道301号線
  • アメリカ国道401号線

公共交通

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ファイエットビル地域交通システムがファイエットビルとスプリングレイク地域の公共輸送を担当しており、バスルート10本とシャトルバスルート2本がある。

旅客鉄道

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中心街にはアムトラックがあり、アメリカ東海岸の各拠点とを繋いでいる。

メディア

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ファイエットビル地域ではFMラジオ局15局とAMラジオ局5局を聴取できる。

見どころ

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ケイプフィアー川トレイル
 
リバティ・ポイント、1775年に"リバティ・ポイント決議"に署名が行われた
 
クールスプリング・タバーン、1788年建設
  • カメオ・アートハウス・シアター
  • ファイエットビル・カンバーランド郡芸術委員会[13]
  • ケイプフィアー植物園
  • フォートブラッグ
  • ケイプフィアー川トレイル
  • ファイエットビル美術館 [14]
  • ファイエットビル地域交通博物館
  • エバンス都市圏AMEザイオン教会
  • ヘイ通り統一メソジスト教会
  • ケイプフィアー歴史博物館複合施設
  • 空挺部隊特殊任務博物館
  • クールスプリング・タバーン
  • マーテルヒル・プランテーション
  • リバティ・ポイント
  • カレッジ・レイクス・パーク
  • クロスクリーク・リニアパーク
  • ファッシネイトU子供博物館
  • ジョーダン・サッカー競技場
  • クロスクリーク・モール
  • ケイプフィアー地域劇場
  • ヘリテージスクエア
  • ゴールデン・コーラル一号店(ファミリーレストラン)
  • カンバーランド郡クラウン・コロシアム
  • 自由記念公園
  • セントパトリック・カトリック教会
  • ボルドー・タワー
  • タリウッド・タワー

組織

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  • ファイエットビル・ウーマンズクラブ[15]

スポーツ

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クラブ 組織 会場 設立年 優勝歴
ファイエットビル・ファイアーアンツ サザン・プロフェッショナル・ホッケー・リーグ、アイスホッケー カンバーランド郡クラウン・コロシアム 2002年 1回
ファイエットビル・ガード アメリカ屋内フットボール協会、屋内フットボール カンバーランド郡クラウン・コロシアム 2007年 1回
ファイエットビル・スワンプドッグズ 海岸平原リーグ、カレッジ野球 J・P・リドル・スタジアム 2001年 1回

宗教

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1758年にウェイドでオールド・ブラフ長老派教会が設立され、ケープファア川上流域では最古の教会になっている。その後、カンバーランド郡とその周辺に数百の礼拝所が造られてきた。カトリック、バプテスト、ペンタコスタル、メソジストおよび長老派の教会が信徒の多い会派である[16]。ブラフ長老派教会はそのウェブサイトにオールド・ブラフ長老派教会の詳細な歴史を載せている[17]。毎年9月第4日曜日はオールド・ブラフ再会の日であり、一般に公開されている。またファイエットビルにはセントパトリック・カトリック教会もある。これはノースカロライナ州では最古のカトリック教会である。

著名な住人と出身者

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 - 

 - PGA

 - NASCAR

 - The VirginianCimarron StripIt's a Man's World

 - 

J - 

 - NFL

 - TNA

 - Rookie of the Year

 - NFL

 - 

 - NFL

 - PGA

 - NFL1976

P - 

 - MLB19055252

 - 

 - MLB1992-2004

 - NFL

M - 19681969

 - 

 - NFL

 - 

 - 

 - 

 - 

- 

 - NFL

 - NFL

 - 

 - 

 - 

 - 

 - 

C - 

 - Survivor: Cook Islands

3 - 

 - NFL

 - 2009NBA20

 - "Sonny With A Chance"

"" - 

- Survivor Pearl IslandsSurvivor: Heroes vs. Villains

 - 

 - 

姉妹都市

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  フランス、サンタヴォルド

脚注

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参考文献

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  • Baca, George. Conjuring Crisis: Racism and Civil Rights in a Southern Military City (Rutgers University Press; 2010) 196 pagesAn ethnographic study of urban politics and racial tensions in Fort Bragg and Fayetteville
  • Fenn, Elizabeth A.; Watson, Harry L.; Nathans, Sydney; Clayton, Thomas H.; Wood, Peter H. (2003). Joe A. Mobley. ed. The Way We Lived in North Carolina. The University of North Carolina Press 
  • Meyer, Duane (1961). The Highland Scots of North Carolina, 1732-1776. The University of North Carolina Press 
  • Oates, John (1981). The story of Fayetteville and the upper Cape Fear. Fayetteville Woman's Club 

外部リンク

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