柔道におけるランキング制(ランキングせい)は、2009年1月から施行される柔道国際大会で与えられるポイント制度。2012年ロンドンオリンピックの出場権はこのポイントによって決定された。また、2014年からは国内ランキングも創設された。

世界ランキング

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概要

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20091IJF



221418[1]11

5

2014(1521)(1518)[2]

導入の背景

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IJF

(IJF)200810IJF

ポイント算出方法

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2009110

(IOC)2200912125



201051-2011430550%

201151-20124305100%







121100%

13-24250%

20131256 651[3][4][5]2022[6][7]2017[8][9]

201275%201687.5%8[10]

各大会ポイントの詳細

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順位 ポイント比率
(優勝基準)
コンチネンタルオープン グランプリ グランドスラム ワールドマスターズ 世界選手権 世界ジュニア 大陸選手権 オリンピック
優勝 100% 100 700 1000 1800 2000 700 700 2200
準優勝 60% 70 490 700 1260 1400 490 490 1540
3位タイ 40% 50 350 500 900 1000 350 350 1100
5位タイ 20% 36 252 360 648 720 252 252 792
7位タイ 16% 26 182 260 468 520 182 182 572
ベスト16 12% 16 112 160 320 112 112 352
ベスト32 8% 12 84 120 240 84 84 264
1試合勝利 4% 10 70 100 200 70 70
参加ポイント 0.8%   6 10 200 20 6 6 

2014年からは新たに世界団体におけるシードを決定するための国別ランキング制度を設定することになった。世界選手権と大陸選手権の際に行われる団体戦がポイントの対象となる。個人戦同様にポイントが有効となるのは2年間[11]

各大会ポイントの詳細

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順位 ポイント比率
(優勝基準)
大陸選手権 世界選手権
優勝 100% 700 2000
2位 60% 490 1400
3位 40% 350 1000
5位 20% 252 720
7位 16% 182 520
ベスト16 12% 112 320
ベスト32 8% 84 240

(出典[12])。

国内ランキング

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概要

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JOC調2014IJF[13][14]

21100%503[15]

[16]

国内大会勝利ポイント

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  • 国内大会では講道館杯全日本選抜体重別選手権全日本選手権の3大会がランキングポイント対象大会となる。なお、前年のオリンピックや世界選手権の代表になった選手は国内大会勝利ポイントの他に80点が付与される。世界選手権の第2代表だった選手は56点[16]


順位 ポイント比率
(優勝基準)
講道館杯 選抜体重別 全日本選手権
優勝 100% 80 100 100
2位 60% 56 70 70
3位 40% 40 50 50
5位 20%     36

国際大会出場基礎点

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  • 強化委員会によって選出されて国際大会に出場する選手には、大会のレベルに応じて出場基礎点が付与されていたが、2017年からは取り止めとなった。但し、前年のオリンピックか世界選手権代表には代表点として80ポイントが付与される。世界選手権の第2代表には56ポイントが付与される(第1代表と第2代表に明確な差が認められない場合はどちらにも80ポイントが付与される)

国際大会勝利ポイント(レベル固定大会)

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  • オリンピック、世界選手権、ワールドマスターズの3大会に関しては、出場選手のレベルに関わらず以下の勝利ポイントが付与される。
順位 ポイント比率
(優勝基準)
マスターズ 世界選手権 オリンピック
優勝 100% 140 180 200
2位 60% 98 126 140
3位 40% 70 90 100
5位 20% 50 65 72
7位 16% 47 52
ベスト16 12% 29 32
ベスト32 8% 22 24
1試合勝利 4% 18 20

国際大会勝利ポイント(レベル変動大会)

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384

8ABCD4

4

IJFD
順位 ポイント比率
(優勝基準)
A B C D
1位 100% 100 80 60 40
2位 60% 70 56 42 28
3位 40% 50 40 30 20
5位 20% 36 29 22
7位 16% 26 21
ベスト16 12% 16

有力選手勝利ポイント

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  • 過去4年間のオリンピック、世界選手権、ワールドマスターズ優勝者に勝利した場合は、別途勝利ポイントが加算される。
優勝者 ポイント
オリンピック優勝者 20
世界選手権優勝者 15
ワールドマスターズ優勝者 10

団体戦の国際大会勝利ポイント

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  • 世界選手権の団体戦で1試合勝利するごとに20ポイント、アジア大会及びアジア選手権では10ポイント、ユニバーシアード、東アジア選手権、世界ジュニアではそれぞれ5ポイントが付与される
大会 ポイント
世界選手権 20
アジア大会及びアジア選手権 10
ユニバーシアード、東アジア選手権、世界ジュニア 5

脚注

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関連項目

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外部リンク

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