ラヴクラフト神話

H. P. ラヴクラフト自身による小説上の神話体系

Lovecraft Mythos ST[1]使

M""(Cthulhu Mythos proper)[2]

使

概要

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CL?[3] 

[4][5]

HP HPL88[6]

特色

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S・T・ヨシによれば、ラヴクラフト神話には以下の4つの重要な要素が存在する。

なお、これらの要素は多くのラヴクラフト作品に登場するが、ラヴクラフト自身が体系立てて考えていたものではなく、著作を進めていく中で築き上げていったものである。

ラヴクラフト作品群内での神話・非神話の線引き

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上記のように、ラヴクラフト作品における「神話」もまた時間を掛けて統合されていったものである為、どれが神話でどれが神話でないかを一律に判定することは難しい。今日各社から出版されているクトゥルフ神話のガイドブックの類でも一様でない。

特に問題となる事が多いのはドリームランドのシリーズである。一例を挙げると、東雅夫の『クトゥルー神話事典』における作品リストは、「固有の神格や魔道書がストーリーに密接に関わるもの」を神話と定義し、ドリームランドの初期作品は除外している。そして定義の違いによってリストは全く違ったものとなる事を認めている[7]

脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ Joshi, "The Lovecraft Mythos", H. P. Lovecraft, p. 31ff.
  2. ^ Price, "H.P. Lovecraft and the Cthulhu Mythos"
  3. ^ 山本弘, 『クトゥルフ・ハンドブック 改訂新版』, ホビージャパン ISBN 978-4938461966 p. 40-41
  4. ^ 創元推理文庫『ラヴクラフト全集5』作品解題、323-326ページ。
  5. ^ 創元推理文庫『ラヴクラフト全集5』作品解題「ダニッチの怪」、345-348ページ。
  6. ^ 新潮文庫『クトゥルー神話傑作選3 アウトサイダー』編訳者解説 311ページ。
  7. ^ 学研『クトゥルー神話事典第四版』(2013年)「ハワード・フィリップス・ラヴクラフト」500ページ。