ワンタン麺
中国南部の麺料理の一つ
(ワンタンメンから転送)
ワンタン麺 | |||||||||||
![]() 香港の雲呑麺 | |||||||||||
中国語 | |||||||||||
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繁体字 | 雲吞麵 | ||||||||||
簡体字 | 云吞面 | ||||||||||
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繁体字 | 餛飩麵 | ||||||||||
簡体字 | 馄饨面 | ||||||||||
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マレー語 | |||||||||||
マレー語 | Mi Wonton / Mi Wantan |
漢字表記
編集ワンタン麺の漢字表記は「雲呑麵」と「饂飩麵」の二つに分かれていて、中国の簡体字に転換すると「云吞面」と「馄饨面」になる。広東省や香港などの中国の極南部では「雲呑麵」と書き、上海・浙江省・江蘇省などの中国の中南部では「饂飩麵」と書く。
中国大陸
編集香港
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香港では、通常蝦雲呑と葉菜が添えられ、熱いスープが注がれる。
香港の雲呑麺には四つの特徴がある。第一に、雲呑の中身の多くはエビに僅かな豚挽き肉を加えたものか、純粋にエビのみである。第二に、滑らかで細い麺をアルデンテに調理し、卵麺が調理されたときに独特の味とにおいがしないことが要求される。第三に、ヒラメの乾物︵﹁大地魚﹂︶からとられ、よく熱したスープを使う。最後に、黄ニラが飾りとして使われる。最初の二点は独特のはっきりした舌ざわりを、後の二点は独特な見栄えを料理に与える。
麺をアルデンテに茹でる為には、調理過程と順序を固く守る必要がある。雲呑は最初に料理され、ボウルに置かれる。次に麺は生麺をほんの10秒間茹でた後、冷水でしめ、どんぶりの雲呑の上に入れる。そして、熱いスープを麺の上から注ぎ入れる。スープは十分に味わいがあるが、雲呑と麺の味を邪魔する程に強くはない。
食べる時に、れんげがどんぶりの底に置かれ、その上に雲呑があり、一番上に麺がある状態になる。麺があまりに長い間スープに浸かるとのびた状態になってしまうので、最高の状態で出すためにはこの手順が決められる。
汁なしの撈麺︵zh:拌麵︶
雲呑麺は熱いスープの中の雲呑や麺と同じだが、汁なしの状態で撈麺︵zh:拌麵︶として出されることもある。その場合には、麺の上に雲呑がのっている。
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/0/08/Wantan2.jpg/200px-Wantan2.jpg)
マレーシア
編集シンガポール
編集タイ
編集日本
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日本におけるワンタンメンとは、具として豚肉や海老を使用したワンタンを入れた﹁ラーメン﹂の一種である。醤油ラーメン[2]や塩ラーメンが多く使われる。
ロングセラーのインスタント麺[3]の存在もあり、日本人にはなじみの深い名前のラーメンである。ラーメン専門店や中華料理店のメニューに載っている事がある。酒田市には著名なラーメン店[4]があり、ラーメン店のサブメニューになっている事があり、冷やしワンタン麺などの変種も存在している。
「酒田ラーメン」も参照
ワンタンの皮もラーメンの麺も、主に小麦粉により作られるが、製法が違うので、ラーメンへ食感の変化を与える[5][6]。ワンタンを食べる時に箸を使用し持ち上げようとするとワンタンの皮が破れる事が多いので、蓮華を使用して食べる人が多い。
インスタントワンタン麺
編集脚注
編集出典
編集- ^ 平野久美子、『食べ物が語る香港史』、p36-37、新潮社、1998年、ISBN 4-10-424501-1
- ^ ワンタン麺 肉ワンタンしょうゆ[リンク切れ]
- ^ カップ麺の歴史
- ^ 椎名誠『麺の甲子園』北日本Bブロックで優勝
- ^ NIKKEI 1963年エースコックの即席ワンタンメン 「つるつるしたラーメンともっちりしたワンタンの食感」
- ^ 「つるつるしたワンタンとのど越しの良い麺」
- ^ ふくろ麺の歴史
- ^ ワンタン麵の誕生 エースコック
- ^ エースコック ワンタンメンの誕生[リンク切れ]
- ^ 日経トレンディネット 「インスタントラーメン大研究 半世紀に渡る進化の歴史と次の商品」 2008年9月24日付
- ^ エースコック 袋めん・カップ麺