ワールド・エコノ・ムーブ

ワールド・エコノ・ムーブ(World Econo Move、通称:WEM)とは、大会側から支給される同一コンディションのバッテリーあるいは水素ボンベを用いて、2時間のレース時間内に走る距離を競う省エネルギーレースである。

2009 World Econo Moveのスタートの様子

概要

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19951

516km2調70kg調70kg500mm2

使2009

使12V-3Ah4144Wh(5HR)2使110Wh1530kg70kg85100kg70W50km/h144Wh3.9

602110NL使48 km/h2010175NL120NL使使

2014CQWEM-Light4

EP()1EP8972Wh15=15,600 km/L45km/h25km/h10,000 km/L

使DC






過去の記録

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2004年から2008年にかけてWEMで5連覇を達成した電気自動車「ファラデーマジック2」。2010年・2011年は燃料電池部門で優勝を収めている。(東海大学チャレンジセンター)
 
2009から2012年にかけてWEMで優勝したZDPのTachyon
鉛蓄電池部門
回数 開催年 チーム名 車名 走行距離 EP換算燃費
第1回 1995年 ゼロ TO ダーウィン でんち君1号 63,798.08m 3,974.93 km/l
第2回 1996年 早稲田大学永田研究室 Eleking Waseda 65,294.50m 4,068.17 km/l
第3回 1997年 なかよし ZDP チーム スーパー でんち君 69,966.50m 4,359.26 km/l
第4回 1998年 なかよしZDP スーパーでんち君 69,592.80m 4,335.97 km/l
第5回 1999年 チーム・ヨイショット・ミツバ USO800 73,826.20m 4,599.74 km/l
第6回 2000年 チーム“ヨイショット!”ミツバ USO 800 71,237.30m 4,438.44km/l
第7回 2001年 チームスーパーエナジー スーパーエナジーVer5.2 76,598.29m 4,772.45km/l
第8回 2002年 チーム“ヨイショット!”ミツバ Hyper USO 800 79,093.18m 4,927.90km/l
第9回 2003年 なかよしZDP ミラクルでんちくん 78,550.40m 4,894.08km/l
第10回 2004年 東海大学木村研究室 ファラデーマジック2 80,253.90m 5,000.21km/l
第11回 2005年 東海大学木村研究室 ファラデーマジック2 84,957.60m 5,293.28km/l
第12回 2006年 東海大学チャレンジセンター ファラデーマジック2 79,302.70m 4,940.95km/l
第13回 2007年 東海大学チャレンジセンター ファラデーマジック2 88,076.00m 5,487.58km/l
第14回 2008年 東海大学チャレンジセンター ファラデーマジック2 90,422.40m 5,633.77km/l
第15回 2009年 Zero to Darwin Project Tachyon 89,463.28m 5,574.01km/l
第16回 2010年 Zero to Darwin Project Tachyon 90,047.27m 5,610.40km/l
第17回 2011年 Zero to Darwin Project Tachyon 90,472.60m 5,636.89km/l
第18回 2012年 Zero to Darwin Project Tachyon 85,660.71m 5,337.09km/l
第19回 2013年 first step AISIN AW つばさ54号 87,734.71m 5,466.31km/l
第20回 2014年 first step AISIN AW つばさ54号 91,969.10m 5,730.14km/l
第21回 2015年 PROJECT MONO ◇ TTDC MONO-F 90,713.40m 5,651.898km/l
第22回 2016年 PROJECT MONO ◇ TTDC MONO-F 92,354.67m 5,754.158km/l
第23回 2017年 東郷アヒルエコパレーシング Pursuiter 85,207.00m 5,308.822km/l
第24回 2018年 Zero to Darwin Project Tachyon 91,694.80m 5,713.045km/l
 
2003年にミラクルでんちくんとして鉛蓄電池部門で優勝し、コンバート後、2008、2009年のWEM燃料電池部門で優勝した東海大学チャレンジセンターのマジカル燃料電池くん
燃料電池部門
回数 開催年 チーム名 車名 走行距離
第9回 2003年 チーム“ヨイショット!”ミツバ 旧型 USO 800 55,005.15m
第10回 2004年 チーム”ヨイショット!”ミツバ 元祖 USO800 56,059.50m
第11回 2005年 NEO-EVER Aqua 60,100.73m
第12回 2006年 中日本自動車短期大学 マンボースマッシュ 49,027.45m
第13回 2007年 中日本自動車短期大学 マンボースマッシュ 62,301.21m
第14回 2008年 東海大学チャレンジセンター マジカル燃料電池くん 77,374.22m
第15回 2009年 東海大学チャレンジセンター マジカル燃料電池くん 68,058.37m
第16回 2010年 東海大学チャレンジセンター ファラデーマジック2 86,535.23m
第17回 2011年 東海大学チャレンジセンター ファラデーマジック2 81,491.61m
第18回 2012年 秋田工業高等学校 秋工(あきこう)レーシングFC 37,463.75m
第19回 2013年 東京都市大学機親会学生会・エネ化有志 救援要請あめかぜ 31,956.40m
第20回 2014年 秋田工業高等学校 秋工(あきこう)レーシングFC 54,062.70m
第21回 2015年 秋田工業高等学校 秋工(あきこう)レーシングFC 38,815.58m
第22回 2016年 秋田工業高等学校 秋工(あきこう)レーシングFC 36,873.80m
第23回 2017年 秋田工業高等学校 秋工(あきこう)レーシングFC 48,412.73m
第24回 2018年 秋田工業高等学校 秋工(あきこう)レーシングFC 34,744.20m
  • なお、燃料電池部門第10大会優勝の秋田工業高校は、2012年燃料電池部門唯一のジュニア(高校生以下でのチーム編成)クラスの参加であり、同クラスからの初優勝チームである。

ワールド・エコノ・ムーブ・グランプリ

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菅生豊橋など各地で同様の大会が開催されるようになってきたことから、ある程度のレギュレーションの統一をはかり、通算ポイントで順位を競うワールド・エコノ・ムーブ・グランプリ(通称・WEM GP)が2002年より開催されている。 2007年度は海外でも初開催され、グランプリは全8戦となった。2018年度は全5戦が開催予定。

2018年ワールドエコノムーブグランプリ大会一覧
大会名称 開催日 開催場所 備考
第1戦 2017年5月4日5月5日 大潟村ソーラースポーツライン秋田県 2018 World Econo Move
第2戦 2018年8月11日8月12日 スポーツランドSUGO宮城県 2018 World E.V. Challenge in SUGO
第3戦 2018年10月7日 堺カートランド(大阪府 Econo Move関西大会 2018
第4戦 2018年11月3日 日本自動車大学校NATSサーキット(千葉県 2018 NATS EV 競技会
第5戦 2018年12月30日 糸満魚港内特設サーキット(沖縄県 エネルギーチャレンジ沖縄/ Energy Challenge Okinawa 2018 国際競技大会


他の大会

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ワールド・ソーラー・バイシクル・レースのSクラスは、エコノムーブ参加車両に太陽電池を搭載することで、参加できるため、車体を兼用できるように設計・製作するケースがしばしば見られる。

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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