ヴァイオレット・エヴァーガーデン (アニメ)
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は、暁佳奈による同名のライトノベルを原作とした日本のアニメ作品。2018年1月から4月までTOKYO MXほかで放送された[3][4]。また、同年7月4日発売のBD・DVD第4巻に第4話と第5話の間に位置する数か月間に起きた物語を描いた特別番外編が収録された。
ヴァイオレット・エヴァーガーデン Violet Evergarden | |
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ジャンル | 群像劇[1]、ファンタジー[1] |
アニメ | |
原作 | 暁佳奈 |
監督 | 石立太一 |
シリーズ構成 | 吉田玲子 |
脚本 | 吉田玲子、鈴木貴昭、浦畑達彦 |
キャラクターデザイン | 高瀬亜貴子 |
音楽 | Evan Call |
アニメーション制作 | 京都アニメーション |
製作 | ヴァイオレット・エヴァーガーデン 製作委員会 |
放送局 | TOKYO MXほか |
放送期間 | 2018年1月11日 - 4月5日 |
話数 | 全13話+OVA |
映画:ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 - | |
原作 | 暁佳奈 |
監督 | 藤田春香 |
脚本 | 吉田玲子(シリーズ構成) 鈴木貴昭、浦畑達彦(脚本) |
キャラクターデザイン | 高瀬亜貴子 |
音楽 | Evan Call |
制作 | 京都アニメーション |
製作 | ヴァイオレット・エヴァーガーデン 製作委員会 |
配給 | 松竹 |
封切日 | 2019年9月6日 |
上映時間 | 90分 |
映画:劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン | |
原作 | 暁佳奈 |
監督 | 石立太一 |
脚本 | 吉田玲子 |
キャラクターデザイン | 高瀬亜貴子 |
音楽 | Evan Call |
制作 | 京都アニメーション |
製作 | ヴァイオレット・エヴァーガーデン 製作委員会 |
配給 | 松竹 |
封切日 | 2020年9月18日[2] |
上映時間 | 140分 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ |
ポータル | アニメ |
このテレビアニメ版の結末は『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』(後述)に繋がっており、テレビアニメ版の各エピソードに登場したキャラクターが何らかの形で再登場している。推定18歳となったヴァイオレットの話で、原作小説版とは別の結末である。
プロモーション
登場人物
オリジナルキャラクター
C.H郵便社
育成学校時代の同級生・教師
- ルクリア・モールバラ
- 声 - 田所あずさ[9]
- 自動手記人形育成学校在籍時の同級生。両親を西部戦争で亡くして兄と二人暮らし。ヴァイオレットの隣席で、手紙の代筆訓練でペアを組む。地元ライデン出身で、鐘楼からの景色をヴァイオレットに教えた。育成学校を首席で卒業した後、自動手記人形として活動しており、シャヘル天文本部での写本作成にも参加している。
- ローダンセ
- 声 - 野沢由香里[9]
- 名門の自動手記人形育成学校の厳しさで有名な教師。ヴァイオレットの正確かつ早いタイピングを評価しつつも文章力に対しては「これでは報告書だ」と酷評し、「ドールの在り方」を説いた。育成期間の終了直後はヴァイオレットの修了を認めなかったが、ヴァイオレットが初めて気持ちを汲み取って代筆したルクリアからルクリアの兄・スペンサーへの手紙を見て、修了を認める。その後、オペラ歌手・イルマの出した作詞の依頼に対し、唯一遂行可能な人物としてヴァイオレットを推薦した。
- イベリス・コノウエ
- 声 - 土井真理[9]
- ヴァイオレットの自動手記人形育成学校在籍時の同級生。シャヘル天文本部での写本作成にも参加しており、リオンと同室のカイル・ゼーニヒ(声 - 横田大輔[9])とペアを組む。
- ブルーベル・ユノア
- 声 - 柚木尚子[9]
- ヴァイオレットの自動手記人形育成学校在籍時の同級生。シャヘル天文本部での写本作成にも参加している。
依頼主
スタッフ
原作 | 暁佳奈 |
---|---|
監督 | 石立太一 |
シリーズ構成 | 吉田玲子 |
キャラクターデザイン 総作画監督 |
高瀬亜貴子 |
シリーズ演出 | 藤田春香 |
世界観設定 | 鈴木貴昭 |
美術監督 | 渡邊美希子 |
美術設定 | 鵜ノ口穣二 |
色彩設計 | 米田侑加 |
撮影監督 | 船本孝平 |
3D監督 | 山本倫 |
小物設定 | 高橋博行、太田稔 |
編集 | 重村建吾 |
音響監督 | 鶴岡陽太 |
音楽 | Evan Call |
音楽プロデューサー | 斎藤滋 |
音楽制作 | ランティス、ミラクル・バス |
企画プロデューサー | 八田英明 |
プロデューサー | 八田真一郎、中村伸一、梅田和沙、斎藤滋 |
アニメーション制作 | 京都アニメーション |
アニメーション制作協力 | アニメーションDo |
製作 | ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会 |
制作
主題歌
反響・評価
部門 | 対象 | 結果 | 出典 |
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ANIME OF THE YEAR | ヴァイオレット・エヴァーガーデン | 4位 | [26] |
GIRL OF THE YEAR | ヴァイオレット・エヴァーガーデン | 3位 | |
BEST IN ANIMATION EFFECTS AND SEQUENCE | ヴァイオレット・エヴァーガーデン | 1位 | |
BEST IN CHARACTER DESIGN | 1位 | ||
BEST IN SCENERIES AND VISUALS | 1位 | ||
BEST IN SOUNDTRACK | 3位 | ||
DRAMA ANIME OF THE YEAR | 1位 | ||
FANTASY OR MAGICAL ANIME OF THE YEAR | 2位 | ||
BEST VOICE ACTING PERFORMANCE BY A FEMALE | 石川由依(ヴァイオレット・エヴァーガーデン役) | 1位 |
各話リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
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第1話 | 「愛してる」と自動手記人形 | 吉田玲子 | 石立太一 |
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戦争で両腕を失い、義手をつけて入院しているヴァイオレットは、ギルベルト少佐のもとでの戦線復帰を望んでいた。ホッジンズは彼女を退院させ、ギルベルトの親戚のエヴァーガーデン家に預ける。だがヴァイオレットはこれを拒否。ホッジンズはヴァイオレットを自分が経営する郵便社に住み込みで働かせることにする。そこで自動手記人形(ドール)の代筆を見たヴァイオレットは、少佐が残した「愛してる」の意味を知るため、同じ仕事がしたいと申し出る。 | |||||
第2話 | 「戻って来ない」 | 吉田玲子 | 藤田春香 | 植野千世子 | |
ヴァイオレットはカトレアの指導でタイプライターを習得し、翌日から代筆を見学するが、彼女の留守中に依頼の引き受けをためらうエリカに代わり、恋文を代筆してしまう。本音だけ書かれた恋文で失恋したと依頼者に怒鳴り込まれ、アイリスはホッジンズにヴァイオレットを辞めさせるよう進言する。だが、エリカはヴァイオレットを庇い、カトレアはドールの育成講座に通うことを勧める。 | |||||
第3話 | 「あなたが、良き自動手記人形になりますように」 | 浦畑達彦 | 北之原孝將 | 明見裕子 | |
ドールの育成学校に入ったヴァイオレットは学課で優秀な成績を修めるが、同じクラスのルクリアの手紙を代筆する授業では教官ローダンセから酷評され、落第する。ルクリアから酒浸りの兄スペンサーへの複雑な思いを打ち明けられたヴァイオレットは、ルクリアの感謝の気持ちを短い手紙に綴り、スペンサーに渡す。ルクリアから手紙を見せられたローダンセはこれを評価し、ヴァイオレットに卒業のブローチを授与する。 | |||||
第4話 | 「君は道具ではなく、その名が似合う人になるんだ」 | 吉田玲子 | 武本康弘 | 澤真平 | 角田有希 |
アイリスは故郷カザリから初めて出張依頼を受けるが、手を怪我したため、ヴァイオレットと共に帰郷する。依頼者はアイリスの両親で、依頼は娘の結婚相手を探す誕生パーティーの招待状だった。パーティー当日にかつて自分を振ったエイモンを見たアイリスは激怒するものの反省し、招待客への詫び状をヴァイオレットに依頼するが、彼女からは両親への感謝の手紙を書くことを勧められる。手紙で両親と和解したアイリスは、ヴァイオレットと共にライデンへ戻る。 | |||||
第5話 | 「人を結ぶ手紙を書くのか?」 | 鈴木貴昭 | 山田尚子 |
| 植野千世子 |
ヴァイオレットはドロッセル王国に出張し、シャルロッテ王女の政略結婚の相手であるダミアン王子との公開恋文を代筆する。シャルロッテにダミアンが初恋の相手であることや彼の本当の気持ちが知りたいと告白され、ヴァイオレットはダミアンのドールと話をつけてシャルロッテとダミアンに自筆の恋文をやり取りさせる。やがて、シャルロッテは月下の庭園にてダミアンから求婚される。結婚式の日、ヴァイオレットはダミアンに雇われていたカトレアと共にライデンへ戻る。ライデン港に着いたヴァイオレットはディートフリートに再会。ヴァイオレットを憎むディートフリートは「多くの命を奪ったその手で人を結ぶ手紙を書くのか」と吐き捨てる。 | |||||
第6話 | 「どこかの星空の下で」 | 浦畑達彦 | 三好一郎 | 角田有希 | |
天文台にドールが集められ、大量の写本の作業が始まる。写本係のリオンはドールを嫌っていたが、一緒に組んだヴァイオレットの仕事ぶりに驚く。リオンはヴァイオレットを彗星の観察に誘い、お互いの身の上を打ち明け合う。やがて、作業が終わって天文台を去るヴァイオレットに、リオンは父と同じ文献収集の旅に出る決意を語る。 | |||||
第7話 | 「 」 | 吉田玲子 | 山村卓也 |
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ヴァイオレットは酒浸りの戯曲家オスカーのもとへ出張し、新作の戯曲を代筆する。娘を失った悲しみから立ち直れなかったオスカーは、ヴァイオレットの協力で戯曲を書き上げる。ヴァイオレットは兵士だった当時を振り返り、初めて罪悪感にかられる。ライデンに戻ったヴァイオレットはエヴァーガーデン夫人と再会し、ギルベルトがすでに亡くなっていたことを知ってショックを受ける。 | |||||
第8話 | [注 1] | 吉田玲子 | 澤真平 | 岡村公平 | |
ヴァイオレットはギルベルトの屋敷を訪ねるが、案内されたのは彼の墓だった。4年前、名無しの孤児だったヴァイオレットはギルベルトに引きとられ、読み書きや報告書の書き方を教わり、名前を与えられる。ヴァイオレットはギルベルトに強い忠誠心を持つようになり、軍に入ってギルベルトと戦場に赴く。武器として多くの兵士を殺害し、軍の作戦に貢献するが、インテンスの総本部の要塞攻略直後、ヴァイオレットの目の前でギルベルトは銃撃される。 | |||||
第9話 | 「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」 | 吉田玲子 | 武本康弘 |
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敵軍は撤退する前に総本部を砲撃。この時ヴァイオレットは両腕を失い、少佐は「愛してる」の言葉を残し生死不明のまま行方不明になった。ホッジンズは総本部跡地で少佐を探すヴァイオレットを郵便社に連れ帰る。少佐の死の衝撃と殺戮に手を染めてきた罪悪感にさいなまれるヴァイオレットは部屋に閉じこもってしまうが、アイリスとエリカから届いた励ましの手紙を読む。翌日ヴァイオレットは仕事に復帰。生きていてよいのかとヴァイオレットに問われたホッジンズは、過去は消えないが、ドールとしてやってきたことも消えないと励ます。 | |||||
第10話 | 「愛する人は ずっと見守っている」 | 吉田玲子 | 小川太一 | 丸木宣明 | |
病気の母・クラーラと暮らすアンのもとを、ヴァイオレットが訪れる。アンそっちのけでクラーラの代筆を務めるヴァイオレットをアンは不審に思うが、徐々にヴァイオレットを慕うようになる。ヴァイオレットが代筆していたのは、クラーラの死後にアンの誕生日に届けられる50年分の手紙だった。仕事を終えて郵便社に帰ってきたヴァイオレットはこらえていた涙を溢れさせ、アンは50年間にわたってクラーラの愛を知る。 | |||||
第11話 | 「もう、誰も死なせたくない」 | 浦畑達彦 | 北之原孝將 |
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内戦が続くメナス基地から代筆依頼があり、現地の危険さを懸念したホッジンズは断ろうとするが、ヴァイオレットは現地に赴き、依頼者のエイダンを見つける。瀕死の重傷を負っていたエイダンは両親と幼馴染のマリアへの手紙を口述し、息絶える。ヴァイオレットはエイダンの故郷に手紙を届ける。手紙を手渡された彼の両親とマリアは泣きながら礼を述べ、ヴァイオレットもエイダンの命までは救えなかった自分の非力さに涙する。 | |||||
第12話 | [注 1] | 鈴木貴昭 |
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ライデンシャフトリヒとガルダリク帝国が和平を結び、条約文書を代筆するカトレアと護衛のベネディクトは大陸縦断鉄道に乗っていた。帰りの飛行機から和平反対派の動きを知ったヴァイオレットは機関車に乗り込み、遭遇したディートフリートに嫌悪される。殺人を拒否したヴァイオレットは機関車の屋根にて和平反対派と格闘し、ディートフリートを銃弾から庇う。 | |||||
第13話 | 自動手記人形と「愛してる」 | 吉田玲子 | 石立太一 |
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ヴァイオレットが義手を犠牲にして橋に仕掛けられた爆弾を外し、鉄道破壊を阻止したことによって和平条約は無事に調印され、平和が戻る。飛行機で空から手紙が飛ばされる航空祭が行われることになり、郵便社の面々もそれぞれ手紙を書く。新たな義手を装着したヴァイオレットは初めてギルベルト宛てに手紙を書き、「愛してるが少しわかるのです」と結ぶ。 | |||||
Extra Episode | 「きっと"愛"を知る日が来るのだろう」 | 浦畑達彦 |
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BD/DVD第4巻に収録されたOVA。第4話と第5話の間に位置する数か月間に起きた物語を描いた特別番外編となる。歌姫・イルマの恋文執筆を依頼されたヴァイオレットは、様々な文学を読んで恋文の腕を上げていくがイルマからは没にされてしまう。それが単なる恋文ではなく現代を舞台とした新作オペラの歌詞であること、依頼がローダンセの推薦で任されたものだと知ったヴァイオレットは郵便社の仲間たちと協力し、戦災で届かなかった多くの手紙の言葉に触れて、歌詞を書き上げた。 |
放送局
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [31] | 備考 |
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2018年1月11日 - 4月5日 | 木曜 0:00 - 0:30(水曜深夜) | TOKYO MX | 東京都 | |
木曜 2:05 - 2:35(水曜深夜) | テレビ愛知 | 愛知県 | ||
木曜 2:15 - 2:45(水曜深夜) | 朝日放送テレビ | 近畿広域圏 | 『水曜アニメ〈水もん〉』第1部 2018年3月までは朝日放送 |
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2018年1月12日 - 4月6日 | 金曜 0:00 - 0:30(木曜深夜) | BS11 | 日本全域 | BS放送 / 『ANIME+』枠 |
2018年1月14日 - 4月8日 | 日曜 2:30 - 3:00(土曜深夜) | 北海道テレビ | 北海道 | |
2018年1月21日 - 4月15日 | 日曜 1:30 - 2:00(土曜深夜) | 青森朝日放送 | 青森県 |
関連商品
BD / DVD
巻 | 発売日[32] | 収録話 | 規格品番 | |
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BD | DVD | |||
1 | 2018年4月4日 | 第1話 - 第3話 | PCXE-50811 | PCBE-55901 |
2 | 2018年5月2日 | 第4話 - 第7話 | PCXE-50812 | PCBE-55902 |
3 | 2018年6月6日 | 第8話 - 第10話 | PCXE-50813 | PCBE-55903 |
4 | 2018年7月4日 | 第11話 - 第13話 Extra Episode |
PCXE-50814 | PCBE-55904 |
書籍
- 『ヴァイオレット・エヴァーガーデン クロニクル』(公式ファンブック)2018年4月6日発売[33]、ISBN 978-4-907064-80-8
イベント
2019年7月18日に発生した京都アニメーション放火殺人事件により、当初は本作の資料もすべて焼失したことが八田英明へのインタビューで報じられていたが、事件発生前に企画されていた鹿児島県出水市での展示イベント「京都アニメーション原画展」用として本作を含む原画15点はその時点で京都アニメーションから会場の書店へ発送済みであり、難を逃れた。それが事件発生当日に届いた書店は中止を検討したが、京都アニメーションの「ファンのためにもぜひやってほしい」との意向を酌み、開催した[34][35]。
劇場アニメ
原作 | 暁佳奈 |
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監督 | 藤田春香(外伝) 石立太一(完全新作)[注 2] |
シリーズ構成 | 吉田玲子(外伝) |
脚本 | 鈴木貴昭・浦畑達彦(外伝) 吉田玲子(完全新作) |
キャラクターデザイン 総作画監督 |
高瀬亜貴子 |
世界観設定 | 鈴木貴昭 |
美術監督 | 渡邊美希子 |
3D美術 | 鵜ノ口穣二 |
色彩設計 | 米田侑加 |
小物設定 | 髙橋博行 |
撮影監督 | 船本孝平 |
3D監督 | 山本倫 |
音響監督 | 鶴岡陽太 |
音楽 | Evan Call |
アニメーション制作 | 京都アニメーション |
製作 | ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会 |
配給 | 松竹 |
ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -
あらすじ(外伝)
- 「寂しくなったら名前を呼んで」
- ヴァイオレットは女子寄宿学校に派遣され、貴族令嬢のイザベラ・ヨークがデビュタントを迎えるまでの3か月間家庭教師となる。当初イザベラは反発するが、真摯に接するヴァイオレットに次第に心を開いていく。デビュタントを終えヴァイオレットが去る前日、イザベラは元の名前がエイミー・バートレットであることと自分の身の上を打ち明け、義理の妹のテイラー・バートレットへの手紙を依頼する。イザベラとヴァイオレットの手紙は配達員のベネディクトによって孤児院のテイラーに届けられる。
- 「君の名を呼ぶ、それだけで二人の絆は永遠なんだ」
- 3年後、孤児院を抜け出したテイラーが郵便社を訪ねてくる。テイラーはベネディクトの元で配達員見習いとなる。ヴァイオレットは読み書きのできないテイラーを手伝い、義理の姉・エイミーへの手紙を書き上げる。ベネディクトは地方貴族に嫁いでいたエイミーことイザベラを探し当て、テイラーを連れて配達に向かう。ベネディクトから受け取った手紙を読んだイザベラは号泣する。それを隠れて見守ったテイラーは、一人前の配達員になったら直接手紙を渡すと決意してベネディクトと街に戻る。
主題歌(外伝)
受賞歴(外伝)
- 令和元年アニソン大賞特別賞…「エイミー」[44]
評価(外伝)
テレビ放送(外伝)
回数 | テレビ局 | 番組名(放送枠名) | 放送日 | 放送時間 | 放送分数 | 視聴率 | 備考 |
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1 | 日本テレビ | 金曜ロードショー | 2021年11月5日 | 21:00 - 22:54 | 114分[注 3] |
関連書籍(外伝)
- 『『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』公式ファンブック』2021年6月発売[50]、ISBN 978-4-910052-06-9
劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン
あらすじ(完全新作)
デイジーは亡き祖母・アンの家でアンの母がドールに代筆させた手紙を読む。両親に反発するデイジーは家を出て代筆したドールの足跡を辿る。
電話が普及しはじめたライデンでもヴァイオレットは多忙だったが、ギルベルト少佐のことは胸から離れなかった。病気で入院中の少年ユリスがヴァイオレットに代筆を依頼する。ホッジンズは宛先不明の手紙の中にギルベルトの筆跡を発見する。ホッジンズはヴァイオレットと共に手紙が出されたエカルテ島に向かう。ギルベルトは戦争で左目と左腕を失くしたあと、病院を出てこの島に住み着いていた。ヴァイオレットはギルベルトの家を訪ねるが、彼女に負い目のあるギルベルトは再会を拒否する。ユリスが亡くなり手紙が届けられたとの知らせが入る。ヴァイオレットはギルベルトに手紙を書き、船で島を出る。感謝の言葉が綴られた手紙を読んだギルベルトは船着き場に走る。ギルベルトの呼ぶ声を聞いたヴァイオレットは船から飛び降り、ようやくギルベルトと再会し号泣する。
デイジーはエカルテ島に渡る。ヴァイオレットはドールの仕事を全て終えたあと郵便社を辞めてこの島で代筆業をしていたという。デイジーは両親に宛てて心からの手紙をしたためる。
オリジナルキャラクター(完全新作)
- デイジー・マグノリア
- 声 - 諸星すみれ[59]
- アン・マグノリアの孫。アンの葬式後にクラーラに依頼された代筆の手紙50通を見つけ、当時のヴァイオレットの足跡を追うことになる。
- ユリス
- 声 - 水橋かおり[59]
- 不治の病により入院中で、彼の家族に内緒で手紙の代筆をヴァイオレットに依頼する。両親、弟、友達のリュカの合計3つの手紙のうち、リュカの分は病状が突如悪化したため代筆を中止したが、亡くなる前になんとか電話でリュカに言葉を伝えることができた。
主題歌(完全新作)
受賞歴(完全新作)
- 第44回日本アカデミー賞「優秀アニメーション作品賞」[62]
- 東京アニメアワードフェスティバル2021
- 第3回京都デジタルアミューズメントアワード大賞(京都府知事賞)[63]
- 第24回文化庁メディア芸術祭「アニメーション部門」優秀賞[64]
- 第15回声優アワード
- 令和2年アニソン大賞作詞賞…「WILL」[66]
評価(完全新作)
テレビ放送(完全新作)
回数 | テレビ局 | 番組名(放送枠名) | 放送日 | 放送時間 | 放送分数 | 視聴率 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 日本テレビ | 金曜ロードショー | 2022年11月25日[72] | 21:00 - 23:34 | 154分 |
関連書籍(完全新作)
- 『『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』公式ファンブック』2021年6月発売[50]、ISBN 978-4-910052-06-9