上野善道
日本の言語学者
経歴
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岩手県生まれ。1970年に東京大学文学部言語学科を卒業、1973年9月に東京大学大学院人文科学研究科博士後期課程中途退学、同10月に東京大学文学部助手となる。1975年弘前大学人文学部専任講師︵国語学︶、1976年金沢大学法文学部専任講師併任︵言語学︶、1977年金沢大転任、1979年助教授を経て、1981年から東京大学文学部助教授となり、1994年教授。2010年3月に東京大学大学院人文社会系研究科教授を定年退職︵同年中に東京大学名誉教授[1]に︶。同4月から国立国語研究所理論・構造研究系客員教授[2]。
言語学、日本語学、方言学、特に音声学・音韻論を専門分野とし、琉球諸方言を含む日本語全体のアクセント研究を行っている。2006年4月から2009年3月まで日本言語学会会長を務める。2010年4月から日本音声学会会長を務める。
社会的活動
編集- 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所運営諮問委員会委員
主な受賞歴
編集著作
編集共著
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●風間喜代三・上野善道・松村一登・町田健︵1993.09︶﹃言語学﹄︵東京大学出版会︶
●風間喜代三・上野善道・松村一登・町田健︵2004.09︶﹃言語学 第2版﹄︵東京大学出版会︶ ---- 2010年7月第6刷
●注‥﹃言語学﹄から﹃言語学 第2版﹄へは大幅な改訂があり、実質的には﹁言語学 第2版﹂が書名に相当するため、﹁第2版﹂を括弧の外に出して書くのは正しくない。また、刷りを重ねるごとに内容に微修正があるので初めて購入する際は最新の刷りを買ったほうがよい。上野善道の担当箇所はpp.195-250﹁[第7章]音の構造﹂とpp.254-257の﹁国際音声字母﹂であり、筆者の音声学・音韻論に対する基本的な考え方がよくまとまっている。[独自研究?]