: Oberton: overtone[1]harmonic sound[1]harmonic overtoneharmonics21
f2f3f4f



[]

歴史的な背景

編集

古来合唱などで、本来聞こえるはずのない高い声がしばしば聞かれる現象が知られており、「天使の声」などと呼ばれて神秘的に語られていた。これらは倍音を聴取していたものだと現在では考えられている。

科学的な背景

編集

1636

1753

19         

 

   

1                 

n = ± 1    

n = ± 2    2n = ± 3, ± 4, ± 5 3f, 4f, 5f

使

音の分類

編集
 
倍音の周波数軸表示

基音

編集

: fundamental tone: fundamental component[2]

   
上音
複合音に含まれる基音以外の成分を上音(じょうおん、overtone)という。この上音には倍音でない音も含まれる。倍音は、基音の(2以上の)整数倍の周波数の上音であると言い換えることができる。
楽音
















各倍音と倍音列

編集

nn

16C3
倍音 音程 音高差 音名 平均律よりの差
第1倍音 ユニゾン 00 C3 ±0.000セント
第2倍音 1オクターヴ 12.000000半音 C4 ±0.000セント
第3倍音 1オクターヴと完全5度 19.019550半音 G4 +1.955セント
第4倍音 2オクターヴ 24.000000半音 C5 ±0.000セント
第5倍音 2オクターヴと長3度 27.863137半音 E5 -13.686セント
第6倍音 2オクターヴと完全5度 31.019550半音 G5 +1.955セント
第7倍音 2オクターヴと短7度 33.688259半音 B♭5 -31.174セント
第8倍音 3オクターヴ 36.000000半音 C6 ±0.000セント
第9倍音 3オクターヴと長2度 38.039100半音 D6 +3.910セント
第10倍音 3オクターヴと長3度 39.863137半音 E6 -13.686セント
第11倍音 3オクターヴと増4度 41.513179半音 F♯6 -48.682セント
第12倍音 3オクターヴと完全5度 43.019550半音 G6 +1.955セント
第13倍音 3オクターヴと長6度 44.405277半音 A6 -59.472セント
第14倍音 3オクターヴと短7度 45.688259半音 B♭6 -31.174セント
第15倍音 3オクターヴと長7度 46.882687半音 B6 -11.731セント
第16倍音 4オクターヴ 48.000000半音 C7 ±0.000セント
 

上記、倍音の周波数と平均律の音程を視覚的に現した図を示す。赤色が平均律、青色と数字が倍音の次数を現している。渦巻きの1周が1オクターブに対応する。

 
Harmonic Overtones 4 Music

オーバーブローとフラジオレット

編集

調overblowflageoletn調n

2153使

21

1/nn
 

代表的な波形とその倍音

編集





 
 


n1/n

 
 


n1/n

 
 


Vn1/n²

分析

編集

倍音の構造を理解することは音高および音色の理解に直結するため、倍音を分析する様々な手法が提案されている。

基本波フィルタリング

編集

[3]

     [4]        [5]

[6]

脚注

編集


(一)^ ab 1990ISBN 4-563-02195-4http://sciterm.nii.ac.jp/cgi-bin/reference.cgi []

(二)^ "  [Hz] fundamental component"  ,  . (2018). 22: . p.76.

(三)^ ", "  ,  . (2018). 22: . p.76.

(四)^ ", , "  ,  . (2018). 22: . p.77.

(五)^ ", "  ,  . (2018). 22: . p.77.

(六)^ ",    "  ,  . (2018). 22: . p.77.

関連項目

編集