久助
概要
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訳あり商品のひとつ。米菓業界でよく使われている業界用語のひとつであるが、包装された袋に表記されることもあるため、消費者の一部にも知られている。米菓以外では、小麦粉の甘煎餅、洋菓子のラスクなどでも同様に使用される例がある。
割れていて、形状が不完全でも味覚的には正規品と比べて遜色なく、大きな煎餅の場合は、食べる際にわざわざ割ることもあるため、自分で食べるためには気にしない消費者も多い。また、たいてい複数の製品が混合されていて、大きめの包装となっているために、安価にいろいろな味を楽しむことができる。
ただ、煎餅などでは、形状は完全でも、少し加熱しすぎたものなどが入れられる場合もあり、その場合は風味が正規品よりも劣る。
正規の販売ルートでは流通せず、製造直売店や、菓子や食品の安売り専門店、道の駅、ネット通販などで限定販売されることが多い。
昨今は、フードロス削減の一環として、フードバンク、子ども食堂、児童養護施設などに寄付し、社会貢献活動に取り組んでいる企業もある。
くず粉
編集語源
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諸説あり、どの説が正しいという決定的な資料は見出されていないが、用例の広がりから久助葛の駄洒落説がやや有力である。
●江戸時代から良質な本葛の久助葛が愛用され、和菓子職人・料理人の間で久助と略称していた。割れた屑物の菓子に、葛という同音を掛けた駄洒落で﹁久助﹂と呼んだ。なお、菓子を作り終えた時に余った材料を﹁久助種﹂と呼び、これで賄い用や自家用の別の菓子を作ることもある。
●完全なもの(10)に少し欠けている(9)ことから、﹁九助﹂となり、転じて﹁久助﹂となる。
●五助という職人がへまばかりするので、親方が怒りのあまり﹁久助﹂と呼び間違えた。
●江戸時代の奉公人に﹁久助﹂が多かったことから、奉公人がお土産に持って帰るものも換喩でこう呼んだ。
関連項目
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●SDGs
●フードロス
●フードバンク
●フードレスキュー
●子ども食堂
●公共冷蔵庫
●切り落とし
●葛粉
●うたじ・結城たかし・大空遊平 - いずれも漫才師。2015年~2016年、この三人で﹁トリオザキュースケ﹂というトリオ漫才を結成していた[2]。﹁キュースケ﹂はこの﹁久助﹂に由来し、漫才の相方と別れた片割れ同士でくっついたという意味がある。
脚注
編集- ^ “天然純国産本葛(本くず粉)製造専門店”. 廣久葛本舗. 2014年9月26日閲覧。
- ^ 漫才協会(@manzaikyokai) (2015年10月14日). “トリオザキュースケのデビュー!”. X(twitter). 2024年3月11日閲覧。