|
「カメ」のその他の用法については「かめ」をご覧ください。 |
カメ(亀)は、爬虫綱カメ目(Testudines)に分類される生物の総称。
カメ目は、多様な爬虫類グループの中でも比較的早期の約2億1000万年前︵中生代三畳紀後期︶に出現し、甲羅を本格的に発達させたことで特徴づけられる一群で、現代まで継続して繁栄している。ヒトの出現、乱獲によって絶滅した種、あるいは危惧される種があるが、それでも、グループ全体としては水・陸の両域で多様性を維持している。
文化的側面で言えば、亀は、堅い守りの象徴である一方で鈍重を揶揄する語として使われる。また、歩みの遅さではなく着実さを肯定的に捉える場合には、実直さや勤勉さなどを褒めるための比喩となる。古来、中国やインドでは神獣として扱われ、中国文化の影響下にあった地域では吉兆とされる。
淡水域、海洋、砂漠、草原、森林などの様々な環境に生息する[7]。緯度の高い地域に生息する種では氷の張った水面下での活動が観察されている種もいる。樹上棲種はいないが、オオアタマガメは四肢や尾を使い多少ながら木に登ることもある[7]。陸棲種のみで構成されるリクガメ科から、産卵を除いて上陸しない完全水生種︵海棲種︶のみで構成されるウミガメ上科もいる[8]。多くの種類が河川、湖沼、池等の淡水域に生息する[要検証 – ノート]。水からあまり離れずに生活するが、リクガメ科は終生陸上で生活する。水棲種も多くは肺呼吸をしないと生きていけず、水面に顔を出して息継ぎを行う。しかし、冬眠中の個体やハヤセガメのように総排出腔でガス交換を行うことにより空気呼吸を行わず、呼吸のために水面に上がらない種もいる。
食性は種によって異なり[7]、魚類、両生類、爬虫類、哺乳類、昆虫、貝類、甲殻類、植物の葉、果実、キノコなどを食べる種が知られている。一部の食物を専食する種もいる。水棲種では口を開け舌弓を動かし喉を広げることで口内の水圧を低下させ、水ごと獲物を吸い込み捕える事が多い[5][8]。
繁殖形態は卵生。主に陸上に産卵するが[5]、浅い水中に産卵︵発生は水没していない状態で進む︶する種もいる[8][14]。海を広範囲にわたって回遊するウミガメ類も産卵時は砂浜に上陸する。エミスムツアシガメは産卵巣の上に木の枝や落ち葉を塚状に積み上げ、母親が卵を保護する[5]。
現生種は分類学上2つのグループ︵亜目︶のどちらかに所属する。これらは、頸部︵首︶を甲羅に納める方法によって分類される。また、その単系統性については議論があるものの[要検証 – ノート]三畳紀に生息していた初期の絶滅群をプロガノケリス亜目としてまとめることもある。曲頸亜目のカメは南半球に分布し[要検証 – ノート]、頸︵くび︶を水平に折り曲げて甲羅に納める。これに対して潜頸亜目のカメは、頸を垂直にS字形に縮めるようにして納める。また頭部では、顎を動かす筋肉である下顎内転筋が向きを変える位置も両者で異なっている。腰骨と甲羅の接続部も異なる。潜頸亜目は両者が靭帯で結合しているのに対し、曲頸亜目では双方が癒合している。
以下の現生の分類群は、Turtle Taxonomy Working Group (2021) に従う[1]。
2013年理化学研究所等の国際共同研究グループによる遺伝子解読の結果、カメの祖先は約2億5000万年前の生物大量絶滅が発生した時期(P-T境界)前後にワニ、トリ、恐竜等のグループと分かれ独自の進化をした事が明らかとなった[17]。
カメ類は側頭窓を持たない。このため、鳥やワニなどよりも古く、ペルム紀に分布していた無弓類から分岐したと考えられ、祖先となった可能性のある生物として、カプトリヌス、パレイアサウルス類 (Pareiasauridae) などが挙げられていた[18][19]。
それに対し、発生学の面からは側頭窓が二次的に閉じた双弓類ではないかという説が出されていた[7]。また、脊柱の可動性など全身の骨格の形態および石灰質の卵殻を持つことなどから、カメ類は主竜類に属するのではないかという見解が示された[20][21]
[22]。さらに近年の分子系統学的解析の結果も、カメが双弓類それもワニや鳥など主竜類に近縁な生物であるとの見解を支持した[7][23]。この説に従えば、カメは一度は持った側頭窓を後に再び失ったと考えられる。一方、トカゲ・ヘビなどの有鱗目は、カメよりも古く分岐したとされる[15]。
カメとその他の爬虫類の中間の形態を持つ化石資料や現生生物は発見されていなかったため、カメ目の進化は極めて短期間に生じたと考えられていた[24]
[25]。
中国南西部の貴州省で、これまでに発見された中では最も古いカメの化石が中生代三畳紀後期、約2億2,000万年前の地層から発見された[7][26][27]。このカメは、腹側に甲羅を発達させていたが、背側は不完全であり[7]、オドントケリス・セミテスタケア︵Odontochelys semitestacea、﹁甲羅が半分で歯のあるカメ﹂の意︶と名付けられた。また、海生生物の化石とともに発見されたため、海生であったとされる[7]。以上の事から、初期のカメの進化の舞台が主に水中であり、下方からの捕食者の襲撃を防ぐために甲羅を発達させたとのではないかと記載者は考えている。この化石が甲羅の進化を解き明かす鍵になるかも知れないとも期待されるが、2012年現在、本種と現生のカメとの系統関係は明確になっていない。
この生物より約1,000万年後に生息していたプロガノケリスは、口蓋部に歯が残っていた点、頭部や四肢を甲内に収納できず、むしろ頭から尾の先までの全身を数多くの棘で武装していた点が現生のカメと異なるものの、現生のカメ類に近い甲羅や、嘴を持ち、側頭窓を失うという特徴をすでに具えていた[7]。プロガノケリスなど初期の属は、その他のカメ目の二亜目と姉妹グループの関係にあると考えられている[28]。
中生代の三畳紀末︵約2億1,200万年前︶の大量絶滅では、爬虫類や単弓類も大型動物を中心に多くの系統が絶え、当時はまだ比較的小型であった恐竜がそれ以降、急速に発展していく。カメが進化の系統上に現れるのもこの時期からである。既知で最古のカメであるオドントケリスは水生、次いで現れたプロガノケリスなどはその骨格から、陸生であったと考えられている[7]。プロガノケリス類の化石は、ドイツ、タイ、南アフリカで多数発見されており[7]、少なくともジュラ紀初期まで分布していたことが分かっている[29]。
プロガノケリス・クェンステドティ︵Proganochelys quenstedti︶が発見された地層からは、プロテロケルシス・ロブスタ︵Proterochersis robusta︶が発見されている[7]。見つかっているのは甲羅と骨盤のみであるが、腰骨が甲羅に癒合しているという特徴があった[7]。これは曲頸類と共通する特徴である[7]。そのためこれを既知で最古のヘビクビガメ類とし、曲頚類は三畳紀後期には出現していたとする説もある[7][30][要検証 – ノート]。しかし、頭骨や頸椎などは発見されていないため、これが曲頸類なのか平行進化の結果なのかは判然としていない[31]。
カメはその原初から1億年の間に淡水域・陸上・海域に適応するそれぞれの系統に分岐した。現生カメ類の種の大部分を含む潜頸類が発展したのは、ジュラ紀である。最初の潜頸類とされるのは、カイェンタケリス・アプリクス︵Kayentachelys aprix︶で、ジュラ紀初期の地層である米国アリゾナ州のカイェンタ累層︵Kayenta Formation︶から出土した。この種は北アメリカ大陸最古のカメ類である[29]。
潜頸類は、ジュラ紀末には湖や川にいた曲頸類とほぼ完全に入れ替わった。また、この時期には、陸生の種も分岐したと考えられている。大規模な大陸移動の一環としてジュラ紀末にはゴンドワナ大陸が分裂したと考えられているが、このときに新しくできた海岸線によって化石種および現生種の陸棲カメの分布地域が分けられたと考える研究がある[32]
。
白亜紀にはスッポン上科に近縁のグループが多様化し、アドクス科や陸生のナンシュンケリス科︵Nanhsiungchelyidae︶などの絶滅群が出現した[33]。
最初のナガクビガメ属の化石ケロディナ・アランリクシ︵Chelodina alanrixi ︶は、オーストラリアのクイーンズランド州にある新生代第三紀始新世の地層から発見された。[34][要検証 – ノート]
古くから、甲羅は工芸品や占いに用いられ、肉は食用にされた。また、脂肪分は薬用、食用、美容、化粧用などの油として用いられた[9]。ウミガメ上科、アルダブラゾウガメ、ガラパゴスゾウガメ種群の脂肪、ナンベイヨコクビガメ属の卵などから採集された[9]。ガラパゴスゾウガメ種群やナンベイヨコクビガメ属の油は透明度が高く臭みも少ないことから、上質な油として欧米で取引された[9]。捕鯨船によるガラパゴスゾウガメ種群に対しての食用の乱獲は19世紀には個体数減少や、家畜の増加、灯油の普及に伴う捕鯨業者の衰退などにより減少したが、油用の乱獲は20世紀初期まで行われた[9]。
初期人類の研究では、出土するカメの骨が人類の活動が活発になるにつれて小さくなる︵大型の個体群、種が食べつくされるため︶ことが知られており、重要な指標となる[要出典]。
日本や中国ではスッポンが古来より食用にされており、養殖もおこなわれている。イスラム圏の中央アジアや南アジアでは水棲種は不浄なものとして食用として敬遠されることもあるが、卵は食用とされることもある[36]。一方でイスラム圏でもインドネシアでは魚と同様に扱い食用とする地域もある[36]。中華人民共和国では古くから食用とされたり薬用になると信じられ、例としてミスジハコガメは癌に効く万能薬になると信じられている[37]。中華人民共和国国外に移入した中国人もカメを食用とし、アフリカ大陸、南北アメリカ大陸、東南アジア、ニューギニアなどからもカメを輸入するネットワークを構築している[36][38]。中には国際的な流通が規制されたワシントン条約附属書I掲載種が、中華人民共和国内の市場で発見された例もある[38]。大型種を乱獲しつくしたため続けて小型種を乱獲する[36]、食用や薬用で生息数が減少した種がペット用の採集や希少価値が加わることで高価になりさらに乱獲されるという連鎖現象も起こっている︵Asian turtle Crisis︶[38]。 香港ではミスジハコガメ︵Cuora trifasciata︶などの腹甲が、茯苓︵ぶくりょう︶などの生薬とともに煮込まれて、亀苓膏︵きれいこう︶、俗に﹁亀ゼリー﹂と呼ばれて、解毒・美容の効果がある食品として食べられていた。しかし、ミスジハコガメが絶滅の危機にあるため、近年は材料がクサガメなどに変えられている。弱い弾力があり、苦みと甘みがある。
オーストラリアではアボリジニが食用とし、壁画やアートのモチーフとしても用いられる[14][39]。スッポンモドキはオーストラリア国内では流通や輸出が禁止されているが、アボリジニによる自家採集は許可されている[39]。泥中で休眠するチリメンナガクビガメを人の手で泥中に埋めることで、生きた保存食としても利用された[14]。
欧米ではキスイガメが18世紀以降から大量に消費されるようになり大規模な養殖 (Turtle farming、養亀業) がおこなわれ、1880-1920年代にピークを迎えた[40]。生息数の減少と世界恐慌によりキスイガメが食用とされることは少なくなり大規模な養殖や食用の採集は行われなくなり、現在は郷土料理や家庭料理として扱われるようになった[40]。アミメガメの英名は味が鶏肉に似ていることが由来とされているが一部地域で食用とされていたとされ、食用とするのは一般的ではなく食用の養殖などが行われたこともない[41]。大航海時代にはアルダブラゾウガメやガラパゴスゾウガメ種群が食用とされ、囲心腔や膀胱に水分を溜めていることから飲水用にも利用された[9]。食物や水を与えなくても最長で2年は生存することもあり、保存食として用いられた[9]。南米では、インディオがカメを食する。
日本においても、ウミガメは貴重なタンパク源であった︵特に卵は美味であるとされる︶。小笠原諸島ではアオウミガメの刺身を含む各種の亀料理が発達していたが、ワシントン条約以後、捕獲が禁止されたため食用とされることはなくなった。味は鶏肉に似ている。
天然の亀は病原菌や寄生虫の宿主とされており、調理が不十分な状態での食用は危険である。生き血の飲用は特に危険であるため避けるべきである。粉末状に加工された漢方薬であっても肝炎を発症する可能性があるため、利用は避けたほうが良い。
タイマイの甲板は加工され、世界各地で工芸品の原料とされた︵鼈甲︶[42]。鼈甲は櫛や眼鏡のフレームなどに用いられ、日本では奈良時代から加工技術が存在する[42]。日本には1975年のワシントン条約発効後も鼈甲細工産業の保護という理由から、アメリカ合衆国による経済措置により1993年に鼈甲の輸入が禁止されるまで年あたり30トンの鼈甲が輸入されていた[42]。
ワシントン条約の附属書Iに掲載され、タイマイを含む全てのウミガメ︵鼈甲製品、剥製︶の国際商業取引は原則禁止されている。ただし、条約締結前あるいは付属書I掲載前に取得したものは適用除外され、また、飼育繁殖したものは附属書II掲載種と扱われるなど例外的に取引が許される場合がある[要検証 – ノート]。現在は人工的に作られた鼈甲で代替されている。
古代中国の殷時代後期︵3,300-3,000年前︶には亀甲獣骨文字が使用され、これは世界最古の漢字とされる[43]。殷王朝においては祭事や戦争、農耕や天気予報などに至るまで、穴をあけた亀甲や獣骨に火をあてることで生じた割れ目によって吉兆が占われる[43]亀卜が行われた。﹁卜﹂という文字はこの際に生じた割れ目の形状に由来すると考えられている[43]。亀甲獣骨文字を刻んだ甲羅が今日まで残されている。日本ではこの亀甲による占いを﹁太占﹂と呼ぶ。
アメリカ合衆国では、1960-1970年代にかけてアカミミガメの亜種ミシシッピアカミミガメを主とした養殖個体が大量に流通し、不衛生な環境で飼育されたことも多く動物愛護上の問題とされたりサルモネラ菌による感染症の原因︵実際は食品や他の動物が原因の感染も含まれると考えられている︶とみなされた[44]。そのためアメリカ食品医薬品局により1975年以降は4インチ︵約10センチメートル︶未満のカメの輸入や流通が規制された︵教育用、実験用であれば流通可能な場合もある︶[44]。
日本では﹁ゼニガメ﹂の流通名で販売されるクサガメの幼体や﹁ミドリガメ﹂の流通名で販売されるミシシッピアカミミガメなどが特に多く流通している[要検証 – ノート]。それ以外にも多くの種類が流通しており、近年では日本に分布しないリクガメも飼育される。しかし、インドホシガメのように、生息地からの輸出が禁止されているにもかかわらず密輸され、流通する種もある。また、寿命が長く成長すると大型化する種類もあることから、不法な放流による環境への被害は社会問題となっている。
カメ類はペットとして広く愛好されているが、実際の飼育が必ずしも簡単とはいえない。非常に我慢強いことがペットとしての適性にかなっていると誤解されている面もある。さらに適切な飼育環境下では長寿なこともあり、長期飼育を視野に入れる必要がある[4]。
動物行動学者コンラート・ローレンツはヨーロッパでペットとしてよく飼育されたギリシャリクガメについて、たいていの場合、死ぬのに時間がかかっているだけと酷評し、良好な条件で飼育することの困難さを指摘している[45]。
カメは地域や民族によっては信仰の対象とされる。中国文明影響下の東アジア文化圏では、霊獣四神の一つとして玄武があり、北方を守護するとされた。脚の長い亀に蛇が巻き付いた形で描かれることが多いが、尾が蛇となっている場合もある。先述のように古代中国ではカメの甲羅を用いて神託の儀式を行っていた。﹃史記﹄中にも神聖な亀について一書がある。
バラモン教による古代インドの人々の宇宙観では、複数で大地からなる我々の世界は3頭の巨象に支えられ、その巨象たちは1頭の大亀に支えられている。そしてさらには、その大亀は1匹の未曾有の体躯を持つ大蛇の上に乗っている [要出典]。ヒンドゥー教の時代、ヴィシュヌ信仰が盛んになると先の大亀はその化身であるところの大亀クールマであるとされた。世界︵その一つ︶であるマンダラ山が大蛇ヴァースキによって海底に沈められようとしたときに、大神ヴィシュヌが大亀の姿となって山を背に乗せ、それによって世界は保たれることになったという。また、クールマより古い亀の王アクーパーラも同様、マンダラ山を支える偉大な大亀で、本質的に同一である。
ギリシャ神話では変身譚の一つとしてケローネー︵英語版︶の物語がある。ケローネーはニュンペーの一人で、ゼウスとヘーラーとの結婚式を馬鹿にして出席しなかったことから神々の怒りを買い、ヘルメースによって亀の姿に変えられる。﹁ケローネー﹂︵Chelone︶はギリシャ語で﹁亀﹂を意味する言葉である。
怪物タラスクの像︵南フランスのタラスコン。これは観光用に作られたものであるが、姿形がよく分かる︶
フランス南部の町タラスコンには、亀に似た怪物タラスクの伝説が伝わっている。この怪物は硬い甲羅に鋭い背鰭とヤマネコの上半身、6本の肢とドラゴンの体を具えている。
日本では亀の登場する伝説として、﹃浦島太郎﹄の物語がある。海辺で子供にいじめられていた海亀を助けた太郎は、この亀によって海底にある竜宮城へ連れて行かれそこで乙姫からもてなしを受ける。しばらくたって浦島が地上へ帰ろうとすると、乙姫は﹁決して開けてはならない﹂と注意しつつ土産として玉手箱を渡す。浦島が地上に戻ると、彼のことを知っている人が誰も見つからない。そこで浦島が玉手箱を開けると、そこから出てきた煙を浴びて、浦島は老人になってしまう。一般的にはこのような筋として知られているが、典拠によって様々なバリエーションがある︵浦島太郎を参照︶。
別伝であるが、乙姫が病気になり、竜宮の王が薬となる猿の肝を手に入れる必要が生じた、という話がある。その際、猿を呼び寄せるために、陸にも出られるからとカメが使いをする。カメは猿をだまして海に連れて行くが、途中で理由を漏らし、猿が﹁肝は枝に干してある﹂というのを信じて逃がしてしまう。カメは罰として甲羅を割られたと、これは甲羅の形の由来譚である。
日本では﹁鶴は千年 亀は万年﹂と言われ、鶴とともに亀は長寿の象徴、夫婦円満の象徴とされる。夫婦円満の象徴とされるのは、先述の﹃浦島太郎﹄伝説の原典の一つにおいて、浦島太郎が老人になったのちも乙姫︵亀姫︶が太郎を慕い続けて添い遂げ、やがて太郎は鶴に、乙姫は亀に化身したというところから来ている[要出典]。﹁亀姫﹂など名前としても使われる。
浮世絵師・歌川広重の﹃名所江戸百景 深川 萬年橋﹄︵右方の画像を参照︶には、手桶の取っ手に吊るされたニホンイシガメであろう1匹の亀が描かれているが、これは画題﹁萬年橋﹂の﹁萬年︵万年︶﹂を﹁鶴は千年 亀は萬年﹂にかけたもの。近景の亀も、手桶の取っ手と窓枠が形作る額のような四角画面に納まった遠景の富士の山も、そして2艘の帆掛け舟も、みな縁起物である。
﹃木曽街道六十九次之内 福島 浦島太郎﹄ 歌川国芳︵画号‥一勇斎国芳︶画
緑藻類の付着したカメのことのことを蓑亀とよぶ。背中に蓑を羽織ったように見えることに由来し、日本では他に﹁緑毛亀﹂﹁緑藻亀﹂などと呼ばれる。中国や日本では長寿を象徴する縁起のよいものとして珍重され、古くからさまざまな文学作品や芸術作品に記述が見られる。
地中海文明および西欧文明においては、﹃イソップ寓話﹄中の一話﹁ウサギとカメ﹂が有名である。ここでの亀は鈍重で一見無能と思われながら、歩みは遅くとも着実に真っ直ぐ進む、いわゆる﹁勤勉さ﹂の象徴として描かれている。
古代ギリシアの無限に関する哲学的パラドックスとして有名な﹁アキレスと亀のパラドックス﹂では、俊足で知られる英雄アキレスに対して、歩みの遅いものの象徴として亀が用いられている。﹁先行する亀にアキレスが永遠に追いつけない﹂という常識的に受け入れがたい結論を導くパラドックスであり、アキレスに比べ亀が遅いものであるとの共通認識が無ければそもそもパラドックスとして成り立たない。
日本海軍においては潜水艦を水上艦船と比較して、﹁どん亀﹂と揶揄する表現があった。
サン=サーンス作曲の動物の謝肉祭の中の第4曲﹁亀﹂は、オッフェンバック作曲の天国と地獄のメロディを遅いテンポにして演奏したものである。
変速機構においてHi-Loの意味でウサギとカメの絵が描かれる例は多く存在する。例えば建設機械の変速機構操作にはJIS規格としてウサギとカメの絵が描かれている[46]ほか、ミシンの速度調節としてもウサギとカメが用いられている。
現代中国においては亀は侮蔑表現の一つとされる。中国語の最大の侮蔑語に「王八蛋(ワンパータン)」というものがあるが王八が亀を意味し中国人が守るべき八徳(仁・義・礼・智・信・忠・孝・悌)を忘れるという意味の「忘八(ワンパー)」と発音が似ているため、「王八蛋」で(八徳を忘れてしまうような)愚か者、恥知らずの意味として用いられる。
●﹃ガメラ﹄シリーズ ‥1965年初出の大映︵現・角川映画︶による怪獣映画。﹃ゴジラ﹄のヒットに影響されて製作されたものが最初であるが、怪獣ガメラは、当時の子供がペットとして夢中になっていたミドリガメをモチーフとし、空飛ぶ円盤︵モチーフ︶との組み合わせ、並びに、︵いかにも亀らしく︶子供の味方との設定も功を奏して、以後長くシリーズを重ねることになる一大キャラクターとして登場した。視聴者の年齢層が上がった︵初期の視聴者層が大人になった︶平成以降のシリーズでは、ミドリガメに変えて“強面︵こわもて︶の”ワニガメが造形モチーフとされている。なお、設定上、昭和ガメラはアーケロンを祖先に持つとのことである。また、新たに発見された古代カメの一種が飛行機の後退翼に酷似した突起物を甲羅の側辺に具えていることから空飛ぶカメであるガメラを連想し、﹁シネミス・ガメラ︵Sinemys gamera、﹃中国の亀、ガメラ﹄の意︶﹂という学名が与えられている。
●漫画 ﹃ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ︵忍者タートルズ︶﹄ ‥1984年初出の米国作品。ミュータントで擬人化された4匹の架空の亀の忍者のグループが主人公。のろまな冷血の爬虫類と素早く技巧的な日本の武術とのミスマッチによる非常に滑稽な印象がデザインの元となった。
●ゲーム ﹃カメ一族﹄ : 任天堂﹃マリオシリーズ﹄に登場するノコノコをはじめとする架空のキャラクター群。初出である1985年のスーパーマリオブラザーズ以降、ほぼ全作に登場している。﹁下から叩いてもやられなくて、やがて復活してくる﹂とのコンセプトからカメが採用された[47]。ボスキャラクターであるクッパは﹁テレビゲーム史上最も偉大な敵役﹂としてギネスに登録されている[48]。マリオカートなど、甲羅が単独で出現する場合もある。
ラテン語では﹁カメ﹂を testūdō ︵テストゥードー︶と言う[49]。これは陶製の容器testūや、煉瓦や土製の容器testaに由来する[49]。testūdōの複数形 testūdinēs ︵テストゥーディネース︶が生物群としての﹁カメ類﹂の呼称、そして、和名の﹁カメ目﹂にあたる学名 Testudines ともなっている。
これとは別に、古典ギリシア語χελώνηに由来するchelysもカメを意味する[50]。この語は︵亀の甲で作った︶竪琴も指すためChelysはこと座を意味する[50]。
古代中国文明影響下の東アジアにおいて、亀の甲羅は、儀式に則り火に炙ったときの割れ方で吉凶を占うものであった[51]。
漢字の﹁亀﹂は、亀の体を横から見た形を描いた象形文字である[52]。詳しくはウィクショナリーの﹁龜﹂、および、その一節﹁字源﹂を参照。中国の繁体字(新字形)は現代のものでも、なお原形に近い︵﹁他の言語﹂の﹁中文﹂、および、右の画像を参照︶。頭と胴体、四肢と尾が揃っており、背中に甲羅を背負っている。地域などによって字形にかなり差異がある(繁体字#対照例示参照)。
現代中国語では陸棲、淡水棲のものを﹁烏亀﹂︵烏龜 / 乌龟、wūguī、ただしクサガメの別名としても使われる︶[53]、海棲のものを﹁海亀﹂︵海龜 / 海龟、hǎiguī︶という。陸生のもののうちスッポンについては﹁鱉﹂︵鱉 / 鳖、biē︶または﹁甲魚﹂︵甲魚 / 甲鱼、jiǎyú︶[53]などという。
日本での異称として﹁蔵六﹂と呼ばれる。四本の足と頭と尾の六つを甲羅の中に隠すところから。亀は長寿とされる縁起物なので人名にも使われる。
英語圏ではウミガメ上科は turtle、リクガメ科は tortoiseと呼称され、淡水棲種を指す1語はなく freshwater turtle と呼称される[9][41]。一方でカメ目全体の総称としてはアメリカ合衆国では turtles、イギリスでは turtle & tortoise を用いることが多い[41]。
アメリカ合衆国では陸棲種を terrestrial turtle と呼称することもあり、特にリクガメ科を除く陸棲種を指して用いられることもある[41]。キスイガメの種小名 terapin および英名はアルゴンキン語族の﹁食用ガメ﹂を指す語句に由来する[41]。アメリカ合衆国ではキスイガメのみをterrapinと呼称するのが一般的で、クーターガメ属を cooter、アカミミガメ属を sliderなどのように特定の分類群を指す単語を用いることが多い[7]。
イギリスでは turtle はウミガメ上科のみを指すという動きが強く、統一がとれていないものの淡水棲種を terrapin と呼称することもある[41]。ただし、例えば "Fly River turtle" のように、北米やオーストラリアで広く知られている名称があれば、例外としてそれを用いる。
オーストラリアでは水棲種は turtle、リクガメ科は tortoise と呼称される[41]。オーストラリアにはリクガメ科などの陸棲種がいないため淡水性種も tortoise と呼称する動きも過去にあったが、一般的ではない[41]。
べっこう︵鼈甲︶はウミガメ (sea turtle) の一種タイマイから作られるのに、tortoiseshell︵直訳﹁リクガメの甲羅﹂︶と呼ばれている。そのためタイマイ (hawksbill turtle) は tortoiseshell turtle とも呼ばれることがある。このように英語における tortoise と turtle の使い方は混乱している。
tortoise はラテン語 torqueō[注釈2]︵﹁ねじる﹂﹁曲げる﹂の意[54]︶に由来する語根﹁tort-﹂から、足のねじくれた動物を意味する[55]。よって torsion﹁ねじれ﹂︶や torture、torment︵ともに﹁捻じ曲げる﹂、﹁拷問にかける﹂︶と同系[55]。turtle も語源は tortoise と同じである。
混乱を避けるためにカメ目すべてを表せる単語として chelonian を用いることが、英語圏の獣医師や科学者、自然保護論者を中心に支持されている[要出典]。chelonian は、古代ギリシア語で "tortoise" を表す χελώνη ︵khelōnē、ケローネー。現代ギリシャ語の χελώνα︶から来ている。
ドイツ語ではカメ類のことをSchildkröteと呼ぶ。 ドイツ語では複数の単語をつないで一単語を形成することが多いが、Schildは英語のshieldに相当する単語で、甲羅や背板を意味する。一方、Kröteにはヒキガエルの意味がある。
タイ語ではเต่า(tao、タウ)といい、タイ文字の「ต」の名称「ต เต่า」(to tao、トータウ、意味は「亀のトー」)となっている。
﹁亀鳴く﹂
春の季語として﹁亀鳴く﹂という言葉がある。﹃夫木集﹄に収められた藤原為家の歌、﹁川越のをちの田中の夕闇に何ぞと聞けば亀のなくなり﹂に由来するとされ、古くから季語として定着している[56]。なお﹁亀の子﹂は夏の季語である。
亀甲
亀の甲羅のことであるが、漢字文化圏での言葉としては、亀の甲羅の模様に似た六角形のことを喩えて言う。
亀の甲より年の劫
﹁劫︵こう︶﹂は極めて長い時間。年長者の経験や知恵は尊ぶべきであるということの喩えで、﹁甲︵こう︶﹂と﹁劫︵こう︶﹂を音でかけたもの︵日本︶。﹁蟹︵かに︶の甲より年の劫﹂も同義。また、意味からは﹁医者と坊主は老人がよい﹂や﹁松傘より年嵩︵としかさ︶﹂も同じ。
亀甲縛り
亀甲縛りは戦国時代から江戸時代にかけて発達を見せた日本式捕縄術中の一手︵﹁緊縛#全身の縛り方﹂参照︶。縛り上げた結果、縄目が亀の甲羅の模様に似た六角形の組み合わせ図形を描き出すことからこの名がある。現在ではSMにおける緊縛でよく知られる。
亀船︵亀甲船︶
亀船︵亀甲船︶は、文禄・慶長の役で活躍したと伝えられる李氏朝鮮の軍艦。守りの堅い構造上の特徴、意匠的主旨ともに亀と亀甲に通じている。
亀石
亀石は、日本における巨石文化の古代遺跡の一つであり、亀の形に似ていることから古来そのように呼ばれていたものと考えられる。ただし、この遺跡が何を目的に造られたものであるのかはまったくの謎である。
月と鼈
月と鼈︵すっぽん︶はともに形は丸くて一見似ているが、その実まったく違うものであることから、比較にならないほどかけ離れていることの喩え︵日本︶。多くの場合、月を優れたもの、鼈を劣っているものと捉えて比較の意味合いをもって使われる。
鶴亀算
鶴亀算は中国の数学書を参考に江戸時代に考案され、広く用いられていた日本の応用算術。2本の足を持つ鶴と、4本の足を持つ亀を想起しながら文章題を解くものであり、吉兆の象徴ゆえに鶴と亀が選ばれている。
亀3匹
親亀の背中に子亀を乗せて
﹁親亀の背中に子亀を乗せて そのまた背中に孫亀乗せて そのまた背中に曾孫︵ひ-まご︶を乗せて 親亀こけたら皆こけた﹂ 日露戦争の戦勝気分に沸く明治末期の日本で大流行し、今でも歌われる、﹃ラッパ節︵音声資料‥[57]︶﹄第11番の歌詞。
格闘技の﹁亀﹂
格闘技においては、うつ伏せになり脇を閉め顎を引いた防御姿勢のことを亀という。特に柔道で多用される。詳細は亀の甲の姿勢を参照。
亀の子たわし
﹁亀の子たわし︵亀の子束子︶﹂は、椰子︵やし︶の繊維を加工して作られた、日本に独特の洗浄用具であり、その形状が亀の子供によく似ていることから名づけられたものである。1907年︵明治40年︶考案。
タートルネック
﹁タートルネック﹂は、亀の頸もとの様子に似て、首の密着する丸くて高い襟︵えり︶のことである。これはアメリカ英語であるが、日本では1960年代後期から70年代前期にかけて流行し、言葉としても普及した。また、当時、日本語で﹁徳利首︵とっくり-くび︶﹂とも呼んでいた。
亀頭
﹁亀頭︵きとう。陰茎亀頭︶﹂は、男性器の先端部位の形状が亀の頭部および頸部の表皮の様子に酷似していることから、そのように名付けられた日本語である。
日本語、その他言語のカメ(亀、turtleなど)の名を冠する、または含む生物を挙げた。普通、カメの姿またはその一部分に似ていることに由来する。スッポン︵鼈甲など︶を由来とするものは省いた。
-
スッポンモドキ
Carettochelys insculpta
(スッポンモドキ科)
-
アオウミガメ
Chelonia mydas
(ウミガメ科)
-
マタマタ
Chelus fimbriatus
(ヘビクビガメ科)
-
ホクベイカミツキガメ
Chelydrta serpentina
(カミツキガメ科)
-
オサガメ
Dermochelys coriacea(オサガメ科)
-
ヨーロッパヌマガメ
Emys orbicularis
(ヌマガメ科)
-
シュペングラーヤマガメ
Geoemyda spengleri
(イシガメ科)
-
オオアタマガメ
Platysternon megalocephalum
(オオアタマガメ科)
-
オドントケリスOdontochelys semitestacea
- ^ Turtle Taxonomy Working Group (2021) におけるカミツキガメ上科 Chelydroidea はドロガメ上科 Kinosternoidea を含む。
- ^ 直説法能動態現在一人称単数、不定法能動態現在は torquēre
(一)^ abTurtle Taxonomy Working Group [Rhodin, A.G.J., Iverson, J.B., Bour, R., Fritz, U., Georges, A., Shaffer, H.B., and van Dijk, P.P.]. 2021. Turtles of the World: Annotated Checklist and Atlas of Taxonomy, Synonymy, Distribution, and Conservation Status (9th Ed.). In: Rhodin, A.G.J., Iverson, J.B., van Dijk, P.P., Stanford, C.B., Goode, E.V., Buhlmann, K.A., and Mittermeier, R.A. (Eds.). Conservation Biology of Freshwater Turtles and Tortoises: A Compilation Project of the IUCN/SSC Tortoise and Freshwater Turtle Specialist Group. Chelonian Research Monographs, No. 8: Pages 1–472. https://iucn-tftsg.org/wp-content/uploads/crm.8.checklist.atlas_.v9.2021.e3.pdf
(二)^ 日本爬虫両棲類学会 (2020) 日本産爬虫両生類標準和名リスト︵2020年11月16日版︶. http://herpetology.jp/wamei/ (2020年11月27日閲覧︶
(三)^ 松井編(2006),p.134
(四)^ abcde安川雄一郎 ﹁ビギナーにおすすめのカメ12種〜初心者向けとして飼育者に薦めるカメ類〜﹂﹃エクストラ・クリーパー﹄No.1、誠文堂新光社、2006年、113-122頁。
(五)^ abcdefghijklmnopqrstuvwxyzaaabacad深田祝監修 T.R.ハリディ、K.アドラー編 ﹃動物大百科12両生・爬虫類﹄、平凡社、1986年、85-99頁。
(六)^ 安川雄一郎 ﹁ペットとしてのリクガメの飼育と分類﹂﹃エクストラ・クリーパー﹄No.3、誠文堂新光社、2008年、56-57頁。
(七)^ abcdefghijklmnopqrstu安川雄一郎 ﹁オオアタマガメの分類と自然史﹂﹃クリーパー﹄第45号、クリーパー社、2008年、24-28頁。
(八)^ abcdefghijklmnopqrstuvwxy安川雄一郎 ﹁水棲ガメの世界﹂﹃ハ・ペト・ロジー﹄Vol.3、誠文堂新光社、2005年、14-48頁。
(九)^ abcdefghijklmn安川雄一郎 ﹁ゾウガメと呼ばれるリクガメ類の分類と自然史(後編)﹂﹃クリーパー﹄第33号、クリーパー社、2006年、16-29、32頁。
(十)^ 胚発生過程と化石記録から解き明かされたカメの甲羅の初期進化 独立行政法人理化学研究所プレスリリース 2013年7月9日
(11)^ “甲羅のないカメの化石を発見 進化解明に貢献”. BBC. (2018年8月24日). https://www.bbc.com/japanese/45280112 2018年9月1日閲覧。
(12)^ abフジテレビトリビア普及委員会﹃トリビアの泉〜へぇの本〜8﹄講談社、2004年。
(13)^ Anatomy and Diseases of the Shells of Turtles and Tortoises
(14)^ abc柴田弘紀 ﹁ナガクビガメ総覧﹂﹃エクストラ・クリーパー﹄No.1、誠文堂新光社、2006年、42-45頁。
(15)^ ab[リンク切れ]﹁カメの系統的位置と爬虫類の進化-宮田隆の進化の話﹂ ﹃JT生命誌研究館﹄, 2008年9月26日 (金) 19:43 UTC、URL: http://www.brh.co.jp/katari/shinka/shinka04.html
(16)^ 金子隆一 著 ﹃哺乳類型爬虫類 : ヒトの知られざる祖先﹄ P32
(17)^ ゲノム解読から明らかになったカメの進化 -カメはトカゲに近い動物ではなく、ワニ・トリ・恐竜の親戚だった- 理化学研究所 報道発表資料 2013年4月29日
(18)^ LEE, M. S. Y. 1995. Historical burden in systematics and the interrelationships of ‘parareptiles’. Biological Reviews, 70, 459–547.
(19)^ LEE, M. S. Y. 1997. Pareiasaur phylogeny and the origin of turtles. Zoological Journal of the Linnean Society, 120, 197–280.
(20)^ deBRAGA, M. and RIEPPEL, O. (1997), Reptile phylogeny and the interrelationships of turtles. Zoological Journal of the Linnean Society, 120: 281–354.
(21)^ RIEPPEL, O. 1997. Reptile phylogeny and the interrelationships of turtles. Zoological Journal of the
Linnean Society, 120, 281–354. DE BROIN, F. 1984. Proganochelys ruchae
(22)^ HEDGES, S. B. and POLING, L. 1999 A molecular phylogeny of reptiles. Science, 283, 898–901.
(23)^ 平山廉 著 ﹃カメのきた道﹄61 - 64ページ
(24)^ Nagashima, Hiroshi; Shigehiro Kuraku, Katsuhisa Uchida, Yoshie Kawashima Ohya, Yuichi Narita and Shigeru Kuratani (May 2007). “On the carapacial ridge in turtle embryos: its developmental origin, function and the chelonian body plan”. Development (134): 2219-2226. doi:10.1242. https://journals.biologists.com/dev/article/134/12/2219/52891/On-the-carapacial-ridge-in-turtle-embryos-its.
(25)^
﹁カメはどのようにして甲羅を獲得したのか﹂ ﹃理研CDB-科学ニュース﹄ 2008年9月26日 (金) 19:43 UTC、URL: http://www.cdb.riken.go.jp/jp/04_news/articles/pdf/070611_carapace_approved.pdf
(26)^ “甲羅進化の謎に迫る最古のカメを発見”. ナショナル ジオグラフィック. ナショナル ジオグラフィック協会 (2008年11月26日). 2023年12月5日閲覧。
(27)^ “最古のカメ類化石が発見 進化の謎を解く大きな手がかり”. 人民網. 2008年11月28日閲覧。
(28)^ Gaffney and MEEKER, L. J. 1983. Skull morphology of the oldest turtles: a preliminary description of Proganochelys quenstedti. Journal of Vertebrate Paleontology, 3, 25–28.
(29)^ abcP.M. Datta; P. Manna , S.C. Ghosh & D. P. Das (Nov 2003). “The First Jurassic turtle from India”. Palaeontology 43(1): 99 - 109. doi:10.1111/1475-4983.00120. http://www3.interscience.wiley.com/cgi-bin/fulltext/119037378/PDFSTART.
(30)^ FRAAS, E. 1913. Proterochersis, eine Pleurodire Schildkrote aus dem Keuper. Jahreschefte des Vereins fur Vaterladische Naturkunde in Wu¨rttemberg, 79, 13–30.
(31)^ 平山廉 著 ﹃カメのきた道 : 甲羅に秘められた2億年の生命進化﹄79 - 80頁
(32)^ Hirayama, Ren; Donald B. Brinkman, and Igor G. Danilov (2000). “DISTRIBUTION AND BIOGEOGRAPHY OF NON-MARINE CRETACEOUS TURTLES”. Russian Journal of Herpetology 7(3): 181 - 198.
(33)^ 平山廉﹁カメ類﹂、日本進化学会 編﹃進化学事典﹄共立出版、2012年、387–388頁。
(34)^ Lapparent de Broin, F. de, & Molnar, R. E., 2001: Eocene chelid turtles from Redbank Plains, Southeast Queensland, Australia. –Geodiversitas: Vol. 23, #1, pp. 41-79
(35)^ Cogger, H.G & Zweifel, R.G. (1998). "Reptiles & Amphibians". ISBN 0121785602
(36)^ abcd安川雄一郎 ﹁バタグールガメ属の分類と生活史1﹂﹃クリーパー﹄第28号、クリーパー社、2005年、105、109-110頁。
(37)^ 安川雄一郎 ﹁アジアハコガメ属の分類と生態・生活史1﹂﹃クリーパー﹄第4号、クリーパー社、2000年、11-14頁。
(38)^ abc安川雄一郎 ﹁セダカガメ類︵Pangshura、Kachuga︶の分類と生活史﹂﹃クリーパー﹄第27号、クリーパー社、2005年、17-18頁。
(39)^ ab安川雄一郎 ﹁スッポンモドキの分類と自然史﹂﹃クリーパー﹄第24号、クリーパー社、2004年、8-23頁。
(40)^ ab安川雄一郎 ﹁キスイガメの分類と生活史1﹂﹃クリーパー﹄第47号、クリーパー社、2009年、40-41頁。
(41)^ abcdefgh安川雄一郎 ﹁アミメガメ属の分類と自然史﹂﹃クリーパー﹄第46号、クリーパー社、2009年、82-87、90-105頁。
(42)^ abc小原秀雄、浦本昌紀、太田英利、松井正文編著 ﹃動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ5東南アジアの島々﹄、講談社、2000年、106-107、204頁。
(43)^ abc伊藤通弘、﹁紙の発生から普及まで (5)﹂﹃紙パ技協誌﹄ 1996年50巻1号 p.200, doi:10.2524/jtappij.50.200, 紙パルプ技術協会、
(44)^ ab安川雄一郎 ﹁アカミミガメ属︵スライダーガメ属︶の分類と自然史1﹂﹃クリーパー﹄No.36、クリーパー社、2007年、46-48頁。
(45)^ コンラート・ローレンツ ﹃ソロモンの指環﹄ 日高敏隆訳、ハヤカワ文庫
(46)^ 2014年5月13日放送有吉弘行のダレトク!?
(47)^ “社長が訊く﹃New スーパーマリオブラザーズ Wii﹄”. 任天堂. 2014年5月24日閲覧。
(48)^ GuinnessWorldRecords.com (2013年1月23日). “Bowser crowned ‘greatest videogame villain of all time’ in poll for Guinness World Records 2013 Gamer's Edition”. 2014年5月24日閲覧。
(49)^ ab水谷智洋﹃改訂版 羅和辞典﹄研究社、初版1952年9月、ISBN 9784767490250、660頁。
(50)^ ab水谷智洋﹃改訂版 羅和辞典﹄研究社、初版1952年9月、ISBN 9784767490250、115頁。
(51)^ たとえば韓非子・初見秦篇に﹁襄主鑽龜筮占兆、以視利害、何國可降﹂[1]、淮南子・時則訓には﹁是月、命太祝、禱祀神位、占龜策、審卦兆、以察吉凶﹂[2]などとある。
(52)^ 裘錫圭 (1988). 文字学概要. 北京: 商務印書館. p. 114. ISBN 7-100-00413-6
(53)^ ab欧米・アジア語学センター編﹃現代中国語会話辞典﹄、日東書院、2007年、149頁。
(54)^ 水谷智洋﹃改訂版 羅和辞典﹄︵初版︶研究社、1952年9月、671頁。ISBN 9784767490250。
(55)^ ab田代正雄﹃語源中心英単語辞典﹄︵改装1刷︶南雲堂、2005年3月9日、294頁。ISBN 9784523310426。
(56)^ 角川春樹編 ﹃合本現代俳句歳時記﹄ 角川春樹事務所、1998年、221頁。
(57)^ ラッパ節︵原曲︶ ‥音量注意。
(58)^ “オオカメノキ ︻六甲山系植生電子図鑑︼”. 国土交通省 近畿地方整備局 六甲砂防事務所. 2014年7月10日閲覧。
(59)^ “﹃世界大百科事典 第2版﹄カメガイ”. kotobank. 2014年7月10日閲覧。
(60)^ 一瀬諭・若林徹哉﹃普及版 やさしい日本の淡水プランクトン図解ハンドブック 改訂版﹄合同出版、2008年10月10日改訂版発行、104頁
(61)^ 杉村昇﹃名前といわれ 野の草花図鑑2﹄偕成社、1985年4月発行、92頁
(62)^ 加納喜光﹃動植物の漢字がわかる本﹄山海堂、2007年1月10日発行、99頁。
(63)^ 大谷剛、栗林慧﹃名前といわれ 昆虫図鑑﹄偕成社、1987年7月発行、ISBN 9784035290506、38頁、104頁
ウィキメディア・コモンズには、
カメに関連するカテゴリがあります。