今井聖
人物・略歴
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新潟県出身の父親と、鳥取市内の和菓子舗﹁亀甲や﹂の娘であった母親のもとに1950年、新潟県に生まれる。
その後、3歳から鳥取市立川町一丁目にて、今井が13歳の米子市に引っ越すまでの間育つ[2]。
米子市立第四中学校、鳥取県立米子東高等学校を経て、明治学院大学経済学部・文学部卒業。のち横浜高校教諭を務めていた。
句作は14歳のときよりはじめ、1971年﹁寒雷﹂入会、加藤楸邨に師事。1981年、楸邨の推薦により寒雷集賞受賞。1985年﹁寒雷﹂同人。1995年、清山賞受賞︵同人賞︶。﹁寒雷﹂編集部を経て、1996年に俳誌﹁街﹂創刊主宰[1]。代表的な句に﹁やわらかき母にぶつかる蚊帳の中﹂﹁球場に万の空席初燕﹂などがある。東京新聞かながわ俳壇選者。また清水哲男の開設したウェブサイト﹃増殖する俳句歳時記﹄で評者を務める。弟子に北大路翼、柴田千晶など。2017年、﹃言葉となればもう古し-加藤楸邨論﹄で第32回俳人協会評論賞受賞。
句作のほか1993年よりシナリオ活動を行い、脚本家馬場當に師事する。日本シナリオ作家協会に所属。脚本家として参加した作品に映画﹃エイジアン・ブルー 浮島丸サコン﹄︵1995年︶などがある[1]。
作品
編集メディア出演
編集- NHK俳句(2017年度選者、第1週担当)
参考文献
編集- 金子兜太編 『現代の俳人101』 新書館、2004年
- 長谷川櫂編著 『現代俳句の鑑賞101』 新書館、2001年
脚注
編集- ^ a b c 『現代俳句の鑑賞101』182頁
- ^ “とっとり市報2012年7月”. 鳥取市. 2018年3月17日閲覧。