前田一輝
日本の力士、政治家 (1988-)
来歴
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兵庫県神戸市灘区出身[2][注釈1]。報徳学園中学校を卒業したが、報徳学園高等学校を1年で中退した[3]。中退後、高田川部屋に入門し、2004年3月場所で初土俵を踏む。翌5月場所、序ノ口に付き、四股名を師匠の﹁前の山﹂と戦前の名力士の﹁神風﹂から高田川部屋所属の行司・式守勘太夫︵現在の38代木村庄之助︶により、﹁前神風﹂と改めた[4]。その後、四股名は序二段で﹁輝錦﹂、三段目で四股名を﹁威力﹂と変え︵当時部屋付きだった千田川︵元関脇安芸乃島︶の命名︶[4]、 2009年5月場所から四股名を﹁前神風﹂に戻し[4]、﹁前神風﹂のときに幕下に上がり、最高位の幕下32枚目に進んだ。四股名を﹁神風力﹂から﹁大神風﹂に改めた[4]。2015年5月場所から﹁大神風龍二﹂と改名。この改名は当時、現役力士では最多の8回目の改名となった。これには当時年寄佐ノ山︵元大関・千代大海、現・九重︶から直々に﹁オレの名前をやる﹂と言われたことによる[5][6]。2016年11月場所で引退した。
引退後は帰郷し、警備会社で働いた後、不動産会社に入社。不動産会社時代にファイナンシャルプランナー︵2級FP技能士︶の資格を取得した。取得後は税理士法人に転職し、管理職となった。この間、松本国際高等学校通信課程で学び、卒業した[3]。その後は一門の横綱だった稀勢の里の誘いで二所ノ関部屋のマネージャーに就任した[3][7]。2024年3月、二所ノ関部屋のある阿見町の町議会議員選挙に無所属で立候補し、当選した[8]。
また、阿見町事業連携アドバイザーや合同会社力人代表社員を務める[3]。
主な成績
編集通算成績
編集- 通算成績:261勝252敗12休(76場所)
改名歴
編集- 前田 一輝(まえだ かずき) 2004年3月場所
- 前神風 一輝(まえしんぷう かずき) 2004年5月場所 - 2005年11月場所
- 輝錦 一太郎(てるにしき いちたろう) 2006年1月場所 - 2006年5月場所
- 威力 太郎(いりょく たろう) 2006年7月場所 - 2009年3月場所
- 前神風 勝輝(まえしんぷう かつき) 2009年5月場所 - 2012年7月場所
- 神風力 勝輝(じんぷうりき かずき) 2012年9月場所
- 神風力 勝輝(しんぷうりき かずき) 2012年11月場所
- 大神風 力(だいかみかぜ ちから) 2013年1月場所 - 2015年3月場所
- 大神風 龍二(だいかみかぜ りゅうじ) 2015年5月場所 - 2016年11月場所
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b 『平成二十年度大相撲力士名鑑』50頁。
- ^ 大神風 龍二‐力士プロフィール‐日本相撲協会公式サイト
- ^ a b c d 前田かずき プロフィール|前田かずきオフィシャルサイト
- ^ a b c d 大神風です
- ^ 大神風8度目改名、元大関千代大海が「名前やる」‐大相撲:日刊スポーツ 2015年4月27日2024年5月8日閲覧。
- ^ 大神風です。« 高田川部屋ブログ2024年5月8日閲覧。
- ^ 阿見町と親方 がっぷり四つ 6月開所の二所ノ関部屋と連携 相撲の面白さ広めたい 東京新聞 TOKYO Web 2022年4月7日2024年5月8日閲覧。
- ^ 阿見町議会議員選挙‐2024年03月24日投票|茨城県阿見町|選挙ドットコム
参考文献
編集- 『平成二十年度大相撲力士名鑑』ベースボールマガジン社、2008年。