千葉海浜交通株式会社︵ちばかいひんこうつう︶は、千葉市美浜区を中心に路線バスを運行するバス事業者である。京成電鉄完全子会社であり、京成グループの企業である。海浜ニュータウン 稲毛・検見川地区の輸送を目的として設立され、当初は住宅公団︵現・UR都市機構︶や千葉市の補助金を受けて運行していた。現在は、路線の新設やグループ会社からの移管により、ニュータウンと関係のない路線を含め、美浜区の広範囲において営業している。
千葉海浜交通は、1973年1月24日に設立され、海浜ニュータウンの一次入居にあわせ、同年4月1日にバス路線の営業を開始した。最初の路線は高洲第一団地線︵高洲線の前身︶であり、同年中に検見川線の運行も開始している。
営業開始間もない頃の海浜交通バスは、ニュータウンと最寄りの総武線駅との連絡を主な目的としていた。しかし最寄り駅のひとつであった稲毛駅は当時、西口駅前広場の拡張が進んでおらず、駅へのアクセス道路となる稲毛陸橋も開通していなかったため、ニュータウンからのバス受け入れが困難であった。このため稲毛駅乗り入れを計画していた路線は、当面の間幕張駅から400mほど離れた国道14号線近くに幕張駅入口ターミナルを設け、そこを発着点として運行することとなった。
この際、代替案としては新検見川駅や国鉄千葉駅に接続するルートも検討されていた。しかし前者は、新検見川駅前にニュータウンの検見川寄りを運行する路線以外を受け入れるスペースがなかったことから却下、後者も同様に駅前スペースの問題と入居者の多くを占めると想定された東京方面への通勤者にとって不都合であることから却下され、最終的には距離が遠いという問題はあったが、ターミナル用地が確保できて地元商店街の協力も得られた、幕張ルートで運行を開始することになったのである。
その後、1976年に真砂線︵高浜線の前身︶、千葉線︵美浜線の前身︶が、1978年に磯辺線がそれぞれ運行を開始した。千葉線の開通によって、千葉海浜交通は国鉄千葉駅まで営業範囲を広げたが、前記のように千葉駅前のスペースに余裕がなかったため、従来のバス乗り場から大きく離れたそごうの駐車場脇︵現在のオーロラモールジュンヌ敷地︶に新たな発着場を設けて対応した。
稲毛駅西口の駅前広場は、1979年になってようやく一部供用が開始され、まず高洲線が乗り入れを開始した。さらに1982年に全面供用となり、真砂線も同駅発着となり、高浜線と改められた。この時点で、当初のターミナルであった幕張駅入口は海浜ニュータウン輸送の拠点としての役目を終え、同じころ営業所も高洲車庫から高浜車庫に移っている。
その後、1986年にJR京葉線が開通し、ニュータウン内に稲毛海岸駅、検見川浜駅が設置されると、海浜交通の路線は大幅な再編を迫られることとなった。この際にほとんどの路線が何らかの形で両駅に接続するようルート変更を行い、一部では系統短縮や本数削減もなされた。一方で翌年には幕張線を開通し、先行投資的な形ではあったが、新たに海浜幕張地区に営業基盤を設けている。
平成に入ってからの動きとしては、1997年に入居の進む幕張ベイタウンへの路線を開設したことが挙げられる。また同年には、京成電鉄より美浜線、中央港線を譲受し、これらによって美浜区の海浜幕張駅以東のほぼ全域に運行エリアを拡大したことになる。以後、高洲東線、マリンスタジアム線、高洲2街区線を開設し、路線網の強化を図っている。
創立50周年を記念して、創業時の復刻塗装となった350号車︵2023年5月3日撮影︶
2009年3月29日より、PASMO・Suicaによる運賃決済サービスを開始した。
2021年10月1日より、全線1日乗車券﹃海浜1日乗車券﹄︵大人600円、小人300円︶の発売を開始した[2]。
2023年1月24日、創立50周年を記念し、車両2両を復刻塗装とした[3]。
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海浜バスの路線変遷(その1)
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海浜バスの路線変遷(その2)
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海浜バスの路線変遷(その3)
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海浜バスの路線変遷(その4)
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海浜バスの路線変遷(その5)
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海浜バスの路線変遷(その6)
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海浜バスの路線変遷(その7)
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海浜バスの路線変遷(その8)
本社は、千葉県千葉市美浜区高浜に置かれており、営業所および高浜車庫を併設している。全車両がここに集中配置されており、車庫を発着する路線数も多いことから、住環境に配慮して車庫の周囲には緑地帯が設けられている。
なお、創業当初は高洲寄りに本社および高洲車庫があった[4]。
- 千葉駅北口 - 登戸海岸渚跡 - 千葉みなと駅 - 木材団地 - 新港 - 中央卸売市場
- 1969年4月:[京成電鉄]国鉄千葉駅 - 中央二丁目 - 旧・京成千葉駅東口(現・千葉中央駅東口) - 卸団地会館 - 食品センター(現・千葉みなと駅) - 木材団地 - 陸運事務所前(現・交通会館千葉運輸支局前)を開通。その後、新港まで延長(延長日不明)。ごく初期を除き、小湊鉄道も同一区間を運行。
- 昭和50年代:[京成電鉄]中央卸売市場まで延長。(小湊鉄道も)
- 1997年12月24日:京成電鉄の便を千葉海浜交通が譲り受ける。
- 1999年7月10日:千葉駅北口 - 登戸海岸渚跡(現・ハローワーク千葉) - 中央卸売市場に変更。(小湊鉄道も)
- 2008年4月1日:千葉海浜交通が撤退(小湊鉄道は運行を継続)[48]。
中央港線は、千葉駅北口から美浜区新港のコンビナート地帯を経由し、中央卸売市場までを結んでいた路線である。当初は京成電鉄と小湊鉄道の2社によって運行され、国鉄千葉駅(東口)から流通センターを経由して新港地区へ入るルートであった。埋め立てが完了したばかりの新港や中央港を走った最初の路線である。1997年に京成電鉄担当便を千葉海浜交通が譲り受けて運行していたが、2008年3月末で千葉海浜交通はこの路線から撤退した。
- 検見川浜駅→中磯辺公園→磯辺第二小学校→検見川浜駅(小いそまる)
- 検見川浜駅→中磯辺公園→海浜病院→磯辺第二小学校→美浜区役所→検見川浜駅(大いそまる)
磯辺循環線は、磯辺3 - 7丁目にまたがる環状道路を時計回りに結んでいた循環路線である。朝と夕方は住宅地内のみを回り、日中の便は、海浜病院や美浜区役所を経由していた。開通当初から利用者は少なく、2012年3月末に当路線は廃止された。車両は独自の塗装に﹁いそまる君﹂の文字を施した専用の小型車両日野・リエッセ、またベイタウン北循環線用の日野・ポンチョも一部使用されていた。
●幕張駅入口 - 放送大学 - ひび野一丁目 - イオン幕張店 - 海浜幕張駅
●幕張駅入口 - 放送大学 - 若葉三丁目 - 若葉公園
●1987年5月6日‥幕張駅入口 - 海浜幕張駅、幕張駅入口 - 幕張東高校︵現・若葉公園︶、東京歯科大正門 - 幕張駅入口 - 海浜幕張駅︵出入庫のみ、のち廃止︶を開通。
●1996年4月1日‥﹁幕張東高校﹂停留所を﹁幕張総合高校﹂に改称。
●2003年2月16日‥ベイタウン線のルート変更に伴い東京歯科大正門発着便を廃止し、海浜幕張駅便のすべてが幕張駅入口発着となる。土休日運休となる。
●2006年4月1日‥幕張駅入口のバスターミナル施設が閉鎖され、停留所が路上に移設される。
●2009年3月29日‥﹁県立幕張高校入口﹂停留所を﹁若葉三丁目﹂に改称[28]。
●2016年4月1日‥﹁幕張総合高校﹂停留所を﹁若葉公園﹂に改称[20]。
●2017年10月16日‥休止[32]。
幕張線は、創業時のターミナルである幕張駅入口と海浜幕張駅、および幕張総合高校を結ぶ路線であった。幕張駅入口が駅から大きく離れていることに加え、中間の停留所が両駅から徒歩圏内にあることなどから利用者は少なく、本数も少なかった。幕張総合高校の交通案内でも、幕張駅からのアクセスには徒歩を勧めているほどであった。1991年、千葉シーサイドバスが海浜幕張駅から放送大学までの同一区間を走る路線を開設し、1997年には幕張駅入口に乗り入れを開始したことで二社による競合路線となった。2006年3月31日をもって会社創業時より使用してきた幕張駅入口ターミナルを廃止し、翌日より停留所を路上へと移設すると運行本数も年々減少され、2017年10月16日に運行休止路線となり、その後幕張駅入口と放送大学のバス停は撤去された。
●検見川浜駅 → 若葉第四 → 幕張総合高校 → ZOZOPARK → イオン幕張店 → 海浜幕張駅
●2006年7月31日‥ベイタウン北循環線を開通[50]。
●2017年10月16日‥検見川浜駅始発便︵検見川浜駅 → エリスト → グランエクシア → エリスト → 海浜幕張駅︶をルート変更。幕張総合高校︵現・若葉公園︶経由便を新設。
●2018年4月1日‥検見川浜駅発着系統をルート変更し、﹁ZOZOPARK﹂・﹁若葉公園﹂・﹁幕張総合高校﹂・﹁若葉第一﹂・﹁若葉第二﹂・﹁若葉第三﹂・﹁若葉第四﹂停留所を新設。旧・﹁幕張総合高校﹂停留所を﹁若葉公園﹂に改称。
●2018年9月16日‥海浜幕張駅始発便︵海浜幕張駅 → グランエクシア → エリスト → 海浜幕張駅︶が廃止となりベイタウンを経由しないルートのみとなる[6]。
●2019年3月31日‥路線廃止[51]。
ベイタウン北循環線は、元々はマリンスタジアム線として平日のラッシュ時間帯に、幕張ベイタウン北部住民の足として検見川浜駅 - 海浜幕張駅間に折り返し便として運行していた路線である。2006年に至り、これを発展させる形でベイタウン北循環線の運行を開始した。ベイタウン北循環線は、海浜幕張駅を起点にベイタウン北部を循環し同駅に戻る便と、同駅と検見川浜駅を結ぶ往復便からなり、始発の1便を除き海浜幕張駅発の便だけがベイタウン内の白帆通りを経由する。
路線開設時よりベイタウン北循環線専用の低床小型車両︵日野・ポンチョ︶が配備されていたが、2018年9月のダイヤ改正でベイタウン内の運行が無くなった事で運行が中型車となり、従来の小型車はイオンスタイル検見川浜専用の特定バスとなった。晩年は、後に運行開始となる幕張ベイパーク線開設準備の為の免許維持路線と化し、2019年3月31日の幕張ベイパーク線開設に伴い路線廃止となった。
●東雲車庫 - 国際展示場駅 - 東京駅八重洲口前 - コロンブスシティ︵ → 幕張メッセ中央 ︶ - 海浜打瀬小学校 - 磯辺中央 - 東京歯科大学正門 - 高浜北団地 - 高浜車庫︽京成バス新習志野高速営業所と共同運行︾
●︵東雲車庫 → 国際展示場駅 → ︶東京駅八重洲口前 - 神田外語大学 - 幕張メッセ中央 - 海浜打瀬小学校 - 磯辺中央 - 東京歯科大学正門 - 高浜北団地 - 高浜車庫︽京成バス新習志野高速営業所と共同運行︾
●幕張メッセ中央 → (無停車) → 東京駅八重洲口前︽京成バス・千葉内陸バス・ちばグリーンバスと共同運行︾
●2012年4月8日‥運行開始[52]。
●2012年10月1日‥﹁美浜区役所入口﹂、﹁東京歯科大東門﹂及び﹁稲毛高校﹂停留所を新設[53]。
●2013年8月16日‥平日のみの運行に減便︵お盆並びに年末年始は運休︶[54]。
●2017年4月1日‥﹁真砂コミュニティセンター﹂停留所を﹁真砂四丁目﹂に改称。
●2019年3月30日‥京成バスと共に路線廃止[55]。
千葉海浜交通として、高速路線バス事業に初参入した路線であり、京成バスグループが近年路線網を拡大している都市間通勤路線・マイタウン・ダイレクトバスの一つである。京成バス新習志野高速営業所との共同運行である。2013年8月16日より、土日祝日・お盆・ならびに年末年始が運休となった。2019年3月29日の運行をもって、京成バスと共に路線廃止。同時に、幕張メッセにて大規模なイベントが開催される日のみに運行されていた臨時バスも撤退した。
イオンお客様専用無料店舗循環バス
かつてマリンピアとイオンモール幕張新都心を結ぶ無料バスとして使用していた車両。現在は同型のハイブリッドで運行
千葉海浜交通の代走となる京成バス新都心営業所4484号車
●イオンモール幕張新都心ファミリーモール → イオンモール幕張新都心グランドモール → イオン幕張店 → イオンスタイル幕張ベイパーク → 幕張ベイタウン → イオンスタイル幕張ベイパーク → イオン幕張店 → イオンモール幕張新都心グランドモール → イオンモール幕張新都心ファミリーモール︵平日のみ︶
●イオン幕張店 → イオンスタイル幕張ベイパーク → 幕張ベイタウン → イオンスタイル幕張ベイパーク → イオン幕張店︵土日祝日のみ︶
●2016年4月29日‥イオンモール幕張新都心 - 磯辺・高浜地区無料お買い物バス運行開始[56]。
●2017年5月30日‥イオンモール幕張新都心 - 磯辺・高浜地区無料お買い物バス、一部ルート変更[57]。
●2017年11月17日‥イオンモール幕張新都心 - 磯辺・高浜地区無料お買い物バス運行終了[58]。
●2017年11月21日‥イオンお客様専用無料店舗循環バス運行開始[59]。
●2019年4月15日‥イオンスタイル幕張ベイパーク経由となる[60]。
●2019年6月1日‥平日はベイタウンとイオンモール幕張新都心・イオン幕張・イオンスタイル幕張ベイパーク、土休日はベイタウンとイオン幕張・イオンスタイル幕張ベイパークを結ぶルートに変更[61]。
●2020年6月9日‥前日に海浜幕張駅前で発生した交通事故[62]への安全対策により、運行会社が一時的に京成バス新都心営業所に変更[63][64]。
●2020年9月1日‥京成バス新都心営業所に正式移管。
イオンお客様専用無料バスは、2017年11月23日にオープンしたイオンスタイル検見川浜︵旧・イズミヤ検見川浜店︶の開業に合わせ、2017年11月21日に運行を開始した無料送迎バスである。イオンスタイル検見川浜とイオンモール幕張新都心・イオンマリンピア店・イオン幕張店の4店舗が共に京葉線沿線にあり、イオンスタイル検見川浜を起点にすると半径3 km以内に4店舗[注釈1]とイオン本社が収まることから企画された[65]。乗車するには、運賃は無料だが、イオンが発行するポイントカード等の提示が必要となる。2019年6月1日からはあすか交通がそれまで受託していた無料バスと統合し、幕張ベイタウン内をかつてのベイタウン北循環線 → 京成バス・平和交通が運行するベイタウン線タウンルート・マリンルート → 千葉海浜交通ベイタウン線 → 独自ルートを循環するルートへと変更された。
イオンスタイル検見川浜お客さま専用お買いものバス
●磯辺・打瀬ルート‥イオンスタイル検見川浜 → 花見川緑地交通公園横 → 花見川通り → 磯辺公園 → 磯辺小学校 → 中磯辺公園 → 北磯辺第三公園 → 北磯辺公園 → イオンスタイル検見川浜
●検見川町ルート‥イオンスタイル検見川浜 → 二丁目13街区 → 検見川町五丁目 → 検見川町二丁目 → 幕張町五丁目 → 検見川町三丁目 → 稲毛町五丁目 → 検見川町五丁目北 → イオンスタイル検見川浜
●2017年11月21日‥イオンスタイル検見川浜お客さま専用お買いものバス運行開始[66]。
●2020年6月9日‥イオンお客様専用無料バスで発生した交通事故への安全対策により、運行をちばシティバスが代行。
●2020年6月10日‥代行する会社が京成バス新習志野高速営業所に変更。
●2020年9月7日‥京成バス新習志野高速営業所に正式移管。
乗車するには、運賃は無料だが、店舗行はイオンが発行するポイントカード等の提示、店舗発はレシートの提示が必要となる。日野・ポンチョ︵二代目︶で運行していたが除籍となったため日野・リエッセⅡ[注釈2]で運行している。
- 稲毛駅 → 京成稲毛駅入口 → 運輸支局入口 → 高浜消防署 → 稲毛海岸駅 → 磯辺一丁目 → 磯辺高校 → 千葉西高校 → 海浜病院
- 1999年10月1日:高洲東 - 海浜病院を開通。
- 2000年8月1日:稲毛駅発着に変更。休日運休となる。
- 2002年4月6日:土休日運休となる。
- 2013年5月7日:「千葉療護センター」停留所を新設[12]。
- 2018年9月16日:高洲線(運輸支局入口経由)の一部が海浜病院まで延伸に伴い、稲毛駅発の平日早朝1便片道運行のみに減便となる。
- 2020年11月16日:路線廃止[14]。
高洲東線は海浜団地内のさらなるきめ細かな輸送を目的として、高洲東 - 稲毛海岸駅 - 海浜病院という総武線の駅に接続しない路線として開通した。高洲東線という線名はもともとの起点である高洲東に起因していると思われるが、開通当時から高洲の西側にも路線が行っていた。この線の開通当時に京成電鉄のWebサイトで紹介されたことがある。
その後、あまり乗客に恵まれなかったのか、1年もたたずに稲毛駅発着に延長され、休日運休となると同時に、大幅な減便となった。また、独自区間の稲毛海岸駅 - 海浜病院間は東側に比べて若干本数が少ない。結果として、この線の東側は高洲線︵運輸支局入口経由︶の支線のようになっている。2018年9月16日のダイヤ改正により、稲毛駅発の片道1便のみの免許維持路線となり、2020年11月15日の運行を最後に廃止となった。
海浜幕張駅から発車する幕張ベイパーク線
︽京成バス新都心営業所と共同運行︾
●海浜幕張駅 → (無停車) → ひび野一丁目 → 若葉三丁目 → 若葉公園 → ZOZOPARK → ひび野一丁目 → (無停車) → 海浜幕張駅
●2019年3月31日‥運行開始[67]。
●2019年10月16日‥外回り系統を廃止し、全便が内回り系統となる[68]。
●2020年11月16日‥内回り系統︵海浜幕張駅 → ひび野一丁目 → 若葉公園 → ファーストウィング → 若葉第四 → 幕張総合高校 → ひび野一丁目 → 海浜幕張駅︶を廃止し、若葉公園・ZOZOPARK経由に変更[14]。
●2021年8月16日‥運行休止[69]。
幕張ベイパーク線は、1996年に県立幕張総合高校に統合された事により廃校となった幕張北・幕張西・幕張東の三高校︵通称‥幕張三校︶の跡地再開発により美浜区若葉に誕生した﹃幕張ベイパーク﹄と海浜幕張駅を結ぶ路線である。
2019年10月16日に外回り系統︵海浜幕張駅 → ひび野一丁目 → 幕張総合高校 → 若葉第三 → 若葉第四 → ファーストウィング → 若葉公園 → ひび野一丁目 → 海浜幕張駅︶が廃止され、内回り系統のみの運行となった。
2020年11月16日に若葉公園・ZOZOPARK経由に変更されるも客足は伸びず、2021年8月15日の運行をもって京成バスと共に運行休止となった。
千葉海浜交通では、すべての車両を日野自動車より導入している。創業から1990年代後半までは、路線のほとんどがニュータウンの通勤・通学路線であったことから、全車が定員の多く取れる大型の長尺車かつ降車時間の短縮に効果の高い3扉車であり、同社の車両の大きな特徴となっていた。
しかし、1997年のベイタウン線開通以降、路線の新設や京成電鉄からの移管によって、住宅地の街路をきめ細かく走行する路線や輸送密度の低い路線も運行するようになったため、少数ながら中型車を配備するようになった。また、大型車の降車扉についても、その後中央部1箇所に広幅の折り戸を配置する方式に変更され、2003年度以降に導入されているノンステップ車両では一般的な引き戸に変わった。このように、車両仕様における独自性は失われつつあるが、一方で利用状況に適応した小型車や狭幅大型車、ハイブリッド車、貸切専用車を導入するなどして、車両のバリエーションを急速に増やしている。貸切車では三菱ふそうエアロバスが京成バスより移籍しており、日野以外のメーカーも在籍している。塗装は海浜をイメージして白地に青色(車体後方に行くほど面積が小さくなる)のカラーリングであり、青色の中にも白線が入るが、青色部分は色調が暗かったものが2000年代に入ってからは明るい色調に変更されている。
2003年にトルコン式AT車を初採用して以降、AT設定のない車両を除き、極力AT車を採用している。その狙いは、運転操作にかかわるドライバー負担を軽減することで、生まれた余裕を安全運転や接客向上に向けるものである。
- ^ 2019年4月13日にイオンスタイル幕張ベイパーク店が開業し、2020年時点で5店舗。
- ^ かつてはポンチョの点検時の代車として運行。
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