名所図会

絵入りの名所地誌

名所図会(めいしょずえ)は、江戸時代末期に刊行された、通俗地誌および絵画のジャンル。江戸畿内をはじめとして、諸国の名所旧跡・景勝地の由緒来歴や、各地の交通事情を記し、写実的な風景画を多数添えた書物。

概要

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名所図会の系譜

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秋里籬島の『都名所図会』以降、多くの類書が作られており、名所図会ブームともいえる状況があった。

活字本書誌

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  • 名著普及会、1975、『日本図会全集』、名著普及会 — 日本随筆大成刊行会編『日本図会全集』(1928-1929、日本随筆大成刊行会)の復刻
  • 1979-1988、『日本名所風俗図会』、角川書店
  • 谷 文晁、1970、『日本名山図会』、国書刊行会 — 文化9年刊の影印複製

参考文献

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  • 赤井 達郎、1958、「名所図会」、河出書房新社編、『日本歴史大辞典9』、河出書房新社 pp.224-225
  • 鈴木 良明、1985、「名所図会」、国史大辞典編集委員会編、『国史大辞典5』、吉川弘文館 pp.749-750 ISBN 4-642-00505-6
  • 森 銑三、1994、「名所図会」『日本史大事典6』、平凡社 p.677 ISBN 4-582-13106-9

関連項目

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