国王行進曲
Marcha Real | |
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和訳例:国王行進曲 | |
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別名 |
Marcha Granadera (擲弾兵行進曲) |
作曲 |
バルトロメ・ペレス・カサス(和声) フランシスコ・グラウ(管弦楽法) |
採用時期 | 1770年 |
試聴 | |
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概要
編集著作権問題
編集「国王行進曲」は20世紀初頭にペレス・カサスによって作曲されたため、著作権は失効していなかった。そのためスペイン政府は、将来的に発生しかねない法的問題を回避するため、1997年にペレス・カサスから1億3000万ペセタ(約1億円)で購入した。そのため、著作権は文化省に帰属し、使用には著作権料が生じていた。支払いを回避するために、1997年、フランシスコ・グラウによって改定された国王行進曲は、著作権が政府に無償で譲与されたが、パブリックドメインにはなっていない。
歌詞
編集「国王行進曲」は元来歌詞がなかったが、過去には歌詞が書かれて使用された。一つはアルフォンソ13世の治世、もう一つはフランコ独裁体制の時代である。そのどちらも今は公式の歌詞ではない。
歌詞の公募
編集スペインオリンピック委員会(COE)のアレハンドロ・ブランコ会長は、2007年アンフィールドで大合唱となるユール・ネヴァー・ウォーク・アローンを聴いた際、2016年のオリンピックに向けて「国王行進曲」の歌詞を決めたいとした。2016年、スペインのテレビ局テレシンコはその意向を踏まえ、「国王行進曲」の歌詞の公募をし、25種類の歌詞をウェブサイトに掲載し、投票をしたが票数は40,000票のみであった。選ばれたエンリケ・エルナンデス・ルイケによる歌詞の「国王行進曲」は、パストラナのロンダ・デ・アランスエケ合唱団の合唱で放映された。 しかし、COEは再度公募を開始、2000件から7000件の応募があった(この件数は情報源によって異なる)。そこではパウリーノ・クベロによる歌詞が選ばれたが、スペイン万歳(Viva España)という言葉が含まれていたために左派などを中心とする猛反発を受け[1]、5日後に撤回された。
過去の歌詞
編集アルフォンソ13世時代版
編集
Eduardo Marquina 作詞 |
和訳 |
フランコ独裁時代版
編集
José María Pemán 作詞 |
和訳 |
脚注
編集- ^ “新国王即位のスペイン王室、特異な5つのエピソード”. AFPBB News. (2014年6月20日) 2014年7月5日閲覧。