川下り

川を下ることであり、上流から下流へと、船・カヤック・筏などで、水の流れとともに移動する


1921

概説

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退





68使使

観光の川下り(船頭付き)

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保津川下り
 
鬼怒川ライン下りの輸送

日本の主な川下り

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ライン下り

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日本国内の川下りのうち「ライン下り」と名の付くものがある。もともとは、ドイツライン川を下ることを「ライン下り」と言い、ライン川でない日本の川を下るのに、「ライン下り」というのは誤用だが、志賀重昂美濃加茂市から犬山市までの木曽川の渓谷の風景がヨーロッパ中部を流れるライン川に似ていることからこの渓谷に「日本ライン」と命名したため、この渓谷の川下りに「日本ライン下り」の名前がついた。

その後、「ライン下り」とは船で渓谷を下る川下りの代名詞のようになり、各地の同様ものに「ライン下り」の名がつけられていった。

歌曲ローレライ

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ローレライ」は、ライン川沿岸のザンクト・ゴアール近くにある岸壁で、その近辺は川幅が狭く、岩礁もあって流れも乱れており、19世紀頃までは、が座礁する難所であった。魔女伝説があり、ローレライにたたずむ金色の櫛を持った美しい少女に船頭が魅せられると、川の渦の中に飲み込まれてしまう、というもので、歌曲ローレライは難破の悲哀とこの伝説を歌ったもの。

カヤック・カヌーでの川下り

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リバーカヤック リジッドタイプカヤック

激流を短時間下る楽しみ方から、テントなどキャンプ道具を積んで海外の大河をのんびりと数週間かけて下る楽しみ方まで、様々なバリエーションがある。熱狂的なファンも多く、中には川下りをなかばライフスタイルのようにしている人もいる。

かつて日本では川下りを快適に楽しめる魅力溢れる川が非常に多かったが、ダムや水門等の建設により、そのような川の数はかなり減ってきてしまっている。

参照項目

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関連書

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  • 野田知佑『日本の川を旅する―カヌー単独行』新潮文庫、1985、ISBN 4101410011
  • William J. Nealy『カヤック―カヌー乗り必携! イラストで見る究極の川下りマニュアル』山海堂, 1993, ISBN 4381101960

外部リンク

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