日本ライン

岐阜県美濃加茂市から愛知県犬山市にかけての木曽川沿岸の峡谷の別称

日本ライン(にほんライン)は、岐阜県美濃加茂市から愛知県犬山市にかけての木曽川沿岸の峡谷の別称。

1987年度(昭和62年)に撮影された国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成愛知県犬山市岐阜県各務原市の境を流れる木曽川犬山頭首工ライン大橋
猿啄城(城山)から望む日本ライン下りの遊覧船
猿啄城から望む木曽川(日本ライン)と鳩吹山方面の山々
犬山橋下船場
(木曽川観光株式会社の犬山橋営業所)

概要

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19132[1][1]

13km1


日本ライン下り

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日本ライン観光

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木曽川観光

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日本ライン観光清算後、地元資本による「木曽川観光」が事業を継承し、2003年(平成15年)7月に遊覧船の運行を再開。旧日本ラインシュロスの施設は美濃加茂市の公社が2003年(平成15年)に購入し、同駐車場はゴミ回収場として使用されたが2009年(平成21年)に解体された。

しかし利用者数の減少に歯止めがかからず、また2011年(平成23年)8月17日に発生した天竜川川下り船転覆死亡事故の影響もあって利用者数の回復も望めないことから、2012年(平成24年)12月18日に木曽川観光は2013年(平成25年)度の運休を決定した[6]

またかつて使われていた和船は引き続き木曽川観光が保有し[7]、犬山市の犬山橋付近と桃太郎港の間で11月に運航される「桃太郎紅葉船」や[8]、犬山城港を発着し犬山城周辺などを遊覧する「犬山城遊覧船」に用い犬山市と犬山市観光協会の主催で運航されたがその後2021年令和3年)度からは木曽川観光が直接運航を引き受けている[7]

ラフティング

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その後は2019年(令和元年)時点で、ほぼ同ルートの美濃加茂市太田橋付近から犬山市桃太郎神社付近にて、犬山国際ユースホステルが運営するYHAラフティングによる「木曽川ラフティング」と2018年に参入したEAT&LIVEが運営するリバーポートパーク美濃加茂による「木曽川アドベンチャー」の2社によるラフティングツアーの営業が行われている。

参考文献

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脚注

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注釈

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  1. ^ 1913年(大正2年)に中央新聞が地理学者の志賀に避暑地について質問した際に、木曽川の風景をライン川のようだと例えたことに由来する[2]

出典

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  1. ^ 下川耿史 『環境史年表 明治・大正編(1868 - 1926)』299頁 河出書房新社刊 2003年11月30日刊 全国書誌番号:20522067
  2. ^ 3 木曽川周辺にみる歴史的風致、犬山市、2022年6月2日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g 「日本ライン下り」の歴史 可児光生、美濃加茂市民ミュージアム
  4. ^ 木曽川水景42 「日本ライン下り」の痕跡2 - 中日新聞2020年11月10日朝刊
  5. ^ 川下り船等の安全性に関する調査報告書 日本小型船舶検査機構
  6. ^ 「『日本ライン下り』姿消す 木曽川、13年に」日本経済新聞2012年12月19日
  7. ^ a b 犬山城遊覧船運行期間10倍以上に 今年はあすから - 中日新聞2021年3月19日愛知県内版
  8. ^ <木曽川水景>(43)「日本ライン下り」の痕跡(3) 中日新聞、2020年11月21日

関連項目

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外部リンク

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