心臓弁の超音波検査画像(カラードプラー法)

心臓超音波検査でわかること

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2D3D

副作用

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レントゲン検査やコンピューター断層検査(CT)といったX線を使用する検査と異なり、人体に対する悪影響は報告されていない。

断面像

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34IVSM



90


 





90RAOview




測定値

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Mモードの測定値

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胸骨左縁長軸の僧帽弁レベルでのMモード心エコー

MM

AoD

35mm

LAD

42mm

LVDd

Q55mm

LVDs



IVS

Q8mm12mm

PW

IVS8mm12mm

FS

LVDdLVDs/LVDd×10028

EF()

5580BNP30

IVC

23mm40mm100mm40

ドプラ法の測定値

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左室拡張能の評価

左室流入血流速波形の解析で行う。E波(拡張早期波)とA波(心房収縮期波)とDTによって評価する。E/A>1、DTが150~250msecならば正常である。E/A<1、DTが250msec以上ならば弛緩障害、E/A>2、DTが150msec未満ならば拘束型である。拘束型は左房圧が20mmHg以上を示唆している。

E/E'(イーオーバーイープライム)

E波と組織ドップラーを用いた弁輪速度E'の比が高いと心不全が疑われる。

TEI index

近年注目されている新しい心機能の指標であり、0.47以上で心不全を示唆する。

弁膜症の測定値

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その他

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心嚢水の貯留
心臓内血栓

有名な所見

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  • 僧帽弁
    • 弁後退速度(DDR)低下 僧帽弁狭窄症
    • 収縮期前方運動(SAM) 肥大型閉塞性心筋症
    • 僧帽弁前尖の細動(fluttering) 大動脈弁閉鎖不全
    • 僧帽弁の収縮期背方運動 僧帽弁逸脱症候群
  • 大動脈弁
    • 大動脈弁の収縮中期半閉鎖 肥大型閉塞性心筋症
  • 心室中隔
    • 心室中隔の奇異運動 心房中隔欠損症
    • ASH(非対称性中隔肥大) 肥大型心筋症
  • 左室壁運動
    • 収縮期壁厚増大 心筋梗塞
    • 局所壁運動 心筋梗塞、虚血性心疾患
  • その他
    • エコーフリースペース 心嚢液貯留

心疾患の画像集

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参考文献

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関連項目

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外部リンク

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