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  • 予防活動
  • 流行対策
    • 特定の医療機関内で発生した、もしくは発生が疑われる感染流行を対象に行う調査活動や対策(例:集団発生対策)。

医療機関における感染管理

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発生状況の監視

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(surveillance)尿(National Nosocomial Infections Surveillance System, NNIS)

調 1/3[1]CDC(SENIC)32%

感染拡大の予防

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院内感染の伝播を防ぎ、医療従事者自身を感染から守るために、各病原体の感染経路に応じた対策をたて、手順周知する必要がある。

手洗いを中心とした標準予防策

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(1847)W(1843)[2](CDC)[3]

(OSHA)[4]使

[5]2002

使

使




隔離予防策

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さらに、原因となる病原体が分かっている場合はそれぞれに特有な感染経路に応じて適切な隔離予防策をとる。

空気(飛沫核)感染隔離

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N95

16HEPAHEPA12


飛沫感染隔離

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1m

2m


接触感染隔離

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使

清掃・消毒・滅菌

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患者の手が触れる病室や共用エリアの接触表面は日常的な清拭により清掃。手が触れない壁や床は1日1回の清掃。 MRSAやVRE、クロストリジウム・ディフィシレ保菌者の接触する領域では4級アンモニウム塩やアルコールを用いた清拭により日常的に消毒を行う。 再利用可能な医療器具の消毒滅菌には、それぞれ想定される病原体に応じた方法が選択されなければならない。

個人用保護具

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使い捨て保護具の例

(Personal protective equipment, PPE)HIV

OSHA[6] 

()使使OSHA[7]

医療従事者への予防接種

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作業中に感染症に曝露される可能性のある医療従事者には、ワクチンを活用して感染から身を守ることができる。通常用いられるのはB型肝炎インフルエンザ三種混合(麻疹/水痘/風疹)・新三種混合(ジフテリア/破傷風/百日咳)・髄膜炎菌帯状疱疹ウイルスなどのワクチンで、施設の規則や勧奨・職種・個人の希望などに応じて医療従事者や救急隊員などが接種を受けている。一般的にワクチンの予防効果は完全とは言えず、一方で副作用も見られるため、十分な情報を元に接種の判断を行うべきである。[8]

感染症流行時の調査

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感染監視により感染症の発症率が通常よりも高いことに気づくと、感染管理チームは調査によって、(1)それが本当の感染流行なのか、(2)細菌検査プロセスの汚染による偽の流行なのか、(3)通常の発症率がたまたまランダムに上昇しただけなのか、を判断する。もし(1)であれば流行の引き金となった要因を追究し、流行を食い止めるためにその要因を排除にかかる。通常は正しい手順が守られていないことが原因であることが多いが、時には建設工事など他の要因が関与していることもある。

感染管理と医療疫学の研修制度

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(CBIC)25

CDC(SHEA) (APIC)

感染制御チームと感染制御委員会

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  • 感染制御チームは医療機関における実働部隊であり、感染制御委員会は感染制御チームを管理する立場にある(図1)。
 
図1 感染制御チームと感染制御委員会の役割図[9]

感染管理専門職

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脚注

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  1. ^ Weinstein et al
  2. ^ CDC Guideline for Hand Hygiene in Health-Care Settings
  3. ^ CDC General information on Hand Hygiene
  4. ^ OSHA Bloodborne Pathogens Regulations 1910.1030
  5. ^ 国立大学病院院内感染対策ガイドライン(pdf 5.2MB)
  6. ^ OSHA Bloodborne Pathogens Regulations 1910.1030(d)(2)(i)
  7. ^ OSHA 1910.1030(d)(3)(vii)
  8. ^ CDC Vaccine Site
  9. ^ 佐藤法仁、渡辺朱理、苔口進、福井一博「歯科臨床実習生における感染制御専門資格および組織に関する認知度調査」INFECTION CONTROL(メディカ出版),Vol.16(6),p.97,2007.

関連項目

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外部リンク

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