EstimateEstimator

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点推定に関する諸定義

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θ  θ      θ 

var(X) X E(X) X 

    

 

 =  + ()

Θ θ θ 


最尤推定

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一致性(Consistency)

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一致推定量とは、標本数が大きくなるにつれてある数値に確率的に収束する(分散が0に収束する)ような推定量をいう。

すなわち推定量  n は標本サイズ)が、どんなに小さい   に対しても

 

となる場合に、母数   に対する一致推定量という。特にほとんど確実に(確率1で)収束する場合には、「強一致性」(strong consistency)という。

有効性(Efficiency)

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推定量の質は一般に平均二乗誤差で評価される。場合によっては不偏推定量の中からさらに分散(=平均二乗誤差)が最小のものを選ぶ必要があり、これを有効推定量という。ある不偏推定量の分散が他のどんな不偏推定量よりも小さい場合もあり、有効性あるいは不偏性の一方だけを重視すべきではない。

頑健性(Robustness)

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頑健性とは、仮定したモデルの変化による推定量の変化が少ないことをいう。

その他

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推定量が充たすべき性質には他に(当然ではあるが)、確率推定量が0と1の間になければならない、分散推定量が非負でなければならない、といったものがあるが、場合によっては不偏推定量がこれらを満たさない場合もある。

脚注

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  1. ^ JIS Z 8101-1 : 1999, 2.42 推定量.

参考文献

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西  2013ISBN 9784274214073 

2007ISBN 9784000803090 

, JIS Z 8101-1:1999     1:, http://kikakurui.com/z8/Z8101-1-1999-01.html 

1942ISBN 9784874720127http://ebsa.ism.ac.jp/ebooks/ebook/204 

関連項目

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