日曜洋画劇場
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『日曜洋画劇場』(にちようようがげきじょう)は、1966年10月1日から2017年2月12日までの約50年間にわたってテレビ朝日(旧:NETテレビ)系列で放送されていた映画番組。
土曜洋画劇場 ↓ 日曜洋画劇場 ↓ 日曜エンタ・日曜洋画劇場 | |
---|---|
ジャンル | 映画番組 |
出演者 | 淀川長治 ほか |
オープニング | 歴代オープニングを参照 |
エンディング | 歴代エンディングを参照 |
製作 | |
制作 |
テレビ朝日 (旧NETテレビ) |
放送 | |
映像形式 | モノクロ放送(土曜洋画劇場時代)→カラー放送(日曜洋画劇場(第1シリーズ)より)[1] |
音声形式 | 放送作品による 外国語作品:吹替・第2音声原語 |
放送国・地域 | 日本 |
土曜洋画劇場 | |
放送期間 | 1966年10月1日 - 1967年4月1日 |
放送時間 | 土曜 21:00 - 23:00 |
放送分 | 120分 |
日曜洋画劇場(第1シリーズ) | |
放送期間 | 1967年4月9日 - 2011年10月9日 |
放送時間 | 日曜 21:00 - 22:54 |
放送分 | 114分 |
日曜洋画劇場(第2シリーズ) | |
放送期間 | 2011年10月16日 - 2013年3月31日 |
放送時間 | 日曜 21:00 - 23:10 |
放送分 | 130分 |
日曜エンタ・日曜洋画劇場(不定期放送) | |
放送期間 | 2013年4月7日 - 2017年2月12日 |
放送時間 | 同上 |
放送枠 | 日曜エンターテインメント |
特記事項: 作品により枠拡大・遅延の場合あり。放送時間と編成の項を参照。 2013年4月7日からは『日曜エンターテインメント』(単発特番枠)内で映画を取り上げる場合に『日曜エンタ・日曜洋画劇場』の二重冠での不定期放送に移行。さらに、20:58 - 21:00に『今夜の日曜洋画』も別途放送開始。 近畿広域圏では、1975年3月30日までは、毎日放送でネットされた。 |
概要
編集解説者
編集放送時間と編成
編集放送時間の変遷
編集単独番組として放送された期間のみ、放送時間を記す(『日曜エンタ』の一企画として放送されている期間については同項を参照)。
放送期間 | 放送時間 (JST) | 放送分数 |
---|---|---|
1966年10月 - 1967年3月 | 土曜21:00 - 22:56 | 116分 |
1967年4月 - 2011年9月 | 日曜21:00 - 22:54 | 114分 |
2011年10月 - 2013年3月 | 日曜21:00 - 23:10 | 130分 |
歴史
編集発足から1980年代まで
編集1980年代から1998年まで
編集淀川の死、リニューアルまで
編集リニューアル、番組終了
編集演出
編集番組タイトルロゴ
編集歴代オープニング
編集歴代エンディング
編集その他
編集開始時期は不明だが、3代目オープニング終了まで、提供画面は赤いリボンを拡大した画像が使用された。
吹き替えについて
編集番組開始から2000年代までは、ほとんどの作品で独自の日本語吹替版を制作して放送。キャスティングに関しては、話題作り等のタレント吹替は滅多に行わなわず本職の声優(俳優)を起用していた。
2009年時点では、その長年の放送で培ってきた「正統派」の製作技術やキャスティングに定評があった。また、その当時の吹替がそのまま他局でオンエアされたり「テレビ朝日版」としてソフト収録されることも多い[14]。
フィックス制度
編集- ゲーリー・クーパー:黒沢良
- ジョン・ウェイン:小林昭二
- ジャン・ギャバン:森山周一郎
- ソフィア・ローレン:今井和子
- クラーク・ゲーブル:納谷悟朗
- ハンフリー・ボガート:久米明
- ブリジット・バルドー:小原乃梨子
- デボラ・カー:水城蘭子
- バート・ランカスター:久松保夫
- ウィリアム・ホールデン:羽佐間道夫[15]
- グレゴリー・ペック:城達也
- ケーリー・グラント:田口計
- リチャード・ウィドマーク:大塚周夫
- マリリン・モンロー:向井真理子
- ポール・ニューマン:川合伸旺
- スーザン・ヘイワード:三條美紀
- ナタリー・ウッド:渋沢詩子
- ドリス・デイ:楠トシエ
- カーク・ダグラス:宮部昭夫
- オードリー・ヘップバーン:池田昌子
- モンゴメリー・クリフト:山内雅人
- ヘンリー・フォンダ:小山田宗徳
- イブ・モンタン:臼井正明[15]
- アラン・ドロン:野沢那智
その他
編集タレント吹き替えの事例
編集- 藤岡弘、:『ドラゴン危機一発』
- 中尾彬:『ドラゴン怒りの鉄拳』
- 宍戸錠:バート・ランカスターの吹き替え(『真紅の盗賊』、『プロフェッショナル』、『OK牧場の決斗』1979年版)
- 郷ひろみ:『サタデー・ナイト・フィーバー』
- 小柳ルミ子:『ミスター・グッドバーを探して』
- 初代タイガーマスク(佐山聡):『パラダイス・アレイ』
- 沢田研二:『コレクター』※1985年版
- 宮崎美子:『アマデウス』
- 佐藤B作:『アニマル・ハウス』
- 内山理名:『パール・ハーバー』
- 渡部建:『タイタンの戦い』
- 中原理恵:『スーパーマン1・2』
- 坂本龍一:『ラストエンペラー』※本人吹き替え
- おねがいレッド:男性レポーター役
- おねがいピンク:女性レポーター役
担当プロデューサー
編集歴代高視聴率獲得作品
編集『日曜エンタ』の一企画扱いに降格前のもののみ示す。数字はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム。
順位 | 放送日 | 作品 | 視聴率 |
---|---|---|---|
1位 | 1983年10月9日 | スーパーマン(1979年) | 32.1% |
2位 | 1977年5月15日 | エマニエル夫人(1975年) | 30.8% |
3位 | 1984年10月21日 | ザ・デイ・アフター(1984年) | 30.0% |
4位 | 1991年9月8日 | ターミネーター(1985年) | 29.7% |
5位 | 1990年10月7日 | ダイ・ハード(1989年) | 29.0% |
6位 | 1989年12月17日 | 男はつらいよ 寅次郎純情詩集(1977年) | 28.6% |
7位 | 1990年4月1日 | ロボコップ(1988年) | 28.0% |
8位 | 1983年10月16日 | 男はつらいよ 寅次郎純情詩集(1977年) | 27.2% |
1972年7月16日 | 史上最大の作戦(後編)(1963年) | ||
10位 | 1974年4月7日 | 007 ゴールドフィンガー(1965年) | 26.7% |
突発的事態による番組休止・変更
編集放送予定日 | 放送予定だった作品 | 差し替えて放送された作品 | 変更理由 | 振り替え放送 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1989年1月8日 | ロマンシング・アドベンチャー/キング・ソロモンの秘宝(1985年) | (番組休止) | 昭和天皇崩御(死去)に伴う特別番組への差し替えのため。 | 1989年2月19日 | |
2007年12月2日 | エボリューション(2001年) | (番組休止) | 直前の2007年アジア野球選手権大会兼北京五輪アジア地区最終予選の韓国×日本戦の中継時間の延長が長引いたため。 | 2011年7月25日 | [注 16] |
2010年2月21日 | 交渉人(1998年) | はぐれ刑事純情派・最終回スペシャル | 17日に急逝した俳優・藤田まことの追悼特別企画のため。 | 2010年2月28日 | [注 17] |
2011年3月20日 | ジャンパー 世界未公開バージョン(2008年) | プラダを着た悪魔(2006年) | 不明[注 18] | 2011年3月27日 | [注 19] |
ネット局
編集『日曜エンタ・日曜洋画劇場』としての最終回時点でのネット局
編集『日曜エンタ』開始前の過去のネット局
編集系列は現在の系列。放送当時テレビ朝日系列単独加盟局やクロスネット局だった局は○を、テレビ朝日系新局開局やネットチェンジによる終了は△をそれぞれ付加してある。
放送対象地域 | 放送局 | 系列 | 備考 | |
---|---|---|---|---|
青森県 | 青森放送 | 日本テレビ系列 | 1991年9月まで[注 20] | ○△ |
岩手県 | テレビ岩手 | 1969年12月開局から、1971年12月打ち切り[注 21] | ○ | |
秋田県 | 秋田放送 | 1992年3月まで[注 22] | △ | |
山形県 | 山形放送 | 1980年4月から1993年3月まで[注 23] | ○△ | |
宮城県 | ミヤギテレビ | 1970年10月開局から1975年9月まで[注 24][20] | ○△ | |
福島県 | 福島中央テレビ | 1970年2月1日のサービス放送から1981年9月27日まで[21] | ○△ | |
新潟県 | NST新潟総合テレビ | フジテレビ系列 | 旧新潟総合テレビ 1981年4月から1983年9月まで | |
長野県 | テレビ信州 | 日本テレビ系列 | 1980年10月開局から1991年3月まで | |
福井県 | 福井テレビ | フジテレビ系列 | ||
中京広域圏 | 中京テレビ | 日本テレビ系列 | 1969年4月から1973年3月まで 名古屋テレビ(メ〜テレ)との変則ネット解消により終了 |
○△ |
近畿広域圏 | 毎日放送 | TBS系列 | 1975年3月30日まで 朝日放送(ABCテレビ)との腸捻転解消により終了 |
○△ |
鳥取県・島根県 | 日本海テレビ | 日本テレビ系列 | 1972年10月から1989年9月まで[注 25] | |
山陰放送 | TBS系列 | 1989年10月から2009年3月まで[注 26] | ||
岡山県 | 岡山放送 | フジテレビ系列 | 旧愛称:テレビ岡山 1969年4月開局から1979年3月まで[注 27] |
○△ |
広島県 | 中国放送 | TBS系列 | 1970年11月まで | △ |
愛媛県 | テレビ愛媛 | フジテレビ系列 | 1995年3月まで[注 28] | |
高知県 | 高知放送 | 日本テレビ系列 | [注 29] | |
長崎県 | 長崎放送 | TBS系列 | 1990年3月まで[注 30] | △ |
熊本県 | テレビくまもと | フジテレビ系列 | 1969年4月開局から1989年9月まで | ○△ |
大分県 | テレビ大分 | 日本テレビ系列 フジテレビ系列 |
1993年9月まで | |
宮崎県 | 宮崎放送 | TBS系列 | 1970年代後半頃に時差ネット[注 31] | |
テレビ宮崎 | フジテレビ系列 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
2004年11月7日に1度だけ放送[注 32] [注 33] | ||
鹿児島県 | 鹿児島テレビ | フジテレビ系列 | 1969年4月開局から1982年9月まで | ○△ |
沖縄県 | 琉球放送 | TBS系列 | 1982年打ち切り[注 34] |
書籍
編集- テレビ朝日『映画はブラウン館の指定席で : 淀川長治と『日曜洋画』の20年』全国朝日放送、1986年。ISBN 4881310798。:放送20周年記念に発売。
脚注
編集注釈
編集出典
編集参考文献
編集- テレビ朝日編『映画はブラウン館の指定席で : 淀川長治と『日曜洋画』の20年』全国朝日放送、1986年。ISBN 4881310798。
関連項目
編集外部リンク
編集- 日曜洋画劇場 (@nichiyo_youga) - X(旧Twitter)
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