杉本京太

日本の発明家 (1882-1972)

  1882︿15920 - 1972︿471226[1]198519531965[2]
杉本京太

生涯

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1882 - 

1899 - 17

1912 - 30[3]

1914 - 

1915 - 278771180

1917 - [4]

1920 - 

1936 - 

1972 - 

和文タイプライター発明

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日本語では文章を構成する文字数が多いため、文字数の少ない欧文タイプライターの機能はそのまま使えないと言う制約があり、当時タイプライターの開発は困難であった。杉本は文字の使用頻度を考慮して2,400字を選出し、独自の配列で文字庫に並べた活字を、前後左右に稼働するバーで選択しつまみ上げ、円筒に巻かれた紙に向かって打字すると言う機構を開発した[5]。この方式の和文タイプライターで1920年代には政府公文書の多くが作成されるようになり、1980年代に日本語ワードプロセッサーが普及するまで官公庁や企業・教育機関などで使用され、日本における書類作成事務効率化に大きな役割を果たした。

関連項目

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脚注

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  1. ^ 特許庁資料:「杉本京太の代表的発明(邦文タイプライター)」 [1]
  2. ^ 十大発明家 | 経済産業省 特許庁(2021年4月20日閲覧)
  3. ^ 小倉幸義「実業家としての杉本京太 : 大正期実業家像の一類型」亜細亜大学商学部
  4. ^ 沿革1917-1959 | キヤノンセミコンダクターエクィップメント株式会社(2021年4月20日閲覧)
  5. ^ 紀田順一郎『日本語大博物館』ちくま学芸文庫、2001年、p.264-268

外部リンク

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