ドイツ国営鉄道 (東ドイツ)
(東ドイツ国鉄から転送)
東ドイツにおけるドイツ国営鉄道︵ドイツこくえいてつどう、ドイツ語: Deutsche Reichsbahn︶は、ドイツ民主共和国︵東ドイツ︶が存在していた1949年から東西ドイツの統一である1990年10月3日までの東ドイツの国営鉄道。東西ドイツ統一後は連邦特別財産となり1993年に事実上解体、鉄道運行に関する事業をドイツ鉄道に統合民営化、その他の資産管理及び売却に関する事業処理をドイツ連邦共和国連邦交通・建設・住宅省監督下の鉄道財産庁に移譲した。
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略称 | DR |
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設立 | 1949年 |
解散 | 1993年12月31日(民営化) |
種類 | 公共企業体 |
法的地位 | ドイツ民主共和国 公共交通に関する政令 |
目的 | 鉄道輸送 |
本部 |
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歴史
編集路線網
編集使用していた車両
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DRで使用していた車両の一部は、DBの車両として現役である。
ドイツ統一まで、蒸気機関車が活躍していた。1940年から製造されていた52系機関車︵通称‥戦争列車︶が知られている。他に、ルーマニア製のディーゼル機関車である119系︵現229系︶や電気機関車の250形・243形などが活躍していた。
客車としては、ゲルリッツ市の車輛工場で製造された二階建て客車が多く用いられていた。この車両は1930年代に開発され、1952年から製造が再開されたものであった。主に近距離列車に用いられた。このほかに、1964年に登場した高速列車﹃VT18.16系︵現675系︶﹄があった[1]。この列車はSVT(Schnellverkehrstriebwagen)と呼ばれ、最高時速は160キロを誇った。ベルリン・プラハ・ウィーン間の特急﹃ヴィンドボナ﹄やベルリン・ブダペスト間の﹃ハンガリア・エクスプレス﹄など、東欧諸国への直通列車に投入されていた。
東西ドイツ間の連絡列車
編集脚注
編集参考文献
編集- 伸井太一『ニセドイツ〈1〉 ≒東ドイツ製工業品』社会評論社〈共産趣味インターナショナル VOL2〉、2009年。ISBN 978-4784511129。