松田忠徳
来歴
編集温泉評論家としての活動
編集
入浴したことがある温泉の数は4700湯を超えるという。1998年1月から1999年9月にかけて、キャンピングカーで移動しながら全国2500湯を制覇しているという。その間に﹁列島縦断2500湯﹂という日本経済新聞の連載も1年半に亘って行なっている。この﹁列島縦断2500湯﹂は2000年3月に日本経済新聞社から書籍として刊行された。また、2000年から2002年まで﹁日本百名湯﹂を、2000年から2004年まで﹁新・日本百名湯﹂の連載をそれぞれ日本経済新聞の土曜日版にて行った。その後、2006年10月7日号から同紙にて﹁古湯を歩く﹂シリーズにて、初回の和歌山県湯の峰温泉に始まり、最終回愛媛県道後温泉で閉める全52回の連載を行った。2008年10月4日からは、同じく土曜版で﹁温泉列島再発見﹂シリーズを、初回野沢温泉を皮切りに連載開始した。
2005年から、週刊新潮で江戸温泉物語を連載中。
2007年6月より、旅チャンネルにて﹁温泉教授・松田忠徳の本物の温泉力~北海道の源泉ゼミナール~﹂という番組が本人出演で放送されている。全13回。
本番組では、北海道の温泉の紹介を中心に、自身の収集した資料の公開や温泉の入り方のレクチャーを行っている。
モンゴルでの叙勲歴
・モンゴル作家同盟賞︵当時もっとも権威ある文学賞。社会主義時代の1987年9月。外国人初受賞︶
・モンゴル民族自由作家協会賞︵民主化後の2000年12月。外国人初受賞︶
・D.ナツァクドルジ賞︵権威ある文学賞。モンゴル国政府より、2004年3月。外国人初受賞︶
・平和友好シルバー賞︵モンゴル国平和委員会より、2006年4月。日本人2人目︶
・健康保険省最高賞︵モンゴル国健康保険省より、2010年11月。外国人初受賞︶
・友好賞︵モンゴル国フレルスフ大統領より、2022年11月︶
著書
編集代表的な著書は以下のものがある。
主なモンゴル関連
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●﹃草原と炎 ~ モンゴル詩人選集﹄︵翻訳︶︵1974年、飯塚書店︶
●B.シレンデブ﹃資本主義を飛び越えて﹄︵翻訳︶︵1977年、シルクロード社︶
●D.ツエベグミッド詩集﹃墓場にて﹄︵翻訳︶︵1981年、恒文社︶
●﹃帽子をかぶったオオカミ ~モンゴル小説集﹄︵共同翻訳︶︵1984年、恒文社︶
●J.バトムンフ﹃ジャンビン・バトムンフ演説集﹄︵翻訳︶︵1987年、恒文社︶
●﹃ハイリブの石~モンゴル民話集﹄︵翻訳︶︵1988年、富士書院︶
●﹃モンゴルの民話﹄︵翻訳︶︵1994年、恒文社︶
●ティム・セヴェリン著﹃チンギス・ハーンの軌跡~モンゴル騎馬文化の光と影﹄︵翻訳︶︵1994年、三五館︶*﹃モンゴル・旅の会話集﹄︵1995年、三五館︶
●﹃モンゴルの旅﹄︵1995年、三五館︶
●﹃激動の文学 ~アジア・ラテンアメリカの文学﹄︵共著︶︵1995年、信濃毎日新聞社︶
●﹃モンゴル~甦る遊牧の民﹄︵1996年、社会評論社︶
●﹃モンゴル ~ 風のような物語﹄︵1997年、中西出版︶
●﹃アジア読本 モンゴル﹄︵共著︶︵1997年、河出書房新社︶
●﹃朝青龍はなぜ負けないのか﹄︵2005年、新潮社︶
●﹃大相撲 大変﹄︵2006年、祥伝社︶
主な温泉関連
編集- 『北海道とっておきの旅(Ⅰ)』(1994年、実業の日本社)
- 『北海道とっておきの旅(Ⅱ)』(1997年、実業の日本社)
- 『関東周辺とっておきの秘湯』(1998年、弘済出版社)
- 『北海道きわめつきの温泉』(1999年、中西出版)
- 『列島横断2500湯』(2000年、日本経済新聞社)
- 『温泉教授の温泉ゼミナール』(2001年、光文社新書)
- 『温泉教授の日本全国温泉ガイド』(2002年、光文社新書)
- 『全国お湯で選んだ"源泉"の宿』(2002年、弘済出版社)
- 『観光学がわかる』(共著)(2002年、朝日新聞社)
- 『温泉力』(2002年、集英社インターナショナル)
- 『日本の千年湯(監修)』(2002年、新潮社)
- 『温泉教授・松田忠徳の日本百名湯』(2003年、光文社新書)
- 『温泉教授の日本百名湯』(2003年、光文社新書)
- 『おとなの温泉旅行術』(2003年、PHP新書)
- 『決定版北海道ホンモノの温泉』(2003年、寿郎社)
- 『これは、温泉ではない』(2004年、光文社新書)
- 『ホンモノの温泉は、ここにある』(2004年、光文社新書)
- 『検証 黒川と由布院 九州が、日本の温泉を変えた!!』(2004年、熊本日日新聞社)
- 『温泉教授が教える間違いだらけの温泉選び』(2004年、中経出版)
- 『女性のためのホンモノの温泉案内』(2004年、寿郎社)
- 『これが本物! ニッポンの湯宿』(監修)(2004年、ぜんにち)
- 『黒川温泉 観光経営講座(共著)』(2005年、光文社新書)
- 『黒川温泉 観光経営講座』(共著)(2005年、光文社新書)
- 『温泉の未来』(共著)(2005年、くまざさ出版社)
- 『温泉教授の湯治力』(2005年、祥伝社新書)
- 『温泉教授・松田忠徳の新日本百名湯』(2006年、日本経済新聞社)
- 『温泉旅館格付けガイド』(2006年、新潮社)
- 『一度は泊まってみたい癒やしの温泉宿』(2007年、PHP新書)
- 『江戸の温泉学』(2007年、新潮選書)
- 『温泉教授・松田忠徳の古湯を歩く』(2008年、日本経済新聞出版社)
- 『知って、楽しむ 松田教授の温泉道』(2008年、中西出版)
- 『平成 温泉旅館番付』(2009年、開発社)=台湾で翻訳出版
- 『北海道観光の自立を探る』(共著)(2009年、中西出版)
- 『知るほどハマル! 温泉の科学』(2009年、技術評論社)
- 『温泉に入ると病気にならない』(2010年、PHP新書)
- 『温泉維新』(2010年、日本経済新聞出版社)
- 『美人力を上げる温泉術』(2010年、講談社α文庫)
- 『北海道の観光を変える!』(共著)(2011年、中西出版)
- 『温泉手帳』(2012年、東京書籍)=中国、香港、台湾、マレーシアで翻訳出版
- 『温泉教授の健康ゼミナール』(2013年、双葉新書)
- 『温泉はなぜ体にいいのか』(2016年、平凡社)
- 『温泉手帳 増補改訂版』(2017年、東京書籍)=台湾で翻訳出版
- 『俵山温泉読本』(2018年、書肆長門)
- 『全国温泉大全』(2022年、東京書籍)
- 『枕草子の日本三名泉 榊原温泉』(2024年、中西出版)
- DVDビデオ「温泉教授・松田忠徳の日本百名湯」全10巻(日本経済新聞出版社)
主な自然関連
編集- 『クマゲラのいる島 - 赤いベレーをかぶったキツツキ』(1980年、大日本図書)
- 『火の山と生きものたち - 有珠山噴火を見つめて』(1981年、大日本図書)
- 『エゾシカの島』(1982年、岩崎書店)
- 『北限のアオサギを守る - ウトナイ湖サンクチュアリに舞う』(1982年、大日本図書)
- 『エゾシカの悲劇 - 永遠の楽園をもとめて』(1986年、大日本図書)
- 『北の野を歩く- 動物たちの四季』(1990年、北海道新聞社)
- 『とんではねて子ジカのバンビ』(1996年、大日本図書)
主な訳書
編集
●﹃クネーネ詩集﹄︵1973年、飯塚書店︶
●﹃世界黒人詩集﹄︵1975年、飯塚書店︶
●S.F.ラライン﹃ネルーダ・愛の手紙﹄︵1977年、東邦出版︶
●ノルトマン・ザイラー﹃新しいアフリカの文学﹄︵1978年、白水社︶
●マルガリータ・アギレ﹃パブロ・ネルーダの生涯﹄︵1982年、新日本出版社︶
●J.L.ビラ・サン・フワン﹃ガルシーア・ロルカの死﹄︵1985年、彩流社︶
●パブロ・ネルーダ﹃ネルーダ詩集 愛のすべて﹄︵1989年、富士書院︶
●パブロ・ネルーダ﹃20の愛の詩と1つの絶望の歌﹄︵1989年、富士書院︶
●グギ・ワ・ジオンゴ﹃夜が明けるまで﹄︵1989年、門土社︶
●ウォレ・ショインカ﹃神話・文学・アフリカ世界﹄︵1992年、彩流社︶
テレビ出演
編集- NHK教育テレビジョン 知るを楽しむ・なんでも好奇心「本物の温泉」(2006年2月 山本哲也アナと)
- 旅チャンネル 温泉教授・松田忠徳の本物の温泉力 (2007年6月~7月集中放送 全13回)
- カルチャーSHOwQ~21世紀テレビ検定~(テレビ神奈川、第45回「温泉」にゲスト出演
ゲーム監修
編集- 全国どこでも温泉手帳 (ニンテンドーDS用ゲーム)
脚注
編集- ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.465