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概要

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浄土について

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「浄土(Kṣetra)」は、阿弥陀や西方などの形容がない限り本来は仏地・仏土(仏国土)を意味する[3][要検証]

浄土の主催者と浄土名
主催者 浄土名 備考(典拠となる経典/宗派など)
阿弥陀仏  西方極楽浄土[4]  阿弥陀経[4]
弥勒菩薩  兜率天[5]  弥勒上生経[5]
大日如来  密厳浄土[6]  大乗密厳経[6]  興教大師全集[6]
観音菩薩  補陀落浄土  大方広仏華厳経 入法界品
久遠実成の釈迦牟尼仏  霊山浄土[7]  法華経[7] 日蓮宗
薬師如来 東方薬師瑠璃光浄土 薬師瑠璃光如来本願功徳経

阿弥陀信仰

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阿弥陀信仰」とは、阿弥陀仏を対象とする信仰のことで、「浄土信仰」とも言われる。

日本では浄土教の流行にともない、それぞれの宗旨・宗派の教義を超越、包括した民間信仰的思想も「阿弥陀信仰」に含めることもある。また阿弥陀仏は多くの仏教宗派で信仰され、「阿弥陀信仰」はひとつの経典に制限されない懐の広さを持つ。

西方信仰

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阿弥陀仏の浄土は西方に在するとされるが、日の沈む(休む)西方に極楽(出典まま)があるとする信仰の起源はシュメール文明にあり、ほかの古代文明にもみられるとされる[8][要検証]。極楽にたどりつくまでに"夜見の国"などを通過しなければならないという一定の共通性もみられるとされる[9][要検証]

他力

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仏教経典を集大成した大正新脩大蔵経では、他力本願の語は日本撰述の経解・論書にしか見られないものである[10][信頼性要検証]。また、他力門・自力門の語は中国撰述の経解・論書で極めてまれに用いられるが、漢訳経典には表れない[11][信頼性要検証]

関連経典

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日本の浄土教では、『仏説無量寿経』(康僧鎧訳)、『仏説観無量寿経』(畺良耶舎訳)、『仏説阿弥陀経』(鳩摩羅什訳)を、「浄土三部経」と総称する。

また、その他の経典では、法華経第二十三の『薬王菩薩本事品』に、この経典(薬王菩薩本事品)をよく理解し修行したならば阿弥陀如来のもとに生まれることができるだろう、とも書かれている。

 
鳩摩羅什訳による仏説阿弥陀経

歴史

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インド

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100寿

調150 - 250[12]4-5寿[][2]

寿 4-5

中国

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25334 - 416[][2]

西476 - 542寿562 - 645寿

613 - 681寿寿

680 - 748[2][2]



? - 777

[2][]

[13][2]

日本

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飛鳥時代・奈良時代

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7世紀前半に浄土教(浄土思想)が伝えられ、阿弥陀仏の造像が盛んになる[要出典]奈良時代には智光礼光が浄土教を信奉し、南都系の浄土教の素地が作られた[2]

平安時代

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[2][2][2][2]

[2]
平安時代初期
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5838使794 - 86414847[1]7865




912 - 985


平安時代中期
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903-972




 942-1017985



9861






931 - 1002





平安時代末期
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[14]94371052

[15]

7寿殿








1072 - 1132

1033 - 11111095 - 1143

3412 - 13

鎌倉時代

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[16]



1133-12121198

11451175 寿1175

西

寿寿3

西西西西[2][2]




1173-1262[2]

1181

1201201247 






1239-128912511203-1279殿


室町時代以降

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1270-1351退 1415-1499

61465西

3

姿71475退

退





西

脚注

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注釈

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  1. ^ 常行三昧…『般舟三昧経』に基づき、90日間休みなく阿弥陀仏像のまわりを、口に念仏を唱えながら、心に阿弥陀仏を念ずる行。
  2. ^ 親鸞の著書に「浄土真宗」・「真宗」とあるのは、宗旨としての「浄土真宗」のことではなく、「真の宗教である浄土宗の教え(法然の教え)」のことである。なお浄土真宗の開祖は親鸞とされているが、それは親鸞歿後に制定されたものである。親鸞自身は独立開宗の意思は無く、法然に師事できた事を生涯の喜びとした。

出典

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(一)^  20016889890 

(二)^ abcdefghijklmno 19881733-734 

(三)^ buddhakSetra - Spoken Sanskrit Dictionary.

(四)^ ab西. WEB. 2023220

(五)^ ab. WEB. 2023220

(六)^ abc. WEB. 2023220

(七)^ ab. WEB. 2023220

(八)^    272-274 19685

(九)^    275-285 19685

(十)^   - 

(11)^   - 

(12)^ 17 

(13)^ 

(14)^ 134

(15)^ 2013 ISBN 978-4-7842-1665-940412008-9

(16)^ p204

参考文献

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2005ISBN 4804305645 

 2005ISBN 4487800374 

  2005ISBN 4642078495 

  1992ISBN 4-89416-604-6 

 1995ISBN 4-8318-7009-9 

 2002ISBN 4-00-080205-4 

 1994ISBN 4-8318-7012-9 

 2000ISBN 4-8318-7067-6 

︿1958ISBN 4-00-412151-5 

関連項目

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外部リンク

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