特殊奏法
歴史
編集西洋楽器の特殊奏法
編集弦楽器
編集木管楽器
編集金管楽器
編集- ホルン属
- 弱音器(ミュート)を付ける;ストレート・カップなど
- ゲシュトップ:右手でベルを塞ぐことにより金属的な響きを出す。(ゲシュトップミュートという物もある)
- ハーフストップ:右手の位置を変えることにより息の通りを狭くして音程・音色を変化させる。
- グリッサンドをする(上行と下行が可能)
- ベルアップ
- トランペット属
- 弱音器をする:ストレート・バケット・ワーワー(芯ありと芯なし)・カップなどがある(ルートヴィックスブルク金管五重奏団の提供)
- プランジャーをする(ヴィンコ・グロボカールの提供)
- グリッサンドをする(主に下降)
- シェイク
- リップトリル
- ベンド
- フラッターツンゲ*
- グロウル
- ダブルタンギング
- トリプルタンギング
- ハーフバルブ
- マウスピースなしの奏法
- マウスピースだけの奏法
- スラップ・ピチカート(一通りのピストンの指使い分の音が出る)
- 平手でマウスピースの部分を弱くしかしはっきり叩く
- 息だけを吹き込む(一通りのピストンの指使い分の音が出る)
- 接吻(一通りのピストンの指使い分の音が出る)
- 低い二つの倍音を同時に吹く重音奏法:完全5度のみで非常に難解(ヴィンコ・グロボカールの提供)
- ペダルトーンと其の更に下のサブ・ペダルトーン及び下方倍音(マルクス・シュトックハウゼンの提供)
- 循環呼吸(ルッツ・マンドラーの提供)
- マウスピースを爪と指で下方に瞬間的に押し込み底に当てる(ポザウネン・コア・プーダ-バッハの提供)
- 発音の際にバルブを少し押す(アルトゥーロ・サンドヴァルの提供)
- ベルアップ
- 微分音の演奏[注 3]
- トロンボーン属
- 重音奏法:低い二つの倍音を同時に吹く重音奏法:完全5度のみで非常に難解(ヴィンコ・グロボカールの提供)
- 重音奏法:楽器で音を出すと同時に歌う
- 循環呼吸:頻繁に使うことだけ推奨されない。
- マウスピースなしの奏法
- マウスピースだけの奏法
- グリッサンド
- リップトリル
- フラッターツンゲ*
- グロウル
- ダブルタンギング
- トリプルタンギング
- スラップ・ピチカート(一通りのピストンの指使い分の音が出る)
- 弱音器をする:ストレート・バケット・ワーワー(芯ありと芯なし)・カップなどがある、(ルートヴィックスブルク金管五重奏団の提供)
- プランジャーをする(ヴィンコ・グロボカールの提供)
- 手をベルにかざす
- 平手でマウスピースの部分を弱くしかしはっきり叩く
- 息だけを吹き込む(一通りのピストンの指使い分の音が出る)
- 接吻(一通りのポジション分の音が出る)
- ベルアップ
- ファゴットのリード及びボーカルをつける(トロンブーン)
- 微分音の演奏
- 動物の鳴き真似(オリジナル・ディキシーランド・ジャズ・バンドによる提供)
- スライドにマウスピースを付けて演奏する
- チューバ属
- 重音奏法:低い二つの倍音を同時に吹く重音奏法:完全5度のみで非常に難解(ヴィンコ・グロボカールの提供)
- 重音奏法:楽器で音を出すと同時に歌う
- 循環呼吸:頻繁に使うことだけ推奨されない。
- マウスピースなしの奏法
- マウスピースだけの奏法
- グリッサンド
- フラッターツンゲ*
- グロウル
- ダブルタンギング
- トリプルタンギング
- ハーフバルブ
- リップトリル
- ベンド
- スラップ・ピチカート(一通りのピストンの指使い分の音が出る)
- 弱音器をする
- 平手でマウスピースの部分を弱くしかしはっきり叩く
- 息だけを吹き込む(一通りのピストンの指使い分の音が出る)
- 接吻(一通りのピストンの指使い分の音が出る)
- クラリネットやサックスのマウスピースをつけて吹く
- トロンボーンのスライドをつけてグリッサンド
- 息を吸って音を出す
- 微分音の演奏
打楽器
編集- 膜質打楽器ティンパニの奏法はペダルを除いて共通する。
- 皮面を音の出るもので擦る
- 釜をバチの枝の方で軽く叩く
- コペルト
- 小太鼓の撥など
- マラカスなど、別の楽器を撥がわりにして叩く
- シンバルを皮面に載せてトレモロしながらペダルを動かす
- 皮をスーパーボールで擦る
- 金管楽器の朝顔を当てて吹かせる
- 皮の上にリンやタンバリンなど別の楽器を載せる
- 金属打楽器
- ウォーター・ゴング:ゴングを叩きながら水に静めたり引き上げたりする
- タムタムを硬い紙のロールで擦る
- 懸垂シンバルをコントラバスの弓で弾く
- ストップ・ストライク:ヴィブラフォーンを叩いた時離さない
- 鍵盤打楽器をぎざぎざのついた棒で擦る・弾く
- 木質打楽器
- 鍵盤打楽器をぎざぎざのついた棒で擦る・弾く
鍵盤楽器
編集人声
編集邦楽器の特殊奏法
編集邦楽器の特殊奏法は邦楽の奏法の本質と言えるほどに一般化している。しかしながら、楽器そのものを普遍的かつ科学的に解説するために、西洋楽器と同様に特殊奏法の項として扱う。
管楽器
編集篠笛|しのぶえ(色々な調子がある)
- むら息(息のノイズ)
- フラッターツンゲ*
- グリッサンド
篳篥|ひちりきはオーボエに準ずるが、キーがないためにキーに関する事は不可能。 能管 笙|しょう
- フラッターツンゲ*
- 循環呼吸
尺八|しゃくはち(色々な調子がある)
- むら息(息のノイズ)そらね(スタカートの「むら息」)
- フラッターツンゲ*
- ゆり:横ユリ:顎を横に動かすヴィブラート、音量の変化(音程の変化は無い)と縦ユリ:顎を縦に動かすヴィブラート、音程が上下する。
弦楽器
編集- ピチカート
- グリッサンド
- トレモロ
- アルペジォ
- スクイ:弦を下からすくう
- 8の字
- ハタキ・ウチバチ:腹板を一緒に打つ奏法
- スリ:弦を横に擦る奏法と縦に擦る奏法がある
- 押し込み:ポルタメント奏法
- ユリ:余韻の装飾
- ハジキ:左手のピチカートと打つ撥次のポジションの駒の上で左手の指で弦を打つ・マルテラートする。
打楽器
編集太鼓類
編集大太鼓|おおだいこ:リム・ショットが多いが、Bass・Drumとほぼ同じ特奏法の可能性がある。 火炎太鼓|かえんだいこ 締太鼓:しめだいこ 桶胴太鼓|おけどうだいこ: 大拍子|だいびょうし: 大鼓|おおつづみ:
- 「た」
- 「ち」
- 「ポン」
小鼓|こつづみ:
- 「た」
- 「ち」
- 「ポン」
櫓太鼓|やぐらだいこ
- 「ドン」
楽太鼓・釣太鼓:リムショットは不可能 枝つき太鼓 うちわ太鼓 鞨鼓 田々太鼓|でんでんたいこ 振鼓|ふりつづみ、とうこ 土拍子 荷太鼓 ねぶた太鼓 平釣太鼓・平丸太鼓
金属・鉱物質打楽器
編集キン
- バチで淵を擦る
- 弓で淵を弾く
当り鉦・コンチキ・ちゃんチキ・摺鉦
- 中心部を打つ
- リムショット
- 台の上にのせて打つ
- 同じ者を2つ使用する
双盤(大きな当り鉦) 松虫(小さな当り鉦) 一つ鉦 鈴 銅跋(どうばつ)・銅拍子 駅路・駅鈴 銅鑼|どら
- 弓で弾く
- 紙の筒で擦る
- 打った後水の中に静める(Water・Gong)
妙八
- 双方のシンバルをすり合わせる
- 弓で弾く
- 打った後水の中に静める(Water・Cymbal)
銅拍子・チャッパ(小型の妙八) 巫女鈴 オルゴール 雲版 梵鐘(釣鉦):小さいのは半鐘 釣鉦鼓|つりしょうご 銅鐸|どうたく 荷鉦鼓|にないしょうご にょう鉢 ポペン 本坪鈴 鈴 鰐口|わにぐち
木質打楽器
編集棒ささら びんささら 勺拍子 拍子木 鳴子 木鉦 木魚 板木 枝つき木魚 小切子 ささら 銭太鼓 樽 壇版|たんばん 花木魚 張扇|はりおおぎ 版、板|はん 板木|はんぎ 編木|びんざさら 四つ竹|よつたけ 木琴
出典:日本音楽集団、“Japanese Music” by William P. Malm(Charles E. Tuttle Company)-M.Kaiser, 宇佐美陽一の「東の“耳”の聞く事は、、、、、、」(1989年1月12日Stuttgart)、打楽器辞典(網代景介、岡田知之: 音楽之友社)
非西洋楽器、その他の特殊奏法
編集ケーナ
編集- グリッサンド
- 底の穴と指の穴をすべて閉じ、最低音より長7度低い音を出す。
- 指穴から息を吹き込み、横笛のようにして吹く。
ピアニカ(鍵盤ハーモニカ)
編集シンセサイザー・電子キーボード
編集- 電源を落とし、カタカタという物理音だけを出す。
- 仕様の同時発音数を超えた音をわざと出し、処理落ちしたような感じを出す。
- 音量を最大にして音をひずませ、ディストーションのような効果を出す。
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ 円谷プロダクション『ウルトラセブンイズム』辰巳出版〈タツミムック〉、2002年。ISBN 978-4886417794。