王と鳥

1980年公開のフランスのアニメーション映画

Le Roi et l'Oiseau1980La Bergère et le Ramoneur
王と鳥
Le Roi et l'Oiseau
監督 ポール・グリモー
脚本 ジャック・プレヴェール
原作 ハンス・クリスチャン・アンデルセン
『羊飼い娘と煙突掃除人』
音楽 ジョゼフ・コズマ
ヴォイチェフ・キラール
上映時間 87分
製作国 フランスの旗 フランス
言語 フランス語
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概要

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1952[1]1952[2]

1952沿4

196710[3][4][5]3

19791980[6]

[7][8]

[9]

日本での評価

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やぶにらみの暴君

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19536

駿1 [10][11][12]

1956226NHK[13]

王と鳥

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1985[14][15][16][17][18][19]

1505 2004810

2006[20]

ストーリー

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53816






結末の変更

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『やぶにらみの暴君』と『王と鳥』は、場面のカット割りなど細かな点も含めば、きりがないほど内容に違いがある。音楽に目を向ければ『やぶにらみの暴君』の楽曲は、躍動感のある迫力の音楽で展開を盛り上げているが、対照的に『王と鳥』の楽曲は監督であるグリモーの作家性がより強く出た内容に合わせてか、静かな印象を受ける。セリフも「ですます調」にされている。ストーリーも大筋の流れは似ているものの結末は大きく異なったなものになった。

  • 『やぶにらみの暴君』では、城や街が崩壊して(おそらく数ヶ月経った頃)、残骸にもたれるように座っているロボットの近くに小さな村ができており、羊飼いの少女や煙突掃除の少年、動物たちや盲目の男等が記念撮影のために村の広場に集まり、笑顔の中で鳥がカメラのシャッターを下ろしたところでエンディングロールが流れた。
  • 『王と鳥』では、城や街が崩壊した後、ロボットが残骸に腰掛けて考える人のようなポーズで座っており、(登場人物たちは去っていったのか)多くの足跡が地面に残っていた。罠の籠から脱出を試みていた子鳥がロボットの足元に来たとき、(操縦者は不明だが)突然動き出したロボットが籠を開けて小鳥を逃がし、籠を壊したところでエンディングロールが流れた。

スタッフ

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やぶにらみの暴君

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王と鳥

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  • 監督:ポール・グリモー
  • 原作:ハンス・クリスチャン・アンデルセン「羊飼い娘と煙突掃除人」
  • 脚本:ジャック・プレヴェール、ポール・グリモー
  • 音楽:ジョゼフ・コズマ、ヴォイチェフ・キラール
  • 上映時間:87分

声の出演

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やぶにらみの暴君

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日本語吹替

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※テレビ放送時のもの[13]

王と鳥

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  • 鳥:ジャン・マルタン
  • 王:パスカル・マゾッティ
  • 煙突掃除の少年:ルノー・マルクス
  • 羊飼いの少女:アニエス・ヴィアラ
  • 警察長官:レイモン・ビュッシエール

日本語吹替 2019

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その他

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198685LD:G88F01082000DVD

参考文献

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  • 高畑勲『漫画映画の志―「やぶにらみの暴君」と「王と鳥」』(岩波書店、2007年)
  • 『世界と日本のアニメーションベスト150』(ふゅーじょんぷろだくと、2003年)
  • おかだえみこ「王と鳥」『キネマ旬報』2006年9月上旬号、キネマ旬報社
  • おかだえみこ『歴史をつくったアニメ・キャラクターたち ディズニー、手塚からジブリ、ピクサーへ』(キネマ旬報社、2006年)

脚注

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(一)^ (2007)pp.4-10

(二)^ (2007)pp.1544

(三)^ (2007)p.147

(四)^ (2006)p.92

(五)^ (2007)p.151

(六)^ (2007)p.60

(七)^ 1998p.205

(八)^ (2007)pp.217-218

(九)^ p.90

(十)^ (2007)p.12

(11)^  2006p51

(12)^ <> 2004p117p124

(13)^ ab. NHK. 20201230

(14)^ 561999p158

(15)^ 2009p.412

(16)^ p.92

(17)^ 2006p.274

(18)^    2010p.124

(19)^  17 20(1) WEB 2005325

(20)^ 

外部リンク

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やぶにらみの暴君

王と鳥