王鐸

1592-1652, 明末~清初の書家

  1592 - 1652()()()()[1]
王鐸画像

容貌

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背が高く、立派な長いで、いかにも中国の高官にふさわしい風貌であったといわれる[2]

経歴

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3

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王鐸の草書作品

1013綿[4][6][7][8]

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作品

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詩巻

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狂草で書かれた七言律詩五首のこの書は、王鐸の作品の中でも傑作の部類に属する。馬宗霍ばそうかく(清の批評家)は明人の草書は良くないとしながらも、王鐸の草書は高く評価している[2][5]

臨褚遂良尺牘

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()()()[5][13]

評価

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鈴木翠軒は王鐸の書について「行草の連綿法が得意で心手一如ともいうべき妙技を長条幅にみることができる。章法の妙、リズムの快調は賞すべきであるが、晋唐の書の韻致には遠く及ばない」と評している[15]

長条幅

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縦の長さが四尺五寸(約136cm)よりも長い条幅長条幅ちょうじょうふくといい、長いものでは、余のものがある[16][17]

条幅

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使136cm×70cm136cm×35cm136cm×17cm()()136cm×53cm[17][18]

()()()()()()()98.6cm×55.3cm()()[19]

脚注

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  1. ^ 礼部尚書(れいぶしょうしょ)は、文部大臣に相当する位
  2. ^ a b c d 比田井南谷 P.279 - 280
  3. ^ 木村卜堂 P.187 - 188
  4. ^ a b c 鈴木洋保 P.162 - 167
  5. ^ a b c 西林昭一 P.136 -139
  6. ^ 比田井南谷 P.128
  7. ^ 藤原鶴来 P.142
  8. ^ 澤田雅弘 P.145
  9. ^ 小坂奇石 P.121
  10. ^ 黒姫叔山 P.88
  11. ^ 中村伸夫 P.153 - 154
  12. ^ 書道辞典 P.18
  13. ^ a b 赤羽雲庭 P.112
  14. ^ 中村伸夫 P.140 - 141
  15. ^ 鈴木翠軒 P.78
  16. ^ 書道辞典 P.89
  17. ^ a b 鈴木翠軒 P.75
  18. ^ 可成屋 P.79
  19. ^ 弓野隆之 P.146

出典・参考文献

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関連項目

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