男を飼う
『男を飼う』(おとこをかう)は、1969年に発表された梶山季之の風俗小説。『週刊明星』に1968年から1969年まで掲載された[1]。上・下は二分冊から成り、上巻には「鞭と奴隷の章」、下巻には「蛇と刺青の章」の副題が付けられている。
男を飼う | ||
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著者 | 梶山季之 | |
発行日 | 1969年 | |
発行元 | 桃源社・集英社 | |
ジャンル | 風俗小説 | |
国 |
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言語 | 日本語 | |
前作 | 苦い旋律(前篇・後編) | |
次作 | 美男奴隷 | |
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物語
編集登場人物
編集
●魚住アキラ︵彰︶ - 主人公。アメリカ帰りの美容師。二十二歳。女の格好で暮らし、日本語は女言葉で話す。
●冴子 - もう一人の主人公。レズビアン[2]で女装した男も好き。SMの女王様。
●礫功一郎 - 映画スター。女装してSMプレイをする。マゾヒスト女性に対しては女王様にもなる。
●風見吉彦 - 女装の美大生。ゴムやビニールが好きで、天気の良い日でも婦人用の長靴を履いている。高級住宅地の豪邸に住む。
●久留島敏郎 - 大学院生。女性の下着マニア。
●サリー - 日本人と欧米白人のハーフ。
●ミッシェル・ロンブレロ夫人 - アカプルコに住むフランス系メキシコ人。マゾヒストの白人女性。
作者の主張・一家言
編集書誌情報
編集脚注
編集- ^ 『男を飼う (蛇と刺青の章)』「解説」437ページ(集英社文庫)
- ^ 作中では、当時の一般的「レスビアン」表記(略称は「レズ」で現在と同一)になっている。
- ^ Nichols, Jack. “Interview: Cockrub Warrior Bill Weintraub”. Gay Today. 2024年1月18日閲覧。