梶山季之

1930-1975, 小説家、ジャーナリスト。

 193012 - 1975511[1][2][3][4][5]  [2]
梶山季之かじやま としゆき
誕生 1930年1月2日
大日本帝国の旗 日本統治下朝鮮 京城
死没 (1975-05-11) 1975年5月11日(45歳没)
香港の旗 イギリス領香港
墓地 瑞泉寺 (鎌倉市)
職業 小説家ジャーナリスト
言語 日本語
国籍 日本の旗 日本
最終学歴 広島高等師範学校国語科
代表作 赤いダイヤ
李朝残影
デビュー作 合わぬ貝
配偶者 梶山美那江[1]
テンプレートを表示

[2][3][2]SF[1][2][3][5]45[2][4][5][5][2]

人物

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生い立ち

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流行作家へ

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死とその後

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作家活動

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ジャーナリスト活動

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月刊『噂』

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作品

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経済小説

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 1972



企業人物誌

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  • 『悪人志願』講談社 1966年
  • 『虹を掴む』光文社 1966年、講談社 1976年 - 戦後の混乱の中で財をなし、水商売の頂点を目指す主人公。
  • 『色魔(青春篇)(怒濤篇)(完結篇)』徳間書店 1968-70(『アサヒ芸能』連載)
  • 『どないしたろか』徳間書店 1974年(『アサヒ芸能』1973年連載)

社会小説

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経済や企業もの以外の分野(法律・政治・社会問題など)を扱った作品を本項目で別記する。

  • 『囮』サンケイ新聞社 1964年 - 連載時のタイトルは『まだはもうなり』。掲載誌が休刊となり、単行本化のため修正と加筆し、改題のうえ刊行された。
  • 『ある秘書官の死』光文社 1967年(短編集)
    • 「ライバル」
    • 「スクープの内幕」
    • 「ある秘書官の死」
    • 「流浪の人」
    • 「転落の記」
  • 一匹狼の唄』実業之日本社 1967年
  • 『離婚請負業』秋田書店 1967年(短編集)
    • 「失脚のカルテ」
    • 「背徳の倫理」
    • 「男の誇り」
    • 「離婚請負業」
  • 『ペテン師物語』桃源社 1968年(短編集)
    • 「ある陥穽」
    • 「なんでも来い」
    • 「ペテン師物語」
  • 『密閉集団』光文社 1969年
  • 『ちりぬるを』(短編集)
  • 『稲妻よ、奔れ』
  • 『名誉棄損』桃源社 1972年(短編集)
  • 虎と狼と』実業之日本社 1975年

痛快小説

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  • 『夜の配当』光文社 1963年(『週刊朝日』連載)
  • 『非常階段』光文社 1965年(『週刊漫画サンデー』連載)
  • 『どんと来い』桃源社 1965年(『大和ニュース』連載)
  • 『一押し二金』桃源社 1967年(短編集)
    • 「悪の勇者」
    • 「ポケット作戦」
    • 「ある復讐」
    • 「一押し二金(かね)」
  • 『敵はどいつだ(愛欲編)(復讐編)』集英社 1967-68年
  • 『濡れた銭』サンケイ新聞出版局 1969年(『週刊サンケイ』連載)
  • 『お待ちなせえ(日本脱出編)(さらばパリ編)』光文社 1969年
  • 『と金紳士』文藝春秋 1969-71年(『週刊文春』1968-71年連載)
  • 『銀座遊侠伝』文藝春秋 1970年(『オール讀物』1970/4-9月号、同誌初の連載小説)
  • 『びかたん(鼻下短・受け唇・片えくぼ)』光文社 1970年(『小説宝石』掲載、1982年角川文庫化時に『びかたん・うけくち』に改題)
    • 「第1部 ああ、通り魔」
    • 「第2部 お先に失礼!」
    • 「第3部 鼻下短受唇片靨」
  • 『すけこまし(大望篇)(完結篇)』徳間書店 1970-71年(『アサヒ芸能』連載)
  • 『うぶい奴ら』祥伝社 1971年(『週刊ポスト』連載)
  • やらずぶったくり(やらずの巻)(ぶったくりの巻)』集英社 1970-1971年(『週刊明星』連載)
  • 『逃げるが勝ち』実業之日本社 1971年
  • 『にぎにぎ人生(疾風怒濤篇)(獅子奮迅篇)(猪突猛進篇)(大願成就篇)』集英社 1971-73年(『プレイボーイ』連載)
  • かんぷらちんき』徳間書店 1972年(『週刊現代』連載)
  • 『銀座ナミダ通り』徳間書店 1974年(『問題小説』1974/1-9月号連載)
    • 銀座ホステスの会社を作り風俗業界に新風を起こそうとするアイデア企業家の痛快ストーリー。

風俗小説

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 19681967-68 The Melody in Bitter [6] -  19731973




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2 1971 

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 1972

官能小説

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  • 『小説浮気考』サンケイ新聞社 1965年(短編集) のち廣済堂出版 1968年 (『サンケイスポーツ』連載「浮気考」)
  • 『てやんでぇ』(上・下)光文社 1966年(『北国新聞』『愛媛新聞』ほか 1964-65年連載)
  • 『五年まえの女(ひと)』(短編集) 桃源社 1967年 1984年 角川文庫
    • 「混血の娘」
    • 「愛の航路は虚しく」
    • 「よろめきの季節」
    • 「五年まえの女(ひと)」
  • 『ハレンチな女』徳間書店 1968年 のちケイブンシャ文庫 1994年『破廉恥な女』
    • 「コーポラスの恐怖」
    • 「呆れた女」
    • 「破廉恥な女」
  • 『夜の専務』講談社 1968年(短編集)
    • 「白のパーティ」
    • 「色の苦労」
    • 「夜の専務」
  • 『わがおんな考』徳間書店 1968年
  • 『女豹』報知新聞社 1968年(短編集)
    • 「不倫三重奏」
    • 「情事の部屋」
    • 「女豹」
  • 『はれんち作戦』桃源社 1968年(短編集)
    • 「軽井沢秘密クラブ」
    • 「サイケの世界」
    • 「はれんち作戦」
  • 『快楽の実験』カワデベストセラーズ 1968年
  • 『現代悪女伝』講談社 1968年(短編集)
    • 「原色の女」
    • 「嘘つきの天才」
    • 「鵜匠の女」
    • 「新宿あまぞん族」
  • 『偽装結婚』講談社 1969年(短編集)
    • 「ラッキーボーイ」
    • 「妄想日記」
    • 「偽装結婚」
  • 『性欲のある風景』光風社出版 1969年(短編集)
    • 「食欲のある風景」
    • 「幻聴のある風景」
    • 「性欲のある風景」
    • 「風のない月夜」
  • 『人間の探険』KKベストセラーズ 1969年(短編集、『宝石』掲載)
    • 「失神」
    • 「名刀」
    • 「媚薬」
    • 「音声」
    • 「性具」
    • 「秘本」
  • 『昭和元禄女文学(青い渦の章)(紅い焰の章)』集英社 1969-70年(『プレイボーイ』連載)
  • 『えろぐろ軟扇子』講談社 1970年(短編集)
    • 「やったぜベイビー」
    • 「あとの二人が損をする」
    • 「女中仮面」
    • 「えろぐろ軟扇子」
  • 『くんずほぐれつ(前編)(後編)』集英社 1970年
  • エアー(前編)(後編)』集英社 1970-71年(1972年『関白亭主・志願』『試用女房・募集』に改題)
  • 『現代悪妻伝』新潮社 1971年(『小説新潮』連載) - 12編からなる連作集。『現代悪女伝』の姉妹版。
    • 「扱き妻」 1971年1月
    • 「出入り妻」 1971年2月 - 貧乏な美男が金持ちの娘に見初められ婿入り。だが、その妻は別の男を追って家を出る。
    • 「幼な妻」 1971年3月
    • 「倹約妻」 1971年4月
    • 「淫乱妻」 1971年5月
    • 「黒人妻」 1971年6月
    • 「虚言妻」 1971年7月
    • 「美容妻」 1971年8月
    • 「異常妻」 1971年9月 - 尿道にカテーテルや綿棒を入れたり出したりする自慰プレイを好む女。夫に尿道オナニーを目撃され恥ずかしがる。
    • 「白人妻」 1971年10月
    • 「酒乱妻」 1971年11月
    • 「道楽妻」 1971年12月 - 子供が出来ない体と知った妻が、犬の飼育に夢中になる。
  • 『許して、あなた』徳間書店 1972年(短編集)
  • 『ぽるの聖談』祥伝社 1972年
    • コンツェルンの御曹司の愛人遍歴ストーリー。章題にも「桐壺」「帚木」などッ『源氏物語』の巻名が付けられている。
  • 『その名は娼婦』桃源社 1974年(短編集)
    • 「胡桃割り人形」
    • 「その名は娼婦」
  • 『寝業師』講談社 1975年(短編集)
  • 『ああ、性戦』角川書店 1984年(『夕刊フジ』1974/2/7-9/5、「やめてよ、あなた」の題で連載)
  • 『すたらまんち 艶笑小説傑作集』1987年 光文社文庫(短編集) We'll Meet Again My Lovely [注 12]
本作は、『小説宝石』1974/9-1975/5月号に「日本縦断艶笑千一夜」の題で掲載。うち「四国の女」は生前未発表。

推理小説・サスペンス

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1960彿調  GHQ 調
  • 亀裂のなか河出書房 1962年(『別冊小説新潮』連載) - 自殺した証券マンは、経済記者の同級生に成りすましの別人だった。記者は警察とともに事件を追うが、他殺で密室に偽装したのではないかと疑う。
  • 『朝は死んでいた』文藝春秋新社 1962年
  • 『知能犯』桃源社 1964年(『別冊漫画サンデー』連載「知能犯シリーズ」)
    • 「エイプリル・フールの犯罪」
    • 「恐るべき頭脳」
  • 『都会の湖』角川書店 1964年(1989年 祥伝社文庫 『華やかな罠』に改題)
  • 女の斜塔(愛欲篇)(復讐篇)』[注 13]集英社 1964、66年(『女性明星』1964年連載) 1981年 集英社文庫
  • 『暗い花道』文藝春秋社 1965年(1964年1-11月『オール讀物』連載、1976年廣済堂出版で『黒の花道』に改題)
  • 『虚像の女』桃源社 1967年(短編集)
    • 「呪われたベッド」
    • 「殺人スコアブック」[注 14]
    • 「事件の夜」
    • 「愛情の領収」
  • 「四本目の鍵」桃源社 1967年 (『ミステリー傑作選1 犯罪ロードマップ』/講談社文庫/49・03に収録)
  • 『女の警察』新潮社 1967年(『週刊新潮』1967年連載)
  • 甘美な誘拐」 1967年(『ミステリー傑作選3 ちょっと殺人を』/講談社文庫/1974年に収録) - 会社重役の娘の誘拐事件。家族への犯人の要求の伝達方法が謎。
  • 「銀座祭り殺人事件」1968年(『東京銀座ミステリー傑作選』/河出文庫/1987年に収録)
  • 『海の殺戮』文藝春秋 1969年(短編集)(表題作「海の殺戮」は『日本ミステリーベスト集成4 海洋編』/徳間文庫/1985年にも収録 )
  • 『ある完全犯罪』 1969年 (1991年 勁文社文庫)
  • 『犯罪日誌』新潮社 1970年(短編集)
    • 「腐乱死体の場合は」
    • 「名士劇殺人事件」
    • 「有閑マダムと少年」 - 日本のミステリでは珍しい「犯人が最後に勝利する」完全犯罪を描く。
    • 「犯罪日誌」
  • 『罠の淑女』桃源社 1971年(短編集)
    • 「レスビアン殺人事件」[注 15]
    • 「ラッシュ・アワーの天使」
    • 「罠の淑女」
  • 「グアム島美人モデル殺人事件」1971年
  • 『大統領の殺し屋』光文社 1974年(『オール讀物』、『小説宝石』1974/1月号) - Z国で疑獄事件を追う日本人記者の現地の友人が、謎のメモを残し殺害された。犯人は大統領直属で名うての殺し屋らしい。社会派ミステリー。
  • 『罪の夜想曲(上・下)』集英社 1975年(『週刊明星』1973-75年連載)
  • 『明日考えよう』桃源社 1975年 (1988年 祥伝社文庫『華麗なる復讐』に改題)
  • 『地面師』光文社 昭和ミステリールネサンス (短編集)
    • 「地面師」 - 表題作だが、詐欺を扱っているミステリ短編。
    • 「遺書のある風景」(『ミステリー選集3 殺しこそわが人生』/角川文庫/1975年にも収録)
    • 「瀬戸のうず潮」(『日本代表ミステリー選集7 殺人者にバラの花束』/角川文庫/1976年にも収録) - 瀬戸内の旅館での新婚花嫁の失踪事件。
    • 「冷酷な報酬」
  • 『那覇心中』講談社 1976年(短編集、表題作、「スワッピング心中事件」など。1989年講談社文庫版では「ケロイド心中」収録)
  • 「湖底の賭」(『日本ミステリー傑作選3 殺人宣言都市』/徳間文庫/1981年に収録)
  • 『汚職 さんずい』角川文庫 1987年(短編集、「俺が殺した」「小説 防衛庁」収録)

SF小説・実験小説

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  • 『梶山好色機械学・根ピューだあ』徳間書店 1971年(短編集) - 当時日本で、本格的に導入開始されたコンピューターを巡る人間模様の作品集。
  • 「実験都市」 1973年
  • 「架空の国の物語」 1974年
  • 『怪女赤頭巾譚』文藝春秋 1975年 - 主人公の昌代は、一度も登場せず、彼女と関わった人たちの話から昌代の人物像が浮かぶという実験作。
  • 「癌人間」(豊田有恒編『日本SFショートショート選 ユーモア編』文化出版局 1977年)に再録

歴史小説

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1956 - [16]

 1963 - 49


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 1969


 



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 19721983

時代小説

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歴史もののうち、作者が創造したキャラクターや架空の人物を主人公にしたものや、主として江戸が舞台の時代劇の作品群。

  • 『彫辰捕物帖(一)-(六)』読売新聞社 1972-74年(『週刊読売』1970/10/23-1973/10/27号連載)
  • 「おとこおんな」 1972年2月(読売新聞社のちに徳間書店、論創社) - ずっと女として育てられた女装の美少年たちが、女の格好をしたまま江戸城大奥に入り、女の姿で大奥の女たちの相手をする。手によって男性器を愛撫されて快感に悦び、絶頂に達する女装美少年たちの話。という女装マニア垂涎の作品。
  • 「若衆道」1972年4月(読売新聞社のちに徳間書店、論創社) - 妻のある両替商の旦那が歌舞伎役者に熱をあげるが、世間体を気にし表向きは役者に夢中になっているのは妻だということにしておく。
  • 『辻斬り秘帖』祥伝社 1974年(「小説現代」1970年10月-12月号連載)

国際小説・海外もの

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海外を舞台にした作品として、アメリカを舞台にした「カポネ大いに泣く」「ルーズベルト大いに笑う」「めりけん無宿」の三部作、メキシコを舞台にした「甘い廃坑」、アメリカでビジネスを成功する男を描いた『日本人ここにあり』、南米開墾を題材にした『稲妻よ、奔れ』がある。これらの執筆のために、当時は珍しかった海外への取材旅行もしばしば行った。

  • 「ダイヤモンドヘッドの女」 1967年 - アメリカ合衆国(ハワイ)
  • カポネ大いに泣く講談社 1971年(中編集) - 1985年に萩原健一の主演で映画化。
  • 「ルーズベルト大いに笑う」
  • 「赤い国の酒」1971年 - ソビエト連邦(ロシア共和国)
  • 『めりけん無宿』 1973年(短編集)
    • 「甘い廃坑」
    • 「アロハ・ハワイ」
  • 「満漢全席譚」1973年 - 香港
  • 『日本人ここにあり(立志編)(成功編)』実業之日本社 1974年(『週刊小説』連載)
  • 『稲妻よ、奔れ』新潮社 1975年(『小説新潮』1973-74年掲載、題は単行本化時に夫人が付けた)

実録小説・モデル小説

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GHQ稿1976[27]

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 1968/7





 19691969/6-11

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 1973

GHQ 19761964-65

ノヴェライズ(小説化)作品

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  • 『人妻だから』光文社 1969年(ラジオドラマ「愛の渦潮」の小説化)

ノンフィクション・エッセイ

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11985 - 1965-66

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31986

41986

51986 - 1958-682007

ジュブナイル作品

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梶謙介(かじ けんすけ)名義の少年少女向け作品
  • 『そのカギを追え』 /挿絵=亀山ひろし [中学生の友1年1959-04]
  • 「なぞの一本マスト」 [中学生の友1年1959-06] (連作『事件記者』のうち第三話「なぞの一本マスト」)
  • 『暗黒の銃声』 [中学生の友2年1960-01]
  • 『なぞの日記帳』 [中学生の友1年1960-02]
  • 『金塊の秘密』 [中学生の友2年1960-04]
  • 『消えた乗客』 /挿絵=亀山ひろし [中学生の友1年1960-05]
  • 『誘かい魔にワナをかけろ』 [中学生の友1年1960-08]
  • 『悪魔の好きな炎』 /挿絵=中西立太 [中学生の友1年1961-01]
  • 『黒い汗を流す男』 [中学生の友2年1961-01]
  • 『顔のない男』 /挿絵=中村英夫 [中学生の友1年1961-04]
  • 『悪魔の契約書』 [中学生の友2年1961-05]

婦人小説・女性論など

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梶謙介(かじ けんすけ)名義の既婚・未婚女性向け作品[注 17]
  • 『銀座ビート族』 [マドモアゼル 1960-04]
  • 『人間愛に生きる崇高な女性像』 [マドモアゼル 1960-05]
  • 『風変わりな結婚の開拓者たち』 [マドモアゼル 1960-05]
  • 『恋のかなしさ』 [婦人公論 1963年-01]

その他の作品

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『わが鎮魂歌』は自伝的長編小説で、高等師範時代から『新思潮』の時期が舞台。ただし死後に夫人により、多くの"換骨奪胎"があったことが明かされている。これと同じ中山俊吉を主人公にした自伝的作品に「髪結いの亭主」(1970年)、「負け犬」(1975年)、「人生至る所に」(1975年)、「小説・梶山交友録 孟宗竹」(1975年)がある。

  • 『作戦-青(ブルー・オペレーション)』文藝春秋 1967年(短編集)
    • 「なせばなる」
    • 「作戦-青(ブルー・オペレーション)」
  • 『蜜の味』光文社 1968年(短編集)
    • 「贋の季節」
    • 「蜜の味」
  • 『夜のGHQ』桃源社 1968年(短編集)
    • 「人間蒸発」
    • 「夜のGHQ」
  • 『鱶のような紳士』桃源社 1968年
  • 『わが鎮魂歌』講談社 1968年(『月刊現代』1968/3-8月号)
  • 『ほいほいほい』桃源社 1969年(短編集)
    • 「ちりぬるを」
    • 「知恵の世の中」
    • 「ほいほいほい」
  • 『賭ける男』桃源社 1970年(短編集)
    • 「ちゃらんぽらん」
    • 「黒子人生」
    • 「賭ける男」
  • 『名人にて候』徳間書店 1970年(短編集)
    • 「出世の名人」
    • 「浮気の名人」
    • 「ゴムの名人」
    • 「蒸発の名人」
    • 「株価の名人」
  • 『巷談名人列伝』徳間書店 1971年
  • 『ぴらめんねェ』光文社 1972年
  • 『甘い道草』中央公論社 1972年
  • 『涙は拭かずに』講談社 1974年(1987年再刊で『女の螺旋階段』に改題、祥伝社ノン・ポシェット)
  • せどり男爵数奇譚』桃源社 1974年(『オール讀物』1974/1-6月号) - 古書マニアの世界を描いた連作小説集。本作をきっかけに「転売」を意味する「せどり」という言葉が世に広まったといわれる[31][32]
本作は、2011年刊行された三上延著『ビブリア古書堂の事件手帖』の影響で売り上げが伸びたといわれる[33]

作品集

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  • 『梶山季之傑作シリーズ(全7巻)』講談社 1965-66年
(『ある復讐』『SEXスパイ』『詰め腹』『風変わりな代償』『歪んだ栄光』『冷酷な報酬』『暗闇の女』)
  • 『梶山季之自選作品集(全16巻』集英社 1972-73年
  • 『梶山季之集成(全30巻)』桃源社 1972-75年
  • 『現代調編文学全集 48・梶山季之(「虹を掴む」「影の凶器」)』講談社 1969年
  • 『梶山季之の快美感覚(「非常階段」「囮」)』KKベストセラーズ 1971年
他にも、生前出版された短編を再編集した選書や文庫版が多く出ている。

自費出版

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  • 『買っちくんねェ』[注 18] 文藝思潮社 1952年
(梶山の収録作品:「詰将棋」、「少年」、「禪寺秋色」、「傳説」、「族譜」)

ラジオドラマ脚本

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  • 『ヒロシマの霧』 1958年 (朝日放送)
  • 『外貨ブローカー』 1958年 (朝日放送)
  • 『風と光と影』 1959年 (中国放送)
  • 『蛸が茶碗を抱いていた』 1961年 (朝日放送) - 大阪湾に自衛隊の演習海域ができ、苦悩する泉州の漁師。海底で茶碗を掴んで離さない蛸に、漁場に固執する己の生き方を投影する。
  • 『愛の渦潮』 1961-62年 朝日放送(TBSと共同制作) 八田栄一演出、新珠三千代安井昌二
    • 主題歌の松尾和子「人妻だから」の作詞も梶山。
  • 『泣くなマックス』 1962年(東京放送)

テレビドラマ脚本

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  • 『潜入スパイ』 1964年(NHK大阪)
  • PR野郎』 1964年(フジテレビ)

映画脚本

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  • 『愛の渦潮』東宝 1962年(ラジオドラマの映画化、監督:久松静児、出演:新珠三千代、三橋達也ほか)

交友・行動録

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友人関係

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1963[50]

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再評価

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死後30年が経ち、『赤いダイヤ』(2004年)『見切り千両』(2005年)がパンローリングから再刊。2007年には広島で、シンポジウム「時代を先取りした作家 梶山季之をいま見直す」開催。続いて同年、岩波現代文庫で『黒の試走車』『族譜・李朝残影』『ルポ・戦後縦断』が相次いで刊行、2008年には論創社から『彫辰捕物帖』が再刊された。

原作作品

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梶山自身が「脚本」も書いた作品については、「2.15 ラジオドラマ脚本」から「2.17 映画脚本」の項目に別記。

映画

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テレビドラマ

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  • 赤いダイヤ』TBS 1963年
  • 『のるかそるか』日本テレビ 1964年 - 自身も流行作家の役でドラマ初出演した。

マンガ

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  • 横山まさみち『と金紳士』芳文社 1973年(『週刊漫画TIMES』1973/1/6・13-51回)
  • 横山まさみち『色魔』芳文社 1973年(『週刊漫画TIMES』1972/5/13-26回)
  • 横山まさみち『悪人志願』
  • 横山まさみち『にぎにぎ人生』
  • 横山まさみち『はんこつ』
  • 上村一夫『苦い旋律』少年画報社 1973年(『ヤングコミック』連載 1973/6/10-21回)少年画報社 1973年 )
  • 上村一夫『雨靴物語』東京三世社 (『SMセレクト』連載、(原作:『青い旋律』『性科学XYZ』より ) - 女性の長靴フェチとゴムマニアを扱った劇画。

横山まさみちによるマンガ化作品は電子書籍で購入可能。

カセットテープ

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  • 『と金紳士(1)歩の巻』 (制作:ニッポン放送/発行:ポニー[注 21]) 1971年
  • 『と金紳士(2)金の巻』 (制作:ニッポン放送/発行:ポニー) 1972年

脚注

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注釈

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(一)^ [8][9]

(二)^ 19681稿[18]

(三)^ 

(四)^ 

(五)^ 

(六)^ bittergrayish brown

(七)^ 

(八)^ 

(九)^  西(1996/10/24)

(十)^ 宿

(11)^ 

(12)^ 

(13)^ 

(14)^ 

(15)^ 

(16)^ 

(17)^  

(18)^ 

(19)^ [34]

(20)^ 西西西西西西[40]

(21)^ CD1987

出典

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(一)^ abcdefghijklmnopqrst;  (2018). .  (). 2024328. https://web.archive.org/web/20240328233856/https://www.hiroshima-u.ac.jp/archives/kajiyama.joukan 2024329 

(二)^ abcdefgh - 

(三)^ abcdefghij   .  (2019). 20243292024329

(四)^ abcdefghij (2023120). 13300     2200. Online. . 20243282024329

(五)^ abcdefghijkl (202352).    45.  (). 2024329. https://web.archive.org/web/20240329014209/https://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=131324 2024329 

(六)^  Internet Archive

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(39)^  Internet Archive

(40)^ abcdefgNEWS MAKERS 西1974112946 

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(49)^  

(50)^   1987

参考文献

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  • 『別冊新評 梶山季之の世界 追悼特集号』新評社 1975年夏号
  • 橋本健午『梶山季之 20世紀の群像1』日本経済評論社 1997年
  • 梶山美那江編『積乱雲-梶山季之 その軌跡と周辺』季節社 1998年
  • 梶山季之資料室『梶山季之と月刊「噂」』松籟社 2007年

評伝

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  • 編『時代を先取りした作家 梶山季之をいま見直す』中国新聞社、2007年。没後33年記念事業
  • 大下英治『最後の無頼派作家 梶山季之』さくら舎、2022年

関連項目

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外部リンク

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