界磁添加励磁制御(かいじてんかれいじせいぎょ)とは、直巻整流子電動機を使用しながら、界磁制御用電源を別に設けて界磁電流制御による回生ブレーキを行う鉄道車両速度制御方式である。

概要

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背景

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 - 

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19701979201

調調1調

[1]稿

特徴

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1980[1]







使211205JR
直流モーターを用いた省エネ電車の制御方式
制御方式 電機子チョッパ制御 界磁チョッパ制御 界磁位相制御 界磁添加励磁制御
電動機 直巻電動機 複巻電動機 直巻電動機
電圧制御 チョッパ制御 抵抗制御・直並列組合せ制御
界磁制御
回生ブレーキ
弱め界磁制御
電機子チョッパ
分巻界磁の
チョッパ制御
分巻界磁の
位相制御
界磁の位相制御

実用化試験

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101DM106[2][3]1138217 = 4.82[3][4]1984593 - 3[2][3][4]324[4][4]

321 - 23 - 1

324 -  -  -  - 

101-179 + 100-228 + 100-79 + 100-85[2]22T

[5]MT54D使[5]

CS922

HS925

MR928

IC932

CB12CB13

[2][3]

方式の概要

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使





使
     

力行(弱め界磁)。速度が上昇すると界磁接触器はオンの状態になり、添加電流が誘導分路に流れる主回路電流とは逆向きに流れて連続制御を行い、弱め界磁を行う。

なお界磁制御の中での比較等については、電気車の速度制御#界磁制御への適用を参照されたい。

利点と欠点

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使





JR

使使






20km/h

採用例

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国鉄・JR

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東日本旅客鉄道(JR東日本)



2051985VVVF

2111985

2151992



2511990

2531991JRVVVF

6511988

JR

JRDC-DCDC-DC[6]



2111985050006000

2135000

3111989



3711991


西JR西


  • 205系(1985年。0番台・1000番台)
  • 211系(クモロ211形・モロ210形、廃車)
  • 213系(1987年)
  • 221系(1989年)

民鉄

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2001991





50001989





100019955000





2100JR253





6000JR205

8500JR371





100198934

18001991

53001986

57001989565057505850

68001987





22001987

24001988

10001991

500019982021





200019902011





500019862018VVVF

脚注

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注釈

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  1. ^ 国鉄でも591系で界磁チョッパ制御が試行されたが、回路が複雑になるという理由で本格的な採用は見送られた。

出典

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(一)^ p.184

(二)^ abcdJREA19851024-26

(三)^ abcd211984426

(四)^ abcd19849Part2pp.50 - 51

(五)^ ab6019849pp.2 - 8

(六)^ 213  6281989525-529

参考文献

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  • 交友社鉄道ファン』1984年9月号明日をめざす国鉄の技術開発Part2「新近郊形電車用界磁制御」(津久井 静男・国鉄車両設計事務所電気車)
  • 東洋電機製造『東洋電機技報』第60号(1984年9月)「国鉄形界磁制御装置の開発」(宇山 勝彦・鉄道本部技術部)
  • 日本鉄道サイバネティクス協議会「鉄道サイバネ・シンポジウム論文集」第21回(1984年)「添加励磁方式による界磁制御装置」論文番号426
  • 日本鉄道技術協会『JREA』1985年10月号「界磁添加励磁制御方式の開発」

関連項目

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