素焼き

釉薬(うわぐすり)を掛けないで、低熱で軽く焼き固めること。また、そうして焼いた陶器。

: terra cocta: terra cotta: terracotta[1]




概要

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焼成温度

600 °C[3]西1,000 °C [3]

800°C950 °C1060°C使950 °C900°C[5]





使使湿使湿湿調湿調使[6]使

脚注

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  1. ^ https://en.oxforddictionaries.com/definition/terracotta
  2. ^ 日本人が「素焼き」のものをさし出せば、欧米人はそれを「テラコッタだ」、「テラコッタ以外のなにものでもない」と判断する。欧米人が「テラコッタ」と言って差し出すものは、ほぼ全部、日本人が見れば「素焼き」以外のなにものでもない。(ただし細かいことを言えば)、「テラコッタ」は、日本人が言う「素焼き」した後に、塗料などで軽く彩色を加えたものや、焼く前に絵などを(かなり部分的に)描いて焼いたもの(「彩色テラコッタ」と呼ばれるもの、呼び分けられることも多いもの)も、含めて指している場合が稀にある。「テラコッタ」という語が指している範囲の中心部分、および大部分は、同じであり、両者は基本的に同義語である。そのような理由で、「素焼き」の記事でもしばしば縄文土器や兵馬俑が具体例として挙げられ、「テラコッタ」の記事でも縄文土器や兵馬俑が具体例として挙げられる。)日本の園芸店では、イタリアから輸入した素焼きのオシャレなデザインの植木鉢を、日本風に「素焼き」と表示せず、あえて「テラコッタ」と(オシャレな雰囲気の)表記にすることで、購入意欲を高めようとすることもある。だがそれは「素焼き」と「テラコッタ」が意味の上で異なるからではない。日本の素焼きの植木鉢と、イタリアの素焼きの植木鉢は、若干質感が異なることもあるが、それは、粘土の質や、焼成温度が違う傾向があるからである。作られている工房や温度設定次第では、イタリア製でも日本製でも、ほぼほぼ同じものもある。
  3. ^ a b c Grove Art Online, "Terracotta".
  4. ^ ブリタニカ国際大百科事典小項目
  5. ^ 津田梨早 (2005年4月10日). “ベルギー陶芸便り 素焼きの温度”. 2022年7月12日閲覧。
  6. ^ 鎌倉時代以降の、かつて男たちが頻繁に集って酒を飲んでいたであろう場所などを発掘すると、使用済みの「かわらけ」が大量に発見されることがある。

関連項目

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