義眼(ぎがん)とは、人工的に製作された眼球のこと。

義眼(ガラス製)

医療

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眼球が萎縮して視力を失った場合や、眼球を失った場合に眼窩眼瞼の形状を正常な状態に保つ目的で用いられる。

種類

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義眼を装着(左)した男性
 
義眼を装着した猫

形状別

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眼球が萎縮している場合に用いられる眼球の上にかぶせるタイプと、眼球が欠損している場合に用いられる半球状のものとがある。主にオーダーメイドで製作されるが既製品も用いられている。一般的にはあまり手術後の可動性は見込めないが、「動く義眼」を可能にする手術もごく一部では行われている。

用途別

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外装用義眼
眼窩部分が欠損している場合に用いられる。
有窓義眼
眼球摘出手術などの際に、一時的に用いられる義眼。穴の開いた透明または白色のPMMAでできており、浸出液を排出できるようになっている。
アイバンク用義眼
角膜提供者に対する死後の美容上の観点から用いられる。通常の義眼とは異なり、レディメイドで装着感は考慮されていない。燃える素材が使用される。

歴史

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PMMAES退

2000使

祭礼用

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仏像などの目として使用される義眼。水晶などを用い玉眼ともいう。

剥製用

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目は腐りやすく保存には向かないため、剥製を作る際にガラスやハードプラスチックで作られた義眼が用いられる。動物の特徴に合わせた色や形状をしている。

ぬいぐるみ用

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使

人形用

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ドールアイ

使

変装用

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関連項目

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外部リンク

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