花柳壽輔
日本舞踊の花柳流宗家の名跡
花柳 壽輔︵はなやぎ じゅすけ、新字体‥寿輔︶は、花柳流宗家の家元が襲名する名跡。初代壽輔の師、七代目市川團十郎が、自らの俳号﹁壽海老人﹂の一字を贈ったことが由来である。﹁花柳壽輔﹂及び﹁花柳寿輔﹂は2008年12月より花柳寛の登録商標︵登録番号5192213、5192215)。
●初世家元・初代花柳壽輔︵花柳芳次郎︶は、嘉永2年 (1849) に花柳流を創始、歌舞伎の振付師として活躍した。
●二世家元・二代目花柳壽輔︵花柳芳三郎︶は、初代壽輔の子。後の花柳壽應。日本舞踊協会の初代会長を務め、昭和35年 (1960) には人間国宝に認定される。
●三世家元・三代目花柳壽輔︵花柳若葉︶は、二代目壽輔の長女。
●四世家元・四代目花柳壽輔︵花柳寛︶は、三代目壽輔のまたいとこにあたる。前名五代目花柳芳次郎。四代目花柳芳次郎の子として東京都に生まれる。2007年6月27日、芳次郎の名跡を孫の花柳創右に譲り、自らは初代花柳寛應︵はなやぎ かんおう︶を襲名。その翌日に行われた三代目壽輔の葬儀の喪主挨拶で、四世宗家家元花柳壽輔襲名を明らかにした。2011年日本芸術院会員。2016年に孫の芳次郎に花柳流の宗家家元を継承させ自身は二代目花柳壽應を襲名した。
●五世家元・五代目花柳壽輔︵花柳創右︶は、四代目花柳壽輔の孫、2016年6月、家元を襲名した。
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