蛇腹
構造
編集円筒形構造
編集曲がるストローのように円筒形のものもあるが、古くは小田原提灯などの提灯に見ることが出来る。提灯などは補強部材を用いるが、フレキシブルチューブの様に用いない物もある。洗濯機の排水ホースのようにずっと設置したままのものには、蛇腹の谷間に埃が溜まる場合もある。
多角形構造
編集応用
編集曲がるストローやアコーディオンの場合は、下記の二つの機能の両方を利用しているといえる。
体積の可変
編集
蛇腹構造の特徴は、蛇腹の両端をふさぐことによって容積が可変な閉鎖空間を作り出すことが出来る点にある。たとえば気密になるように作成し、空気等の出入りを適当な形で制限することによって、鞴︵ふいご︶やポンプを作成することが出来る。また、提灯などでは容積のあるものを縮めコンパクトにしまうことが出来る。
曲げの可変
編集
両端の位置関係を伸縮方向のみならずそれと直角な方向においてもある程度自由に決めることが出来るという点も重要である。列車の貫通幌はこの性質を利用したものといえる。これ以外にも電気配管などに使用されるフレキシブルチューブなどがあり、電気工作物などに利用されている。