裸民
服を身に着けない中国の伝説上の人種
概要
編集裸民人は衣服をまったく身につけていない(裸)といい、次のとおり中国の書籍に伝えられる。
淮南子
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﹃淮南子﹄墬形訓によると、裸民国は羽民国や不死国の近くにあるという。
自西南至東南方,結胸民、羽民、歡頭國民、裸國民、三苗民、交股民、不死民、穿胸民、反舌民、豕喙民、鑿齒民、三頭民、修臂民 — ﹃淮南子﹄卷四 墬形訓[1]
呂氏春秋
編集『呂氏春秋』の「貴因」によると古代中国の帝・禹(う)が各地を巡っていた際、裸民国に入るときはその習慣を尊重して従い、裸になって行ったという。
禹之裸國,裸入衣出,因也。 — 『呂氏春秋』卷十五 貴因[2]
三国志
編集脚注
編集参考文献
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●袁珂 著、鈴木博 訳﹃中国の神話伝説﹄ 上、青土社、1993年4月、351頁。ISBN 978-4-7917-5221-8。