覚満淵
群馬県前橋市の赤城山にある湿原
覚満淵︵かくまんぶち︶は、群馬県前橋市富士見町赤城山にある湿原[1]。赤城山の山頂付近、大沼の南東600メートルの位置にあり、小沼にも近い[3][4]。標高は1,360メートル、周囲長は800メートルほどである[1]。﹁小さな尾瀬﹂[1]、﹁小尾瀬﹂[5]とも言われる。
覚満淵 | |
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所在地 | 群馬県前橋市富士見町赤城山大洞[1][2] |
位置 |
北緯36度32分35秒 東経139度11分25秒 / 北緯36.54306度 東経139.19028度座標: 北緯36度32分35秒 東経139度11分25秒 / 北緯36.54306度 東経139.19028度 |
周囲長 | 0.8[1] km |
水面の標高 | 1,360[1] m |
淡水・汽水 | 淡水 |
プロジェクト 地形 |
古くは湖であったが、覚満川を通じて水が大沼へ流出し、湿原となったもの[4]。﹁かつては大沼の一部であった﹂︵引用[1]︶、﹁大昔は大沼とひとつの湖であった﹂︵引用[5]︶といった説明がなされることもある。地名は平安時代の﹁覚満﹂という名の人物に由来する。比叡山延暦寺の高僧であった彼が、当地で法会を行ったとされる[5]。
当地では高山植物やコケ植物が群生している[4]。春はミズバショウ︵3月︶、5月の新緑、初夏はレンゲツツジ︵6月︶、秋の紅葉︵10月︶が見所である[1][5]。モウセンゴケやニッコウキスゲも見られる[4]。泥炭層の薄い場所は、ススキやズミなどの低木林となっている[1]。
湿原を一周する木道が敷設されており、付近の県立赤城公園ビジターセンターから徒歩30分間ほどで周遊できる。覚満淵を見下ろす鳥居峠の高台からは、遠く大沼まで見渡せる[1][5]。
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赤城山山頂地形図
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6月の覚満淵
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覚満淵に咲くアザミ
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赤城公園ビジターセンター