調和の霊感

アントニオ・ヴィヴァルディの協奏曲集、作品3

調L'estro Armonico3121711調
作品3〈調和の霊感〉初版(1711)の表紙
パリでの再版の表紙

来歴

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調 31711623333 (Giorgio Gentili 1669  1737) 170117063調3221[1]

特徴

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調調調調101112調調調

42442使[2]

33[3]

81709717103[2]

コレッリの影響

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12471011763

各曲について

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第1番 RV 549

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4 調3

1 - 

2 - 調調調

3 - 894386063調9098調調調

第2番 RV 578

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2つのヴァイオリンとチェロのための協奏曲 ト短調。緩・急・緩・急の形をとっている4楽章形式の協奏曲(コンチェルト・ダ・キエーザ)。この作品と第11番の2曲は、17世紀末に現れた2つのヴァイオリンとチェロのための協奏曲である。

第3番 RV 310

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 調32調調調

第4番 RV 550

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4つのヴァイオリンのための協奏曲 ホ短調。これも第2番と同じ緩・急・緩・急の形をとっている4楽章形式の協奏曲である。この協奏曲はコンチェルト・グロッソからソロ・コンチェルトへの移り変わりを顕著に示している協奏曲の1つである。

第5番 RV 519

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2 調3

1 - 調

2 - 12

3 - 8214調

第6番 RV 356

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 調31

1 - 3調調

2 - 142

3 - 調-調-調-調調

第7番 RV 567

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4つのヴァイオリンとチェロのための協奏曲 ヘ長調。5楽章形式とも解される協奏曲。

第8番 RV 522

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2 調312調調3 J.S.2調 BWV 593

第9番 RV 230

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ヴァイオリン協奏曲 ニ長調。3楽章形式。

  • 第1楽章 - 美しい旋律を歌うアレグロ。第1トゥッティと第2トゥッティの旋律が重要な役割を演じている。第3トゥッティでは第1トゥッティの動機がロ短調で再現される。第1楽章としては短めで、2分弱で終了となる。
  • 第2楽章 - オスティナート・リズムが楽章を支配している。ソロ部では通奏低音は休止。
  • 第3楽章 - 第2トゥッティのトレモロ音型がその後のトゥッティに転調して出る。従ってトゥッティにあまり工夫がされていない分、ソロは毎度違う演奏が聴かれる。

第10番 RV 580

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4 調J.S.4 調 BWV 1065142調31

第11番 RV 565

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2 調35J.S.5調 BWV5964J.S.3

1 - Allegro2

2 - Adagio spiccato (e tutti)3

3 - Allegro21

4 - Largo e spiccato18

5 - Allegro1216

第12番 RV 265

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 調3J.S.5調 BWV976

参考文献

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脚注

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  1. ^ マイケル・トールボット 著 『ヴィヴァルディ』(上)p28
  2. ^ a b Michael Talbot (2005). “The Italian concerto in the late seventeenth and early eighteenth centuries”. In Simon P. Keefe. The Cambridge Companion to the Concerto. Cambridge University Press. pp. 35-52. ISBN 052183483X 
  3. ^ 磯山雅『バロック音楽:豊かなる生のドラマ』NHKブックス、1989年、85頁。ISBN 4140015705 

外部リンク

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