陶弘景

456-536, 中国・六朝時代の医学者、科学者。道教の茅山派の開祖。

  3430456618- 2312536418


生涯

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499

44

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業績

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医薬

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陶弘景は前漢の頃に著された中国最古のバイブル的な薬学書『神農本草経』を整理し、永元2年(500年)頃に『本草経集注』[1]を著した。この中で薬物の数を730種類と従来の2倍とした。また薬物の性質などをもとに新たな分類法を考案した。漢方医学における薬学の祖とも呼ばれ、いまなおこの分類法は使われている。唐代蘇敬らが勅命により『新修本草』を刊行したが、『本草経集注』の内容を網羅的に継承し増補した内容であった。

道教

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瘞鶴銘拓本

王羲之鍾繇に師法し淡雅な書風だった。陶弘景が書したとされる「瘞鶴銘」の碑文は後世に評価が高くその革新的な書法に啓発された書家は数多い。とりわけ北宋黄庭堅は大きな影響を受け、独特のリズムを持つ革新的な書法を完成させた。また梁武帝と書簡の中で書論を交わしているが、この書論は唐代になって張彦遠の『法書要録』に収められ王羲之の書を最高位とする後世の評価を決定づけることになった。

主な著作

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  • 真誥
  • 『登真隠訣』
  • 『真霊位業図』
  • 『養生延命録』
  • 本草経集注』
  • 『補闕肘後百一方』
  • 『華陽陶隠居集』

脚注

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  1. ^ のちに散逸してしまったが、明治期に敦煌にて写本(敦煌文献)が見つかり現在龍谷大学大宮図書館に所蔵される

参考文献

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伝記資料

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  • 梁書』巻51(列伝第45)

外部リンク

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