HDCAM
HDCAM(エイチディーカム)とは、ソニーが開発した高精細度テレビジョン放送(HDTV)向けの撮影用ビデオテープ。Digital BETACAMのHD対応仕様である。
HDCAM
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HDCAM-SR
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SR MASTER
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●記録フォーマットはHDCAM SRのままで、新たにメモリーメディアであるSRMemoryを使用し、ファイルベースでの記録を実現した。また新たに、SR-Liteという圧縮方式を加えた。ファイルフォーマットはMXF︵Material Exchange Format︶方式。
●記録メディアSRMemoryは、容量は最大1TB、記録レートは最大5.5Gbpsである。
テープ
編集- 一部のHDCAMデッキは旧来のベータカムフォーマットのテープを再生可能である。
- カセットあたりの録画時間はデジタルベータカムと同じくSカセットで40分、Lカセットで124分。24pモードでは少し伸びて、50分と155分である。
- HDCAMカセットテープは黒く、リッドがオレンジ色。HDCAM-SRカセットはリッドがシアン(青色)である。
- ソニーが約7割のシェアを持っている[1]。
その他
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●ソニーのCineAlta商品群にHDCAM/HDCAM-SRが使われている。
●HDCAMおよびHDCAM-SRのカメラおよび録画・再生機器については、2016年3月に販売を終了することが発表された。記録用テープなどは引き続き販売が継続される[2]。
脚注
編集- ^ [1]
- ^ “ソニー、ハーフインチの業務用VTRとカムコーダを'16年3月で販売終了。テープは継続”. AV Watch. (2014年10月9日)