IBM Systems
IBM Systems(IBMシステムズ)は、IBMが2005年より使用している、サーバーおよびストレージ製品のブランド名である。
開発元 | IBM |
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公式サイト | システム基盤(サーバー、ストレージ) |
概要
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従来の﹁eServer﹂はダウンサイジングの潮流に直面した時期のため﹁オープン標準を備えたサーバー﹂のイメージを強調したが、2005年からの﹁IBM Systems﹂は過去のSystem/360等へ回帰するネーミングであり、また﹁サーバー単体ではなく、トータルシステムとして﹂のイメージとされた[1]。
IBM Systemsは、現在では以下の各シリーズ︵サーバー3シリーズ、およびストレージ︶から構成される。
●System z ︵メインフレーム︶
●Power Systems︵POWERプロセッサ搭載のミッドレンジおよびUNIXコンピュータ︶
●旧 System i ︵ミッドレンジコンピュータ、日本で言うオフィスコンピュータ︶
●旧 System p ︵UNIXサーバー︶
●System x ︵x86サーバー︶︵中国企業である联想集团︵レノボ︶への事業売却が2014年1月23日に発表されている︶[2]
●System Storage ︵ストレージ、ディスク装置・テープ装置など︶
2008年に、System iとSystem pが統合され、Power Systemsとなった[3]。なお﹁Systems﹂と複数形になるのは、総称である﹁IBM Systems﹂と、統合後である﹁Power Systems﹂のみである。
IBMのサーバー全体のブランド名の推移は下表の通りである。ただし個別の製品名称では、以下のブランド名は付かないものもある︵S/390エンタープライズサーバー、BladeCenterなど︶。
1990年 - | 2000年 - | 2005年 - | (2008年 - ) | |
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サーバー全体 | (なし) | IBM eServer | IBM Systems | |
メインフレーム | ES (Enterprise System) |
eServer zSeries | System z | |
ミッドレンジ | AS (Application System) |
eServer iSeries | System i | Power Systems |
UNIXサーバー | RS (RISC System) |
eServer pSeries | System p | |
x86システム | PS (Personal System) |
eServer xSeries | System x | |
ストレージ | (なし) | (なし) | System Storage |